モンスターの胎児
致死量ドーリス。


父者に

お前は女の子の躰で
中身は男やからなぁ

と笑われて嬉しくなった
父者は何も知らない

私は双子で産まれる予定だった
名前は産まれる前に死んだ
お爺ちゃんが与えてくれた
抱くことも出来ない最後の孫に
一生分のプレゼント。

男の子でも女の子でも《》
双子でも共に《》という名前

産まれてきたら一人だった
男と女がくっついて出てきた
親は今でもそう笑う



ふざけた家族写真を撮った
初めての家族写真でした
遺影を抱いて、肩を寄せた

撮ってくれた親戚のおばちゃんが
「この馬鹿家族が」
と笑ってくれた


お婆ちゃんの墓前で
父者がお経を読んだ
「〜…以下略!」
皆で笑って帰宅した。

そんでえぇわ

お婆ちゃんが笑ってる気がした


一層、家族が好きになった
この家族で良かった
そう思い直せた日々だった。

これはお婆ちゃんからのプレゼント
続く晴天の日に
そう考えたりもした




今日、此から
約一週間振りに大阪に帰る
ずっとずっと支えてくれた
寂しがりの恋人との家です。
悲しませてしまったけど
笑顔が見られるように努力します
沢山、有難う


今日からまた更新します
忙しなくもゆっくりと
世間を生きたから
自分なりの生き方で
生き急いでくのです。

色々やらかします、よ+