ひっさびさに原作高新ちゃんを更新しました。何か今のユカリの高新感をそのまま書いてみたなあ、って感じで、自分でも書き終わって非常にスッキリとしたお話になりました。書いてみてよかった。
何か雰囲気的に「え、コレ最終回?」みたいな空気をバリバリ醸し出している高新かもしれないんだけど、あの、はっきり言ってここからうちの原作高新ちゃんは始まりますのでよろしくお願いします。俺たちの戦いはこれからだ!的なアレです。いや最終回じゃないってば、打ち切りじゃないってば(分かったよ)

本当に9年?とか8年くらいはガチな遠回りをしてしまったし、無駄に傷つけ合ったし、晋助が新八くんの純情を弄んだり試したりするから、「高杉さんなんて嫌いです」とか新八くんもつくづく言ってたし、逆に新八くんに試すようなことされた晋助が新八くんのほっぺをぱんって張ったこともあったし、かと思えば雨の日にぐちゃぐちゃに濡れながら落ちた番傘の横でチューしてたり、色んなお花を見ては花言葉になぞらえて抱きしめあってたり、てか晋助のロマンチスト街道はどこまでも爆進中だったり、高杉さんの横顔を見て切なくなる新八くんがいたり、新八くんは傷付き飢えた獣をやっぱり放っておけなくて、ある日なんて雨に濡れた高杉さんをお風呂に入れてみたりしてたし、
そうやって遠慮なく世話焼いたりする一方ではチューするだけでドキドキな新八くんだったり、それなのにある日はぐちゃぐちゃに乱れながら交わりあってたり、そんな中でもたまに、ごくごくたまに、やさしいキスをして、

お互いに愛を知って、

でも本当の切なさは心を繋げた瞬間に初めて生まれる、って二人して知ってたから、だからお互いの気持ちに蓋をして、言葉を重ねてすれ違っていた、

そんなうちの困ったちゃん代表CPである原作高新が、ようやく2016年の今春から始まったようですね。

長かったわ〜。本当に長かった。てか五年?くらい前は、原作の晋助って最後は普通に死んで終わるんだろうなって思ってましたので(ごめんってば晋助)、原作高新のラストも別離しか思い浮かばなかったもんね。くらぁい話をどれだけ量産したことか。でも2014年の秋冬から将軍暗殺篇が始まり、晋助の本当の気持や、銀さんら仲間に対する気持ちを知って、銀さんと魂の殴り合いを経て、ユカリの中にある原作高新もだんだんと変わっていった。そして運命の今年、絶対に終生忘れないであろう2月1日ですよ!

そう、晋助が新八くんを庇った日!晋助が新八くんを護った、運命のあの日。
あれを見た時にユカリの中に長年あった固定概念はこっぱ微塵に砕け、ばらばらになって『あ、こりゃ高新結婚するしかねーなー』って普通に思っちゃいましたよ。跡形もなく固定概念が砕けた後の更地に、高新の結婚への道のりができた訳です。何と明るいことだろうか。
てかマジで何度も思うが、空知先生天才か。

だからその、遠回りもたくさんしたけれども、遠回りした分だけ高新には幸せになってもらう。

あ、今回初めての試みがありまして。私ですね、新八くん一人称のお話ってマジ生まれて初めて書いたかも!今サイト中にお話は200?くらいあると思うんだけど(細々したのも全部合わせて)、いつも私が書くのって、視点が新八くんだったり攻めだったり、場合によっては切り替わる方式の第三者視点を基本としてるんですね。で、これはマジ楽なんですね。何より書きなれてるし、場合によっちゃ視点を切り替えてどちらの心情も書いていけるから。
でも今回は完全に、マジLOVE2000%の勢いで、新八くんから見た高杉さんと言うか、新八くんの目を通して見てる世界を書いてみて、

正直最初はマジで書きにくくて、戸惑いも不可思議もすごくあったし、つーか晋助何か喋れやァァァってすごく思ったし(え?)、でも十六歳のうちの新八くんの気持ちをつぶさに考えてみるのはとても楽しくて、だから最初はちんたらしてたのに途中から徐々にスピードアップして筆は進み、出来上がっていくうちに、

ああ、新八くんは高杉さんに恋してるなあ

と、ユカリは至極純粋にそう感じました作文。何かコレ楽しくね?って最終的には感じたので、銀新でも土新でも新八くん一人称視点は書いてみたいものです。

それにしてもタイトルとか!ハニワさんにもアオハライドにもマジすみまっせんんんんってなもんですが、でもあの曲大好きなんですよね(アオハライドももちろん好きだ)。あの曲のさ、語り部分。
「これが恋なんだって、初めて気付いた。遠回りしたけど諦めたくない。だって……好きだから」が、マジこれ新八くんか!新八くんなのか!って感じで、刮目したんだもん(ユカリの恋は盲目)。相手のことを知りたくなってしまう、そんな気持ちは恋なんですね。そして口に出して言わなきゃなんですよ、好きです、と。なんとすがすがしい。若いって素晴らしいと思う。アオハライドが大好きだ(え、アオハライドの話してたの?)

まあそれはさて置き、そのうちに万事屋にお宅訪問する晋助とか書いてみたいものです。ふふ。
晋助が万事屋に来たら、絶対、絶対に銀さんが敷居跨がせないと思うけどね(前途多難)