『たのしいムーミン一家』のゆるい感想です。
講談社文庫
作・ヤンソン
訳・山室 静
話題:本の感想
とりあえず、挿し絵がとにかく可愛いです!
最初の方の、ムーミンとスナフキンが橋の手すりの上に並んで座っている絵は最高に癒しです(笑)
そしてもちろん、内容もとても癒し系でした。
ムーミン一家の穏やかだったり、ハプニングに溢れた日常にほっこりいたします。みんなとても優しいし、とても仲良しですし。
(*´∀`)カワイイ
しかし、穏やかな日常の中にちょこちょこ影が落ちているというか……そこも良いですよね。
ニョロニョロ、シルクハット、モラン、飛行おに…それらにはそれぞれ不安を掻き立てられたり、過激な描写があったりして。
特に、モラン関連でムーミンパパが銃を取り出したり、みんな武装をはじめてビビりました。
あと、裁判が始まったりね(笑)
そして、ニョロニョロが意外と不気味な存在だということを初めて知りました(笑)
あんなパッチリおめめのクセによく見えてないとか、どういう事やねん(笑)
登場人物は人間ではありませんが、人間世界とあまり変わらない印象があります。
そして、スナフキンがとてもステキでした。
(人゚∀゚)+
ムーミンとスナフキンは仲良しですけど、スナフキンはそこそこ単独行動をするんですよね。
そして、ムーミンはそんなスナフキンのことをよく理解していて、彼の旅立ちを送り出すのもそれはスムーズで…
でも、その後にすごく落ち込むムーミン。
……可愛いな!
(*゚д゚)+
別れの寂しさ・悲しさを感じるムーミンが、ママと飛行おにのおかげで次にスナフキンと出会う楽しみを感じるようになるシーンはグッときます。
登場キャラはみんな可愛いし、1つは欠点があったりして愛しくなります。
ムーミン、はじめて読みましたけど、面白いですね。
他のタイトルも読んでみたくなりました!