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*(ジャンル)人によっては地雷だろうと思われるBL*



この間読んでた商業BLで妻子持ちの攻めが居て、何か自分の中では新しくて萌えたな。つーのも攻めは一国の王なので、普通に妻が何人も居てもいいのですね。妻どころか、妾を何人囲ってもいい(そういうお国柄)。でも受けこそを誠に愛してるんだとは思うんだけど、普通に子供はいると。そしてその攻めの妻1とお子さんをうっかり垣間見てしまった受けの動揺と嫉妬、胸苦しさの描写に萌えに萌えたな。

何でしょうか。「俺にあんなに淫らなことをする傍らであなたは女を孕ませ、子供を産ませて!」みたいな、そんな涙ながらの受けの訴えを聞いて、お前が嫉妬してくれるのか、とちょっと嬉しげな攻め様は……何故か嫌いになれない。むしろ好き。
その後に涙ながらに激しいセックスにもつれ込む辺りがこう、ああBLだなあ、と感慨深く思いました。俺は嫉妬なんてしていない!と強く念じれば念じるほどに乱れる受け様の様子は狂おしく美しく、まったくいいBLであるなあ、と非常に感慨深く感じました(感慨の意味を辞書でひこう)

しかしおそらく十年ほど前ならば、この手の↑BLってかなり私の地雷だったのですよね。つか公然と浮気してんの?!攻めが!?は!?……と、その時点でビビりまくりですよ。ええええええ、受けがいるのに?!……と、底知れぬ憤りで思わず御本をパタリと閉じていたやもしれませんな。つかその手の女性の介入がかなりの地雷である方は多数いらっしゃると思われる。

でも今は思う、それも良いんじゃないだろうか。攻めも受けも社会的な立場が高位の方でしたならば、妻を娶り、子を成すことはいわば必然かもしれない。いや、その社会的立場を凌駕しても俺は受けだけを愛する、生涯の伴侶は受けだけと決めている、という真面目な攻め様にはもちろん萌える。大好きだ、そんな攻め様は。俺はコイツを置いて結婚なんざしねえ、と息巻いてる攻め様も好きですよ(もちろん)。でも結婚してる攻めもいていいし、受けもいて大丈夫ですよね。

だってさ、男同士で求め合うってさ、肉体的なところを超えた精神的な結びつきも必須かと思うんですよ。何つーの、妻よりも彼女よりも、同じ男同士だからこそ分かり合える部分があるように思うんですよ。攻めの苦しみも悩みも、きっと受けなら分かってくれる、受け入れてくれる、と。その逆もまた然り。

子を成せずとも、身体を繋ぐ為には四苦八苦しようとも、だからこそBLは奥が深いのだなあと思うんですよね。
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