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All Things Must Pass

今日も我が町は平和である


近所の川





そうです


わたしはとてつもない田舎モノなのです


でも こんな川をぼんやり眺めているのが好き



川は音楽のように


溢れ出て わたしを満たして おぼれさせて


通り過ぎて行ってしまう


懐かしいと感じる風景の中にいつも在る「何か」

その「何か」を教えてほしい


...なんて


1970年発表のジョージのアルバム「All Things Must Pass」より

George Harrison

Ballad Of Sir Frankie Crisp (Let It Roll)


m.youtube.com


アルバム「オール シングス マスト パス」についてもう少し...


ビートルズ解散にあたり ジョージが温めていた曲の構想を一気に大放出


これは 一人の音楽家が作る最高レベルの作品ではないでしょうか?


発売当時1970年

3枚組にもかかわらず 英米ともにNo.1となる驚異的なアルバムです



重厚な音の壁に守られた綺麗で優しい旋律が胸に響く


美しくて 悲しいくらいに 美しい




Deterministic Chaos

だからといって、使い方として「信じ込んで」踏み込むというのは、間違っているのでしょうね。


「信じたい」も危険


「信じる」程度で踏みとどまり、更には、いつも疑いを持つくらいのアプローチでかからなければいけない...。らしい。


数学を研究することとは別のセンスで、倫理観を持たないといけない。


物理学の世界はどう?


例えば原爆


核分裂を自然現象として記すことは、とてもおもしろいし、興味深いし、重要です...。


ところが、それを兵器に使ったとき


その瞬間に、物理学は、悪魔になってしまいました。


わたしの美意識は数学や工学の中に身を置いた時に大いに存在する。けれど、そんな、滑稽なナルシシズムとは違った、道徳や人としての倫理観が必要になるのでしょう。

あ...。

必要になるということは、最初は道徳観を持っていなかったのかな?


原爆のことがあったからでしょうか?...物理学の人は、そういうものをちゃんと意識していて、社会と関わるとき、天使にも悪魔にもなるかも知れない、物理学の社会的責任について交わす公的なセッションのようなものまであるくらいに。


哲学者も、カッコいい。

そういう道徳的認識という意識が、数学者には薄いような気がします。


わたしも、きっと。

わたしの言い訳。

物理学は、論理論的に必ずしも正しいことが示せないとしても、自然に潜む現象さえ捕らえてしまえば、それで理論が構築できて自然の本質が理解できる。


哲学では、ライプニッツの「モナドロジー」という訳のわからない著作に、数学でいうカオスやフラクタルが見事に表現されていて、その表現の美しさに、わたしは圧倒されてしまった。


哲学者は、やっぱりカッコいいですね。


けれど、数学は、論理の飛躍というものが許されない。論理的な手段に従って...真理を見つけていかなくてはならないのです。


わたしの好きな数学

なんて滑稽で、格好悪いのでしょう!





Chaos

カオスって何と、問われたら、わたしはきっと、こう答えます。


「実数の神秘です」キリッ


ふぅ


...0〜1までの制限された数直線を考えてみると....そこには、実に様々な数が連続してならんでいます。。。


これを数の集合だと考える時は、それぞれの数は無限の桁数の数です。


数によっては次々と新しい数字が出てきて永遠に繰り返さない数字列だったりします。。。


実数は、有理数と無理数から成っていますが、ここでは有理数全体は自然数と1対1の対応が付く可付番無限集合ですが、実数全体は自然数と1対1対応が付かない位もっと多いのです。。。つまり、無理数の方が圧倒的に多いのです。


実数を表す数字の列は有理数であれば最終的に周期的な系列になるのですが、無理数の場合は、永久に繰り返さない非周期的な系列になります。


重要なのは、今のコンピュータや、その原型であるチューリングマシンでは、ほとんどすべての実数は、厳密には取り扱えないのです。。。


この意味で実数は、チューリングマシンとか、自然数の形式論的な体系をすり抜けているのです。

そういう存在である実数の複雑さを、カオスはなんとかうまく表面に取りだ出そうとしてくれています...そういうパワーをカオスは持っているのです。


そんなカオスに、わたしは神秘を感じているんです。


わたしに触れもせず、わたしをすり抜けて下さい。


犯し難い、気品を、見せつけるように!






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