喉を鳴らす、君。
いつも一緒の君が居ないので、寂しくなって君を連れて来た。
ごろごろごろ。
喉を鳴らす君。
僕の上で丸くなって、暖かい。
厭なことが在ったから書いて仕舞おうかと思っていたけど君が居たから落ち着いた。
優しく宥めてくれる君。
ぐるぐるぐる。
喉を鳴らす、君。
ごろごろ転がってぐるぐる廻って、来年が来たらまた君に逢えるのに。
機嫌が悪かったり、体調が悪かったり、嫌なことが在った時に。
わざと「いやなことば」を遣いますわたし。
直接的な言葉、死ねとか馬鹿とか、なんかそーいうのも遣うし、それ以外にいやな言葉も遣う。
観ていてあんまり綺麗じゃない言葉とか。
言葉はすきだけど綺麗に遣えない。
そんなスキルはない。
取り敢えず暴言とかいやな言葉とか、解ってて遣ってる時点で綺麗な言葉遣いなんか出来ないんだろうと思う。
畜生、最低だ。
知ってたけど。
畜生、畜生、畜生。
狂って死ね。
気持ち悪い。
体調悪い。
流石にキツイよ。
嫌な事が在るとすぐそう考える俺は死ねば良い。
成り切れない狡猾さに気付かれないように。
きっと気付かれないけどね。
あぁあ、喉が痛い。
頭が痛い。
怠い。怠い怠い怠い。
喉の奥から腐った臭いがする。
俺、が、腐ってるんだ。
ぐちゃぐちゃに腐りきって蕩けた。
気管を通る空気が喉を掻きむしってく。
咳が。止まらなくてまたすえた臭いがする。
内容物はきっともう腐ってどろどろ。
上手く吐き出せないからこのまま吸収していって、そうして俺は腐敗したモノを栄養に生きる。
全部全部全部吐き出せたら楽かな?
嘘だね。何をしたって満足なんかしないよ。
あぁ、胃が、臓物が、腐ったモノが出したガスでごぽごぽいっている。
涙が出た。
鼻がつまってる、のに、腐敗臭だけがする。
きっと俺が腐ってるからだ。
俺の身体が、精神が、腐ってるから。
咳が。咳が出る。
周りを腐らせようとしているんだ。
そういう菌を撒き散らしているんだ。
口を押さえ込んで身体を折り曲げても飛び散る飛沫が散らばる。
指の隙間を通り抜けるから指も腐った。
全部腐った。
腐敗した。
負けたんだ。
あぁ、少し歩き過ぎたみたいだ。
風邪が治らないー。
なんか熱っぽいのとかはすぐ治ったけど咳がな。
寧ろ咳のが困るんだけどな。
撒き散らす的な意味で。
や、職場ではマスク二枚重ねデスョ。息苦しいったらないよね。
しかし日常生活じゃぁ手でおさえるくらいだからな。なにもしてないな。
今日になってまた瞼辺りが熱っぽくなってきたよ。
うぅう…また夜勤なんだけどなぁ。