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ハンガー


スリラー
井戸の底にある狭い小部屋に閉じ込められた、5人の男女。
そこにあるのはドラム缶いっぱいの水と、手術用のメスのみ。何に使う為かは明確だ。
食物になりえる虫や草も次第に尽きていく。
彼等は犯人の目論見に抗えるのか? そして生きて脱出出来るのか?


予想を覆すような展開はありませんでしたが、緊張感は保ち続けられたので、最後まで飽きずに観れました。

飢え死にを回避する為に色んな物を食べるので、生理的に不快感を覚えるシーンがあります。
しかしはっきりと大写しにする事は無いので、ゴア描写が苦手な人でも観れます。
でもグロテスク。

ストーリーは展開やオチにひねりは全く無く、映画や小説を見慣れた人だと物足りないと感じる事でしょう。
犯人がどんな基準でこの5人を選び、どんな目的で監禁したのか、その理由が劇中では明示していません。
一応はそれらを示唆するシーンはあるのですが、明確な答えとして語られていないので、想像力に任せられてしまう部分が大きくなっています。
このような不満点はありますが、最低限の5W1Hは締めてますので、見終わった後の気分は悪くありませんでした。
カニバリズムを行う事への葛藤などの心理描写が淡々としていますが、その分リアリティが感じられ、緊張感を最後まで持続させています。

キューブ2からSF要素と謎解き要素をスッポリ抜いたような雰囲気です。
キューブ、ザ・ホール、ソウが好きな方ならば楽しめるでしょう。

******

死体に群がってその肉を喰らう後ろ姿は、淡々とした演出なだけに恐怖を覚えました。
まるで浮世絵の地獄絵図にある餓鬼道。

観てる間は楽しめたけど、これ新作料金で借りて観る程のもんじゃなかったかもなー
ちょっとだけエグい鬱な映画が観たいって時にお勧めします。

DOOM/ドゥーム


バイオレンスアクション。
同名の元祖FPSゲームを実写化した映画。
ひたすらB級映画ノリですが、エンターテイメントに徹した作りにとても興奮します。
何これ面白え!

あらすじ
2026年。アメリカはネバダ州にて、火星の古代都市へ繋がる道<アーク>が発見される。
しかしそれほどの技術を持ちながら何故その文明が滅びたのかは謎のままであった。
20年後、カリフォルニア海兵隊特殊作戦本部RRTSの元に、火星の研究施設より緊急救難要請が入る。
RRTS隊員精鋭の八人は急ぎ現場へと向かい、まずは研究員を一人保護するも激しい恐慌状態で話の要領が得ない。
生存者の捜索と研究所のデータ復旧の為に探索を続行するが、なんとそこには正体不明の化物が跋扈していたのだった。
果たしてここでは一体何の研究がされていたのか、そして彼等は無事生き残る事が出来るのか?
深い孤独な暗闇の中で、命と人間としての尊厳をかけた闘いが始まる。


事件の発端となったウィルス(?)についてや黒幕の目的などは説明しているものの、かなり強引に話が進むからぶっちゃけ舞台設定とかは分かり辛い。
あれ?ゲーム自体はクトゥルフっぽいコズミックホラーだと聞いてたんだけど(笑
しかし「細けぇこたぁ良いんだよ!」なノリについて行ければ、頭カラッポの方が夢詰め込めれるアップテンポSFアクションとして楽しめます。

CG全盛なご時世に珍しく、クリーチャーの殆どが着ぐるみや特殊メイクで撮影されています。
それがまた上手く特撮技術で画面に溶け込まされていて、チャチさの無い重量感あるアクションに!
殺陣もインパクト重視で観ていて飽きませんでした。
そしてインパクト重視なだけに、隊員の武器が割りとバラバラ。
中には狭い屋内戦に不向きなドデカいバルカン銃を持った者まで!
海兵隊の元特殊部隊員から本格的な演技指導されてたのに、この敢えて「画面映えしそうな武器を選びました」感がユニーク。

この映画の一番の見所は、元祖FPSゲームらしい後半の一人称シューティングシーン!
一人称視点で画面下側に構えた銃を見え隠れさせ、クリーチャーがあたかも自分自身を狙ってくるかのようなアクション。
無意味にチェーンソーふかしながら向かってくるクリーチャーや、クリーチャーが攻撃モーションに入る前の威嚇する様子など、ゲーム好きならば興奮(爆笑)必須!
敵の攻撃受けて気絶してまた復帰するシーンなんて、まるで失敗した所からコンティニューしたかのよう。

前述した通り「細けぇこたぁ良いんだよ!」なB級ノリの映画なので、観る人を多少選ぶ作品です。
雰囲気近そうな映画は、
遊星からの物体X、スターゲイト(94年/カート・ラッセル主演)、ドゥームズデイイベントホライゾンなどが挙げられると思います。
B級映画好きやゲーマーな人に是非ともお勧めします。

