家に帰りたくない


ちいに会いに行くための電車を待ちながら、書いています。


帰りたくないんです。


短大生の頃からずっと。


家以外を、知ってから。

家は、安心出来ない場所だとわかってから。

他に、安心出来る場所を、知ってから。



知らないことが、幸か不幸か、それまでちゃんといい子だったのに。


違う世界を知って

自分の異常を知って

家の違和感を知って


そこには、居たくないですよ。


最初の、身体と心の、拒否反応はきつかった。

逃げ場がないから帰った。



傷の原因は、ほとんどが家だ、と。

口には出せなかった。

私のせいで、家を壊したくなかったから。


そしたら


何も変わらなかった。

良くも悪くも


両親は変わらず何かがおかしくて

私の傷は増えるから、ただのおかしい人になっていた




お前 おかしい




我慢の結果が、それだって、一生知らないんだろうね



安心出来ない場所を、家とはいわない


帰りたくない場所を、家とはいわない