中古自動車を売ろうとする際に、車検の残り期間が沢山残った状態の場合には、査定金額に上乗せされることが多いでしょう。


しかしながら有効期間が1年以下になってくると評価も下がっていき、残り期間が数ヶ月しかなくなってしまうと既にプラス査定は期待できなくなります。


でも見積金額アップを狙って車検が終了した直後に車を手放すことは有益ではありません。


2年間近く車検の有効期限が残っているような車でも、車検にかかる総費用分以上に査定金額の上乗せはないからです。


今どんな車をお持ちでしょうか。


その車を売ろうとする際は、心情としては、ほんの少しでも高い金額で売りたいと思うものです。


ところでもし、その車が世間で人気の高いボディカラーだった場合は、査定の際、意外と良い値段になったりすることがよくあります。


車の人気カラーなどというものは、移り変わっていくものではありますが、ホワイト、ブラック、シルバーといったところは国民的な好みと言えるのかもしれませんが、いつの時代でも人気があります。


それぞれの車種によって、人気の色には違いがあります。


トラックは今も昔もホワイトが人気なのですが、他の車種はどうなのかというと、ホワイト、ブラック、グレー系統の人気が高いです。


町でよく見かけるような車の色、すなわち、多くに人に受け入れられてる、いわゆる「定番色」が買取においても都合が良いと言えます。


たとえ同じ色だとしても、パール系やメタリック系の色の方が、他のソリッド系よりも査定額が高くなる傾向にあるようです。


他にも、限定色などの希少価値のある場合は高値になることがあるそうです。


高い金額で車を売るためには、買取先の選択が何にもまして重要になります。


ネットで一括査定が簡単にできるので、他よりも高い額で買い取ってくれる業者を選ぶといいかもしれません。


それに、車内をちゃんと掃除してから買取に出すこともプラス要件になります。


最低限のラインとして、人目に付くゴミや埃くらいは掃除しておきましょう。


自分では普段気にしていない部分ですが、ニオイ対策にも目を向けてみるといいでしょう。


車の買取にかかる手数料は、査定を依頼するときと同様で無料です。


もっとも、売主が負担するべき出費はあって、たとえば車の名義変更をするのに業者(買主)に手続きを一任するなら代行手数料がかかります。


代行手数料の支払いは、査定価格から相殺してもらうのが一般的で、そうでない場合は契約を締結したあとで現金で担当者に渡したり、指定口座に振り込んだりします。


それから、売却時は「印鑑証明」「住民票」が欠かせませんので、発行手数料(印紙代)がかかりますが、あわせて5?600円程度です。


郵送請求の場合は時間がかかることに注意してください。


車は買い取って欲しいけれど多忙で店舗に出向く時間が作れないという方は、出張査定を利用することをお勧めします。


出張査定にかかる手数料や費用がいくらになるか気にされる方も多いでしょうが、業者の多くは無料で出張査定を行っています。


出張査定を依頼するには、WEBを利用すれば24時間いつでも申し込みできますし、大手の中古車買取業者の多くはフリーダイヤルで申込みすることもできます。


中古車買取店に車を査定してもらいたい場合は、自分で業者に車を乗り付けていくか、さもなくば訪問査定の約束をとりつけて家で待つという方法もあります。


周囲には車の査定が来ていることが一目瞭然ですが、それさえ我慢できれば査定士に出張してもらうことは、高値売却を狙えるということで売主側にとってはベターと言えます。


訪問査定や出張査定と呼ばれる方法だと、同時に複数の業者から査定を受けることができるので、どうしても他社と競合せざるを得なくなり見積額があがって、高値売却が見込めるのです。


車査定は中古車市場での流行りや人気にかなり影響されるので、人気の高い車であればあるほど高い値段で売却できます。


なおかつ、プラスの部分を次々と加点していく査定法を取っていることも多く、高く売却できる確率が高いです。


そうしたことで、下取りよりも車査定業者を利用した方が得だといえます。


車を中古買取業者に売却する場合、悪質な業者に騙されないようけして疎かにしてはいけない点があります。


簡単にいえば、契約書をよく読むことです。


細かい文字まで読まないという人も多いですが、契約書というものはサイン(押印)した時点で効力を発揮します。


口頭で説明されたとおりのことが契約書に記載されているか、ことに金額やそれに関する諸条件はしっかり目を通す必要があります。


細かいところまで読んでからサインしてください。


自分ではきちんと注意していたとしても、予期しないトラブルに巻き込まれてしまうことがあるでしょう。


車を売るときにたまに見かけるケースとしては、契約成立後になってはじめて問題に気付きましたといわれて実際の買取金額を下げる場合があります。


売るときに事故や故障の履歴などを隠していたのならば売却する方に責任があるでしょう。


でも、隠し事をしていたりしないのであれば、見積もり時に見落とした方が悪いので、後から何か言われても了承する必要はないのです。