話題:歴史


七生まで
只同じ人間に生まれて、
朝敵を滅ぼさばや

初めて色つきにしてみました。


大東亜戦争時のスローガンとして有名な「七生報国」。
その元をご存じでしょうか?


足利軍を湊川で迎え撃つ楠軍。
3万5000対僅か700。
劣勢はどうしようもなく72名の部下と民家へ火を放ち自刃します。

兄・正成は
「何か願いはあるか?」
そう問いかけたところ、弟・正季(まさすえ)が返した言葉とされています。
よく兄・楠木正成の言葉とされていますが、軍記物太平記では正季の言葉とされています。

南北朝時代が北朝の勝利で終わると、朝敵とされてしまいます。
しかし、江戸時代には忠臣として見直されます。


その後は日本史の中でも屈指のヒーローとして描かれています。

国家存亡をかけた大東亜戦争。そこで使われた七生報国。
これには兄・正成だけなく正季の無念が込められているのです。