*****



主人公ジョンを演じるカール・アーバンが、バイオハザード5のクリスをちょっとぽっちゃりさせたような見た目で格好良かったです。
短髪ブルネットで無精髭の若いガチムチ男で可愛いぞ。

軍曹演じるザ・ロックも筋肉萌えな人用に脱いだり、最新鋭の銃(BFG9000)をウットリ眺めたりと、中々フランクな演技で楽しませてくれました。

ヒロインが主人公の双子の姉という珍しい設定。
エンターテイメントに徹したアクション映画に、恋愛なんて要素は要らないって事でしょうか。
それはそれで姉弟萌えとして感じてしまうんですが…笑

インダストリアルやニューメタル寄りのサントラも、いかにもB級SF映画らしくて楽しい。

久々にDVD欲しいと思った映画でした。
原作になったゲームもやってみたいな。

ジェイコブス・ラダー



サイコホラー。
ベトナム戦争の後遺症に苦しむ男の物語。
コナミのホラーゲーム、サイレントヒルの元ネタの一つである映画です。

あらすじ
時は1971年のベトナム戦争。
敵襲により重傷を負ったジェイコブ。
しかし目覚めた瞬間、そこはニューヨークを走る地下鉄の電車内だった。
彼は米軍を名誉除隊した後、郵便局員として平凡な日常を過ごしていたが、その日を境に悪夢とも現実ともつかぬ奇妙な体験に遭遇するようになる。
得体の知れぬ者がひしめく電車、ジェイコブをひき殺そうと狙う車内に居た奇妙な人影、そしてかかりつけの医者が殺害されるなど、日々それは加速していく。
ある日ジェイコブの元にベトナム時代の戦友であるポールから連絡が来る。
ポールは誰かに命を狙われ尾行されている事を語るが…


高速で頭を振って表情を見えなくする映像表現を、初めて生み出した映画です。
不安を煽るライティングとカメラワークに、必要最小限に抑えられBGMなど、脚本と映像が良くマッチしていて素晴らしい。

夢は支離滅裂なようで見た人の中では筋の通った物語であり、また、悪夢での恐怖は他人には伝える事がほぼ出来ません。
それを一つのサイコホラー作品として完成させた脚本家と監督の技量に敬服します。

知っているようで知らない不可解で奇妙な風景や、何が現実で何が夢なのか分からない現象の中、少しずつ真相に迫っていく展開に引き込まれます。
旧・新約聖書に明るかったり、一冊でも心理学の本を読んでいたりすれば、尚更興味深く観れるでしょう。

夢と現をさ迷う男の話なので、理詰めで考え過ぎる人には向かない映画ですが、映像作品として観るだけでも楽しめるのではないでしょうか。
ザ・セル、アメリカンサイコ、ヘルレイザーなどが好きな方にお勧めします。


*****

アバラ骨をモチーフにした悪魔の翼や、奇形や欠損部位がある人間がひしめく血に汚れた病院のシーンなど、悪夢の造形に独特のムードがありました。
ズジスワフ・ベクシンスキーのアートワークに通じるものがあります。
サイレントヒルってそのまんまジェイコブスラダーだったんだな…

ちなみにJacob's Ladderとは新約聖書で「天国に至る道(階段)」と記述されています。
キリスト教圏の映画って聖書読んでる事前提で話が展開するから、かなり読み込んでないと見逃し易いキーワードが多いんですよね。

お勧め記事&動画

大使「ヨハネスブルグでは1日120人が殺害されてるのは嘘。本当は1日50人です。」
リアル北斗の拳という噂に信憑性が増しました

ハルヒ「キョンの色んなもの食べたい」 ※マジキチ注意SS
スカ注意。本気でえづいた

沈黙のエイリアンvsプレデター
セガール、ジャッキー、アンソニー・ホプキンス、ウィル・スミ…エディ・マーフィー、バンデラス、シュワちゃん、ブルース・ウィリス。
最強の布陣過ぎて宇宙ヤバい

テレビ壊れた
サターン星人…いや、パラループで突然変異したナイトピアンか!?

俺が死姦パーティーに参加したって作り話をしようか
人肉は凄く美味だが、モラルに反するから人肉=不味いと流布されている…とも言いますね

【無修正】あそこも丸見えなエロカレンダー
やだ…こんなところまで見えちゃうなんて///
作画資料に持ってこいです!

ヘビのように見えるが前足がある不思議な生物
かんわいいいいいぃぃぃいいい!!!!

