所有者が自分名義でない車でも要件さえ整えば売却できます。


本来提出すべき書類に加えて、現在の名義人の実印が押印された委任状と、印鑑証明書、それから譲渡証明書も必ず必要ですが、押印漏れのないように気をつけてください。


案外多い例ですが、相続のように故人名義となっているときは、これらの書類を書いてもらうことは出来ません。


このときは、所有者の移転登録手続きをして名義を変えてから売却します。


普通の売却と違って必要な書類も多いですし、時間も手間も余分にかかることは覚悟しなければなりません。


具体的に車の下取り金額が下がるとすれば、平均で1年間に1万キロ以上走っている、その車体のカラーが流行っていない、傷や汚れが目立つ、装備品に不備がある、喫煙をされていたというようなことがあります。


特に、故障等での修理がなされているかどうかは下取り額に差が出る原因となります。


万が一、修理部分があると査定金額はとても下がってしまうでしょう。


なるべく高値で中古車を売却したいときには、一軒だけの見積もりで納得してしまわずに見積もりを多数の店舗で行ってもらうのが最も良い方法でしょう。


ほかの会社が出した査定額を提示することで査定金額が変化することがたくさんあります。


沢山の店舗にいっぺんに見積もりを依頼するには一括査定サイトの利用が便利で良いのですが、この際にやたらと高い金額を表示してくる会社は詐欺まがいのことをされるかもしれませんので注意するに越したことはないでしょう。


中古車を少しでも高く査定してもらいたいときには、実際に査定に出す前に出来るだけ自分で掃除しておくことです。


事故や修理があったことは消せないですし、自分で言わなくても分かってしまうのです。


一方、嫌な臭いだったり、汚れたシートやカーペットなどは個人の力である程度は消すことが出来るでしょう。


中でも喫煙の習慣があった人は、煙草の臭いがあると査定額が低くなることもあるので注意が必要です。


車を手放そうと考えた時に買取と下取りどちらを選べばいいのだろうというと、高く売りたいなら買取です。


下取りは買取した場合より安く手放すことになってしまうでしょう。


下取りで評価されない部分が買取でしたらプラスになることも多いです。


たとえば事故車を売る際などは、下取りの方だと非常に評価が低く、廃車の費用を請求されることがあります。