話題:今日見た夢
前の記事に夢2つ見たうちの1つを書いたんで、こっちは2つ目をば。


ゼノクの戦いが終わったはずなのに、宇崎からしばらくゼノクに留まることになった晴斗達本部主力メンバー。


「まだここに留まれと!?宇崎の野郎、なんなんだよ!?早く帰せよ」
御堂はちょっとイラついてる。
「室長は何か思う所があるんじゃないかなぁ…。私はそう思うけど」
彩音は推測しながら言ってる。
「あの地下通路、かなり怪しくありません?先輩」
空操も会話に加わる。

「地下通路?」晴斗と御堂が反応した。
「地下にあったの、広くて複雑な通路が。私達はあの時、病院の地下から最深部に向かっていたんだけどそこで鼎がいたのを見て合流したんだよ」
「鼎さんは地下通路の地図、持ってた…。地下のどこかで1人で避難していたってことだよね、あの時」


ゼノクの地下通路は地下迷宮と言われる程に複雑。


鼎は独自に御劔について調べていた。御劔は敷地内の病院にいたことから、そこから何かわかるのではないかと推測。御劔は重度クラスの病室にいたという有力情報が入る。

鼎は御劔を知る患者とコンタクトを取ることに成功。病院の重度クラスの病室、それも1番重いクラスの病室に鼎は行った。


病室には患者が2人。2人とも重度用の治療スーツを着ている上に厚手のタイプ。この人達、スーツが厚いぶん前が見えてないはずだ…。薄手の重度用スーツですら視界がほぼゼロなのだから、厚手ならば視界ゼロのはず。

物音でわかったのか女性の方が何やら反応した。特殊仕様のゴーグルを着けている。重度用は特殊仕様の眼鏡やサングラス同様、ゴーグルがないと前が見えない。女性は高遠と言った。

「突然来てしまってなんだかすいません…」
鼎は遠慮がちに言う。
「いいの、いいのよ。あなたが紀柳院鼎さんね。私達2人はどうあがいてももう回復出来そうにないから、残された時間をあなた達に使おうと思って了承したの」

「そのスーツ、あまり見ないものですよね…。息苦しそう」
「私達2人はこれがないと人間の姿を保てなくなってきてる。つまりスーツを脱いだら終わりなわけ…。昔の重度用スーツよりはアップデートされてはいるけど。だからスーツを脱げなくしたわ。マスクはそこそこ通気性いいから見た目程苦しくないよ」

高遠は背中を見せた。ファスナーがない。鼎は色々と気になったが、本題に入った。


「御劔映見…知ってるよ。短い間だったけど一緒の病室だったから。私が見た時は仮面を外すために来ていたよ。どうあがいても外れないから彼女は追い詰められてた」

あの外れない仮面を外しに来てたのは本当だった。
高遠は重度とはいえまだ動ける方らしい。もう1人の患者は高遠よりも重いせいか、動けないらしい。


高遠としばらく話をした後に鼎は病室を出ようとした。高遠は鼎の手首を掴む。

「動けるうちに外を歩きたいんだけど…ダメかな…。私、ゼノクが出来てからずっとここにいるから外にほとんど出たことない」
「許可がないと出られないだろ…さすがに」

高遠の病院を出る1日許可はあっさりと取れた。重度クラスの中でも1番重いクラスなせいもある。
高遠はスタッフに付き添われて病院を出た。厚手のスーツの上から服を羽織っていたが、高遠は久しぶりにお洒落が出来たせいか嬉しそう。

鼎は複雑そうに高遠を見送る。スーツを脱いだら人の形を保てなくなるってどういうことなんだ!?


御劔についてなかなか情報が入らない。鼎は再び地下迷宮へ行くことにした。
鼎は晴斗達に気になることがあるから地下通路にいると告げる。地下通路の地図のコピーを渡して。


鼎は第5シェルターの前に来た。この場所…空気が淀んでいるな。鼎は第5シェルターに入るのをやめた。

地下迷宮にはまだ他にも何か隠されているのかもしれない。第1・第2シェルター、病院に繋がるルートとは逆のルート最深部・外部に繋がるルートを探索することにする。


晴斗達も地下通路に来ていた。鼎を探すため。
「鼎さん、どこに行ったんだ?」
地下通路に来ていた面子は晴斗・彩音・御堂・空操。


晴斗達は2つの班に分かれて鼎を探すことに。晴斗達も地下迷宮の複雑な造りに苦戦することとなる。

鼎は外部に繋がるルートを淡々と歩いていたが、あるものを見つける。
「ドアだ…」
部屋があるようには見えない場所に現れた木製のドア。かなり古い。鼎はドアノブに触れようとした。その瞬間、鼎の中に何かの意識が流れこむ。

鼎はドアから離れ、頭を抱えてうずくまった。激しい息切れがする…。
鼎は晴斗達に助けを求めた。この状態では危険だ…。


「晴斗、スマホ鳴ってる」
彩音は晴斗に教えてあげた。晴斗は鼎からの連絡だとわかるや、ダッシュする。

「鼎さん、何かあったみたい。声が辛そうだった」
「何かに巻き込まれたのかな…とにかく急ごう」


鼎はガタガタと怯えていた。あの光景はなんなんだ…。このドア、何かある。


御堂・空操班は第2シェルターに到達していた。
「でけーシェルターだな〜」
「第1シェルターはもっと大きいみたいです」
「第5シェルターとかいう秘密のシェルター、どこなんだ?」
2人は地図を見る。地図には第5シェルターの表記、なし。


