曇天の日や雨が降っているときなどは、査定対象となる車のヘコミや傷が目立たなくなるため、本来の価値よりも高めの査定額になりやすいとする説があるのですが、買取業者もそれは承知なので、いつにもましてしっかり見ようと努力もするでしょう。
自分で洗車する人ならおわかりでしょうが、洗車して磨き上げた車は明るい晴れの日のほうが新しく美しく見えます。
お天気次第で同じくらいのメリット、デメリットを有するので、そこまで天候にこだわる必要はないでしょう。
買取業者などが中古車の査定をする場合に絶対必要になってくる国家資格はないのですが、民間の資格として国が後援する中古自動車査定士という資格があります。
この資格は日本自動車査定協会(JAAI)によって認定される資格であり、大型車、小型車の二種類存在しています。
技能および学科試験をクリアして、なおかつ半年以上の実務経験がないと取れませんから、この民間資格を所持しているならば、定められたレベル以上の査定が出来ることがうかがえるのです。
知人に聞いて「いいよ」と教えてもらったので、無料の出張査定サービスを呼んで車を売却してみたことがあるのですが、その時に、査定人のプロの技にちょっと感動してしまいました。
見ていると、かなり細かくチェックをしていく訳ですが、なにしろ丁寧かつテキパキと進んでいくのです。
ドアのところに小さなキズもありましたが、自分では全然気づいていませんでした。
プロの技術者の、確かな腕を見せてもらいました。
しかし大したマイナスにはならなかったので良かったです。
基本的なことかもしれませんが、先に準備しておけば急に実車査定ということになっても落ち着いていられますし、高い値段で引き取ってもらえる可能性が高まります。
まずは出来るところから、掃除を徹底しましょう。
それと、いわゆる改造車(パーツ交換した車)であれば、純正パーツを保管してあるのなら本来の姿に戻しておくべきです。
中古車買取りの現場ではメーカー純正品を装備した車のほうが一般的に高値がつくからです。
それと、短い時間で売却したいなら必要書類をあらかじめ用意しておくのも大事です。
自分の車を買取会社に買い取ってもらうのと、ディーラーに下取りしてもらうののどちらが良いかは、何を第一希望と考えているかでお勧め度が違ってきます。
優先順位が楽な方が良いということであれば、お勧めしたいのはディーラーへ下取りに出すことです。
新規に車を買うことと手持ちの車を売ることの両方が叶うので、手間がかからないのが良いでしょう。
それに対して、ちょっとでも高く車を買い取ってもらいたいという希望があるならば買取業者に査定を依頼する事をお勧めします。
何社かの査定士と価格交渉することで、一円でも高く買い取ってもらいたいという要求を叶えることができるようになります。