大学生の花は、人間の姿で暮らす“おおかみおとこ”に恋をした。ふたりは愛し合い、新しい命を授かる。《雪》と《雨》と名付けられた姉弟にはある秘密があった。人間とおおかみの両方の顔を持つ《おおかみこども》として生を受けたのだ。都会の片隅でひっそりと暮らす4人だが、突然“おおかみおとこ”が死んでしまう。残された花は姉弟を連れて田舎町に移り住むことを決意する―。映画原作にして細田守監督初の小説登場!
ゆっくりマイペースですが、読んでます。最近はDVD観る方が多いですが、小説と違ってなかなか感想が書けず…少しずつ書いていきます。
映画観たかったのですが、『アナザー』も『悪の教典』も観たくて(^_^;結局はやっぱり貴志祐介を取ってしまった私。『おおかみ―』も読んでみて面白かったらDVDで観ようかと。
彼との別離、こども達の成長、そして母としての姿を描いていて、母としての彼女の成長を一番描いてるように思います。
人間として生きるか、おおかみとして生きるか。どちらでも選ぶ方をと思っていたのに、いざその時になると怖くなる気持ち。ずっとそばにいて欲しい、でも成長して巣立って欲しい、両方の気持ちに押し潰されそうになる母の姿。こども達の成長ってそうなのかなぁ…。
自然に恋したふたりは不思議なのに、家族も増えて必死で生きてく花がステキ。
でも終わり方がちょっと物足りない…映画は観なくていいかなって思ってしまいました。