スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

言葉遊びの巻2


あなたの思いつくままにことばを紡いでくださいな
お話を書くも詩を紡ぐも、すべてあなた次第

どんな言葉を紡ぎますか?


《わがままガーリッシュ》


嘘っぱちのメルヘン
*フリルとエゴの積

恋するビタースイート
*オトナになったつもり?

かわいくないおねだり
*返す手のひらも足りません

未来より今を生きる
*忌々しいイマイマイマ

キミのなかに見えた宇宙
*コスメとコスモを間違えている

子供のふりで君を恋う
*そろそろバレちゃう壊れちゃう

ペパーミント・キス
*お前の顔をやっと忘れた

強がりなんてお見通し
*早く迎えに来てちょうだい

泣き虫なお姫さま
*コスプレはもう止めな

わがままガーリッシュ
*そのままバイバイさようなら


あなたの紡いだお話やことばが、どうかきらきらかがやいていますように
ありがとうございました!



------------------
エムブロ!バトン倉庫
mblg.tv
------------------

ノウゼンカズラ


夏の花の名唱えていれば
可憐な乙女になれまいか
とこしえに
愛してくれまいか

まといを棄てて
ことばを棄てて
あなたはひとになれまいか

ラナンキュラスはくるくるまわる
クレマチスはちくりと刺さる
ひまわりはいとまを憂う
デイゴの花は見たこともない

あとなんねん
雨を浴びたら
とこしえの花は咲くだろうか
少女は、こどもは
わたしを許してくれまいか

リリリリ


用意した記号は
無意味になった
機能しない昨日は
ままごとと化した

スカートをまくり上げて
髪の毛を切った
これでいいんだと
あの時は泣いた

うたってごめんなさい


思い出さなきゃ
思い出せないのに
うたをうたってごめんなさい

背中のアスファルトを
ラズベリーの宇宙を
かわいく結んで
さようなら

薄浅葱の朝に
高鳴る胸ももうないから
いまはただ
その大きさに打ちのめされて
うたをうたってごめんなさい



***


(2013年3月頃の作品)

しぬほどにしたたかな


刺されれば死ぬくらい柔だけど
死ぬことが出来ぬ程弱いの
すべての形を覚えられたけど
皮を剥いだ姿は見えないの

36℃の雪が積もれば
きっと世界を描けるだろうけど
傷口の血は絵の具になれずに
愛と平和と鉄の味
ぼくときみと手を合わせても
固く冷たいに変わりはないね

刺されれば死ねるくらい汚いけれど
刃物を恐れられる程無邪気で
世界の描き方を覚えたけれど
世界を生きる術なんて忘れたの

愛と平和は美しくない
そう云い切れる正しさもない
ぼくは死ぬことが出来ぬくらい
強いのかもしれないけれど
刺されれば死んでしまう程
柔で弱いのに変わりはないね

***

(2007年秋頃の作品)
前の記事へ 次の記事へ