こんにちは、立花です。
この土日のこと、何から書けばいいのか、、
それくらいに、色々ありました。
まずは3月4日、土曜日。
私ね、誕生日だったんです。
そしてこの日は私達にとって記念日でもある。
付き合って6年が経った記念日。
晴れた暖かい日でしたね。
夜の予定は空けておいてほしいと言われたけど、昼からもう予定は空けてたんです。
彼の家の近くで昼ごはんを食べ、いつも通りにそこらに生えている植物の話などしながら彼の家に着きました。
久しぶりにのんびり過ごしました。
働き出してからは忙しくしていて。
夜を待って家を出ました。
月が出ていた。
空の下の方に、細い細い月。
彼の言うままに電車に乗って、
彼の言うまま、夕方の神戸の街を歩きました。
あるホテルの中から、結婚式帰りと思われる、同じ紙袋を持った男性たちが出てきました。
こじんまりとした、おしゃれな高級ホテル。
一瞬そちらを見て、なんとなく別世界みたいな気持ちになった。自分とはあまりに無関係なような。
こっちだよ、と彼が私の腕を引く。
そのホテルのダイニングを、彼は予約していたんです。
いやー、びっくりしましたね。
そんなところ入ったこともないから。
ホテルの最上階のダイニング。
夜景の見える窓際の席。
もう、皆さんも分かってきた?
でも私は気づかなくて。
夢みたいな料理を食べ終えて、
礼儀正しくて、でも気さくなダイニングの方が、「では続きまして、デザートをお持ち致します」なんて言ってくれても、まだ気づかなかった。
デザートはケーキでした。
小さくて可愛い、丸い形の苺ショート。
プレートにね、
「Will you mayrry me?」って、
驚いてたらね、彼が、
いつどこから取り出したのか、花束と小箱を持って、私の足下に膝をつきました。
箱を開けて、
「僕と結婚してください」って、、
いやー、ベタベタですがな!
なんで私、気づかなかったんだろ?
誕生日で、記念日で、ホテルの最上階で、夜景で、シャンパンでって、気づきそうなものですよね。でも全然気づかなかったー!
初めプロポーズされたときに、
「また改めてプロポーズさせてね」
とは言われてたんだけど、なんか、全く気が抜けてたんですよね。
気づかなかったから、なんて言っていいかなんて考えてなくて、
「うん、いいよ」
とか言ってしまった!
なんか照れちゃって、なんて言っていいか分からなくて。
でも、彼は大人で、「いいよって言ってくれたね、ありがとう」って優しく笑ってくれた。
落ち着いて見下ろすと、神戸は小さな街で。
小さな街の夜景が見える。
あそこが駅、あそこがセンター街じゃない?あの背の高い建物がもう新神戸か、こうしてみると小さな街だねって、彼と話した。
私は学生時代を神戸で過ごしてね、だからそこは、何百回何千回と歩いた街。そこで私はどうしたらいいか分からずただ歩いたり、変な恋に飽き飽きしながらそれでもやめられずにいたり、ものすごく幸せな恋だ!なんて浮かれて歩いたり、その恋が報われなかったり、いま隣にいる人と歩いたり、ケンカしたりしていた。
そうやって過ごした10代、20代の自分を、私は全く違う場所から眺めているような気持ちになって、少しだけ泣いた、ばれないように。
温かいような、少しだけ寂しいような気持ちだった。
店員の皆さんが、おめでとうございますって言ってくれたのも嬉しかったなー。
その中の何人かは彼に「緊張されましたか?」って声をかけてくれてた。
彼、何回か来たみたい。この日の打ち合わせに。
彼は「めちゃくちゃ緊張しました」って笑って答えてた笑
付き合って6年経って、彼は随分逞しくなったみたい。こうして、私の知らないところで色々と進めてくれていたこと、知らないひとに、緊張したって言って笑いかけられるようになったこと。この夜の全てが、6年前の彼には考えられない事だった。
7年目は、色々と忙しくなりそうです。
実は、この翌日も結婚関連のことで動いたりしていて。
そのことは、また次の記事に書きますね。
また、ブログ書きます!
「トリセツ」