中古車を買い取る際の査定では、査定箇所を細かく分け、それぞれに標準値を設けた上で加点減点を行い評価額を割り出します。


これは確実にマイナス評価になるだろうというポイントは、外装のヘコミ、キズ(大きなもの)です。


けれども素人手でなんとかしようと修理に手を出したりすると、大きなマイナス点をつけられるパターンも少なくありません。


相応の知識と修理経験があればキズの深さによっては何とかなるかもしれませんが、普通は現状で売る方が金銭的にもトクです。


具体的に車の下取り金額が下がるとすれば、走行距離が平均して1年で1万キロを超えている、車色が好まれない、車体の外観が綺麗な状態でない、車のパーツに破損が見られる、車内のニオイなどがあります。


さらに、車体に修理をしたことがある場合も下取り額に差が出る原因となります。


仮に、修理歴があるとすると車体の下取り価格は非常に下がってしまいます。


10対0で先方に過失があって追突され、シャーシが歪んでしまった場合は修理も大掛かりになりますが、それだけでも深刻なのに、事故歴があるとして下取りでも買取査定でも、そうでない車とは比べ物にならないほど低い査定額になってしまう場合があります。


本来の価値との差額に相当する部分を保障するよう、事故の当事者である相手に求める場合、まさにケースバイケースで、どのような判定になるかはわかりません。


それに事故について本人同士で何らかの合意に達したとしても、自動車保険会社からすればそこまで支払い対象にすることはまずありません。


どうしてもというのであれば、裁判も辞さない覚悟で弁護士と協議したほうがいいでしょう。


車の査定を受けるのであればその前に、ちゃんと洗車を済ませておくべきです。


車の査定を実際に行うのは人なので、汚いまま酷使された車より丁寧に扱われたきれいな車に良い点数をつけたくなるというものです。


そもそも車が汚れていては、車についた傷などが見え辛くなっており、そのため安く査定されてしまうかもしれません。


それから洗車をする場合、洗いやすい外装だけではなくタイヤまわりも洗っておきましょう。


車種の違いによって人気色も違う事をご存知ですか?トラックといえば今も昔もホワイトが人気なのですが、それ以外の車種の場合、ホワイト・ブラック・グレー系が査定額が高い人気色です。


売れている車の色、要するに、大勢から支持されている無難な色が車買取においても人気の高い色だと言えます。


たとえ同じ色だとしても、パール系やメタリック系の色の方が、それ以外のソリッドカラーよりも査定結果が良くなる傾向があります。


また、希少価値が高いもの(メーカー純正の限定カラーなど)も、高値がつくことがあるようです。