後味の悪い映画挙げていこうぜ
戦場にかける橋、禁じられた遊び、マーターズを推します
グラビアで見る景気の状態
ああ…アトラクション系ラブホにあるようなあのプールな

一目瞭然、包茎半定表
モロ出し画像注意。作画資料に(ry

毒雑スレの秀逸なレスをイラストで表してみた
味のある絵うめぇwwwズーミー糞ワロタ

吉本ばななの奇文まとめ
あまりにリアリティある描写に感銘受けたのにな…
中学生の頃に読んだアムリタで、まんぼうが壁にぶつかりながら泳ぐシーンまだ覚えてるよ…
どうしてこうなった…

男「30歳です。そちらは?」女「女性に歳聞くなんてサイテー!」
なにこれこわい

王「本気で魔王倒す」勇者「えっ?」SS
チート過ぎてほのぼのw

旅人「キメラの翼を下さい」SS
モンスター物語の人間サイドが出たらこんな感じですかね。ベビーサタンの話また読みたいなあ

ルパン「メタルギア?」SS
夢のコラボ
最初に言っておくが「デブは論外」とする。 小尻派? ムチ尻派?
DANZEN☆ムチ尻だろJK

呪われたサザエさん動画
なにこれこわい放送事故

Persephone Numbers Station動画
詳細不明の精神グロ動画。これ本当に一体何なんだろう

死亡フラグ一覧表
5番はストーリー後半で主人公らがピンチになった時に再登場、戦闘後に「必ず戻ると約束しただろ」と言うコースもありだと思う

ファンの間では有名だけど意外と知らない奴も多そうなトリビア
イエモン2015年に活動再開ってまじかぁぁぁああ!!

昔の美人の画像
らんぷの下に出てきそうな日本美女…時代を超えた美しさがあります

とある料理の超電磁砲
美味しいレシピスレのまとめ記事。いざ進めやキッチン!


ブックマークが爆発しそうなのでメモ

中二病音楽 キネマ・イン・ザ・ホール


弘田佳孝さんのアルバムをやっと買えました。
インストゥルメンタルと思いきや、ばっちりボーカルが入ってました。
女性のアニメ声のアニメイントネーションな台詞とボーカル、
漫画絵のジャケットイラストと挿絵、
そして「底知れぬ闇の深淵〜嘲笑い狂い咲く狂気〜」といった歌詞で、なんだか鬱系深夜アニメのCDぽい感じです。
わざとらしい歌い方と声の演技で、個人的にあまり上手いボーカルとは思えませんでした。
ざっくり言うと中二病系同人音楽CDに近い印象。
音自体はエレクトロアジア民族音楽、如何にも日本歌謡曲、童謡などバリエーションには富んでいました。
微妙なボーカルはさて置き、音飾に弘田佳孝節が出ている3・5・6・9曲目の演奏は良かったです。
なんとなくゴスロリ、丸尾末広、エログロ、ビジュアル系が好きな女の子なんかが好きそうな感じです。
弘田佳孝や他参加アーティスト(?)のよっぽどの大ファンで、尚且つ中二病音楽耐性がある方のみどうぞ。

*****

誤解なきよう書いておきますが、私は中二病要素のある作品は嫌いではありません。
誰もが格好良い・憧れる要素を集約したのが中二病要素だと思うので、それを詰め込んだ作品はとても魅力的だと思います。
しかし、匙加減を間違えれば只の独りよがりにしか感じえなかったり、人によって許容量が違うので受け付けれない人が頻出する難しいものだと思います。

で、私は邦楽に限って中二病音楽が苦手なんですorz
聴いてて凄く恥ずかしい気分になるんですよ…自分の黒歴史を思い出すんだ…
同じ系統の音楽でもケージ9のエルモティボのような洋楽であれば「日本語ブームすげえ。よくここまでジャパニーズ中二病を表現出来た!」と感心すらしますし、歌詞も外国語なのでパッと意味が判らず聴き流せるんですけど…

ボーカルを脳内消去して聴くと格好良いと感じましたので、多分この手の音楽が好きな人ならば、かなりお気に召すと思います。
鬱系電波アニメソングが大好きな方はどうぞ。


◆追記
ネットで軽く調べてみたら、「ひぐらしの鳴く頃に」てゲーム(アニメ版?)のテーマソングと同じアーティストが参加してるらしいです。
ひぐらしは漫画一巻しか読んでないけど、なんか凄く納得しました。言われてみれば漫画の雰囲気と近いわ。
弘田佳孝さんのインタビューによると、キネマインザホールは「穴」がテーマであり、表題のホールには「hall」と「hole」を掛けているとの事。
シャドウハーツのサントラのような音を期待するならば、弘田佳孝さんの他のアルバムに比べて、一番雰囲気が近い方であるとのレビューも見掛けました。
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