車を売ろうと思った時点でいろいろ準備しておくと、いざ査定というときにバタバタすることもなく、高い値段で引き取ってもらえる可能性が高まります。
例えば掃除なら、誰にでも出来ることです。
もし改造パーツを取り付けているのでしたら、元のパーツが手元にあるなら付け替えておきましょう。
業者による査定では純正品のままのほうが一般的に高値がつくからです。
あとは、売却にかかる時間を短く済ませようと思ったら、必要書類をあらかじめ用意しておくのも大事です。
車の査定を受ける前に、注意点がいくつかあります。
一社のみの査定で、安易に売却してはいけません。
今は一括査定サイトもあるので、できるだけ自分の条件に合った業者を見つけられるように比べるのはタダなのです。
現物査定の前には、車の内外をきちんと清掃しておかなければなりません。
そして、現物査定の際には車検証と納税証明書を必ずチェックされるので、忘れず準備しておきましょう。
中古車の査定価格には、車体の色もかなりの比率で関係してきます。
白や黒は定番色で、どんな時も需要が安定しているので、プラスの査定になることが多いでしょう。
反対に原色に近い赤や青などのビビットカラーは好みがハッキリと分かれる傾向があるので、減額査定される可能性が高くなってしまいます。
原色系はマイナス査定されやすいと言っても、査定価格はその時点でのオークションの相場によって変動するものなので、流行があれば一定の色が査定相場を引き上げることも考えられるのです。
なるべく車の査定は夜や雨降りの日にした方が良いと言う人がいて、見積額が少々上がるという噂が巷には存在するようですね。
雨の日は水滴がついてしまいますし、夕方以降は日の光が当たりませんから査定する車の汚れやキズなどのマイナス要因が判別しにくくなると言う理由からまことしやかにささやかれているようです。
でも実際は、見えにくいからという理由で査定をアップさせるほど経験不足の査定士がいるわけではないのです。
それどころか、万が一見落としていた場合のことを考慮して、一般の査定よりも査定額がちょっとダウンするかもしれないことを覚えておきましょう。
もうすでに自動車を売ってしまっているのに、買取業者から瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)を盾にして買取金を下げられたり、契約解除を通達されることがたまにあります。
万が一事故や故障などで修理した履歴があるのに隠していたのならば自分の方が非難されるべきですが、中古自動車査定士が傷などを見落としていたことによるものならば自分が非難される筋合いはないでしょう。
納得できない理由で買取額の減額や契約解除を迫ってくるときには、近くの消費生活センターなどに行き、買取業者ともめていると相談することが最善でしょう。