晴斗達はどうにか鼎の居場所に到着。鼎はずっとうずくまっていた。
「鼎さん!どうしたんですか!?大丈夫?」
「鼎…すごい怯えてる…」
鼎は晴斗と彩音の声に安心したのか、ぽつぽつ話始めた。その話を聞いた彩音は御劔という名前に反応する。

「御劔って…御劔映見のことだよね…。私、うっすらと聞いたことがある。鼎が入る以前にいた仮面の女性隊員。鼎…どうして彼女のことが気になったの?」
「第5シェルターだ」
「第5シェルター?」
「私はあの時、西澤の案内で第5シェルターに避難していた。そこに隠し部屋があったんだ。調べたら御劔がいたと知ってから気になって…。私と重ね合わせたのかもしれない」

鼎はまだ調子悪そう。うずくまったわけを話す。
「このドア…何かあるが危険な気がする」
「だから鼎はずっとうずくまっていたんだね」
「鼎さん、早く出ようよ。俺も感じていたんだけど、第1・第2シェルターと病院の地下以外はなんか空気が淀んでいるというか…」


御堂・空操班は地下迷宮に迷っている。
「あれ?出口どこ?」
「俺達、迷った!?とにかく晴斗達に連絡しろ!あいつらならまあまあ大丈夫じゃないか?」
空操はパニクっている。

晴斗・彩音班となんとか合流した御堂は鼎の様子がおかしいことに気づいた。
「鼎…お前、大丈夫か?ずっとうつむいてるけど」
「御堂…すまない。今は話す気になれないんだ」
「何があったか知らねぇが、わかったよ」

5人はなんとか地下迷宮から脱出した。御堂と空操はもう行きたくないと言っている。


久しぶりに敷地内だが外に出れた高遠は、スタッフに見守られながら庭園が見える場所のベンチに座っている。
スタッフは高遠に声をかけた。

「高遠さん、外に出られて良かったですね。今日限りですが」
「もう私には時間が残されていないからね…。動けるうちに外に出たかったの」
「高遠さん、飲み物飲みますか?ちょっと休憩しましょう」

スタッフは飲み物を渡した。高遠は厚手のスーツを着ているためか、開封するのも苦労する。スタッフに手伝ってもらい、なんとか開封。厚手の超重度用スーツは脱げない仕様のため、マスクを脱がなくても食べ物や飲み物をある程度は食べることが出来る。
高遠は器用に飲み物を飲んでいた。

「紀柳院さんに感謝しないとね。久しぶりに外で飲み物飲んだよ」
「それは良かった…」
スタッフは高遠に残された時間が少ないことを知っているため、話を聞いてあげている。
高遠は庭園で庭いじりをしていた新山に気づいた。黄色系のスーツにつなぎ姿なのですぐにわかる。

「あ、新山さんだ!おーい」


新山は手を振る。新山からはあまり見えないが、手を振ることで安心させているらしい。
休憩した後、高遠とスタッフは館内に戻っていった。新山は病院スタッフと共に行動を共にしている黒いスーツ姿の女性を見て、重度クラスの人なのか…?と薄々感じている。

新山は外からこのような光景をよく見ているので、なんとなくわかるらしい。
あの人…スーツが厚手のものだったな…。かなりの重度でもそこそこ動ける人はいるのか…。


宇崎は西澤とリモートしてる。


「ゼノクの戦闘、終わったと思うか?西澤室長」
「終わったんじゃないですか?長坂は倒したでしょうに。暁が」

「蔦沼長官があれから全然姿を見せないの、おかしくないかって言ってんの。九条は何か言ってなかった〜?」
「親父が姿を見せないって言ってましたね、そういえば。それで九条は不審に思ってる」
「もしかして長官の呪い…まだ解けていないんじゃ…!」

「別に敵がいるってことですか」
「考えられるのはあの鐡ってやつだろうが、その鐡が読めないからわからんのよ〜」
「鐡は暁家と因縁あるみたいだから必ず出てきますよ」
「そうか〜?」



わけわからん展開になった…。
夢&脳内設定ドッキングだから、たまにわけわからんことになる…。

晴斗達が地下迷宮で右往左往するのはなんとなくあった。外部に繋がるルートにある謎のドアは唐突に出てきた。
鼎に影響をもたらしたけど、結局は謎のままになるんだろうなぁ…。


御劔について、病院の患者に鼎が聞きに行くやつもいきなり出てきた。
重度クラスで1番重いクラスの描写がエグい…。怪人にやられた結果、そうなったんで高遠ともう1人の人は最初は軽かったんだろうけど…。


高遠はスーツが脱げない仕様のため、頭部のデザインはポニーテール風になっている。せめてものお洒落的な?
もう1人の人もかなりの重度なのでスーツが脱げない仕様。

スーツを自分なりにアレンジしている人がちらほらいるのがゼノク。
ウィッグを着けたくない人は、スーツの頭部デザインを髪の毛風にしてたりとかもちらほらいる。ツインテール風もあり。


御堂と空操、どっちかが方向音痴。空操かな…。

ゼノクは謎だらけ。