政府対策本部、28日に廃止決定へ コロナ5類移行、5月8日に

4/27(木) 20:07配信
毎日新聞

 加藤勝信厚生労働相は27日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけについて、5月8日に季節性インフルエンザと同じ5類に移行することを正式決定したと発表した。緊急事態宣言や患者の隔離などの強い対策は取れなくなり、感染者数や死亡者数の把握・公表の仕組みは縮小する。一方、幅広い医療機関が患者を受け入れられる体制を取る。9月までの「移行計画」によると、入院患者の受け入れ医療機関は約8400カ所になる。

 政府は1月に5類への移行方針を決定。重症度が高まるような変異株は出現しておらず、病床使用率は低い状況で推移していることを厚労省の感染症部会で確認し、移行を最終決定した。28日には政府対策本部の廃止も決める見通し。