※個人的に萌える話、つか死ネタ



ヤンデレが好き。ヤンデレいいよねヤンデレ。病むほど愛するとかいいよね、本当いい。愛と狂気の狭間いいよね。そうやって少しずつ狂っていくヤンデレ攻めAと、なすすべもなくそれを受け入れるしかない受けが居たらいいよね。

最後、二人で死んでもいいよね。入水自殺希望。赤い紐で二人の手首を縛って海に投身。で二人して死んでも萌えるし、受けだけ生き残っても萌える。

それでまた別の攻めBに助け出され(その攻めは心身共に健全)、Bに熱心に看病される受け。場所は海端の静かなロッジ風のBの家。Bはすっかり受けを愛していて、しかし傷心している受けに愛の告白はできないと自重している。受けはそんなBの想いを薄々知りつつ、しかしAを想う気持ちを捨てられない。毎日海を見て暮らす受け。『この海の下には……あの人が居るんだ……』と夢想に耽る受け。愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる……何百何千とAに繰り返し言われた言葉を、今度は一人で囁く受け。涙が頬を伝う。淋しい淋しい。この世界に僕は一人きりになってしまった。どうしようもない寂しさにうち震える受け。そして覗き込む断崖絶壁。この下には、Aが居るんだ……

で、ある日、すっきりと晴れた昼下がり。いつものように受けの好きな紅茶を煎れ、ベッドサイドにやってきたBは驚愕する。受けがいない。傍らにある窓は開け放され、風に弄ばれたカーテンは西日にはためいている。しかしそんな暖かな光景にもBの胸に広がるのは不安ばかり。受けを探して家を飛び出すB。駆け付けた断崖で、受けが身につけていたネックレスを発見する。それは図らずもBが受けにあげたプレゼントだった。夢中で下を覗き込むB。しかし受けの姿はない。荒い波は既に受けをさらい、海へと連れ去った後だった……

みたいな話が好きです(どうしようもない話)。受けが再び身を投げる際、今度は自分の手首を片方だけ赤い紐で縛るといいな。それで、『A…行こう……』とか言って、何でもないことのように身を投げるの。口元には微笑を浮かべてね。

この受けを新八変換、Aを晋助変換、Bを坂田変換すると、とてもたぎる。