自閉的な箱庭のなかでぼくらは息をする。何ってない特別じゃない日常。でも待ってるんだ、僕等は。あるとき夢のように覚醒してそしてここから飛び出せることを。
そのかわり世界には傷がいっぱいだ。茨を踏みしめながら、僕等はいく。あしもとに拡がる血液は泣いているけど、それでわたしたちも一部になるんだ。
マグマのように。