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とおのつきひ




よくよく思い還せば

此処に身を寄せてから

十も四季を繰り返して来たのですね、

鬱々とよくもまぁ、生きてこれました

此れからも、こうやって愚にもつかぬ事を晒して生きて行くのだと思います

胸焼けを起こさないよう

どうぞ良しなに、

非礼讃歌




伝わらないから

言語倒錯

不快に不愉快

安直に安眠

何処をどう繋いだって

あたしとあなたは分かり合えない

かかわり合えない

愚直に硬直

破滅に破裂

型にはめて箱に詰めて

三年埋めたら反省出来て?

新たに改

灘に鉈

激変、激昂、激務に激化

別れの時を指折り数え

ため息混じりに鼻唄を、







名も知らぬ君へ




そうか、

彼とは手を結ぶ方法がなくなってしまったのか、

今更ながらに気がついた

いつだって其処に居て

あたしの気が向いた時に会いに行けば良かっただけだった

そうか、

胡座をかいてたんだね、

いつまでも不変だと、

変わらないのだと、

道すら無くなって

あたしは迷子だ

でも、

泣くのは止すよ

存在は電子では無く

記憶は縫い止められているのだから、

いつか、

また、

この広い海の何処かで

久し振り、と手を繋ごう


笑い合おう






薄紅と満月



ひらひらと

逃げ道を探す

明けの無い夜に

ひらひらと

薄光るぼんやりとした夢


あなたも独り?


ひらひらと

優しくあたしを撫でて

舞い上がってさようなら

ひらひらと

振る手もまた美しい



深夜帯のダンスパーティー



あからさまに

どこ此処と

あたしを散りばめて

あてはめたちぐはぐな欠片を

無理矢理崇高なモノだと思い込む



ほら、あたしってこんなにも尊い。



軽やかにステップ

ささくれだらけの脚も

遠巻きにすればきっと滑らかな陶器

不揃いな笑顔も

目を潰れば素敵な木漏れ日


生きて行くと言うのは息をするより簡単なこと



指先に灯すのは何かしら?

真っ直ぐな曲線で

歌を歌う






根も歯もない

そんな真夜中のおはなし




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