話題:今日見た夢
夢3つのうち2つが意味不明で生々しいわで。これもこれでリアルだったのだが。


廃ホテル5階でシールドに阻まれた2つの組織の囃一行+サポート隊員3人。一方、狭山は周辺に待機していたヘリに搭乗→屋上から突入を試みる。

鐡はデモンストレーションとしてある場所で能力を見せつけることに。
「せいぜい足掻くがいいさ。俺の所までは来れまい」

鐡は手のひらを翳した。強烈な光が広範囲に発生。怪人と戦闘中の隊員の多くが突如、装備が使えなくなる。
「こちら束原、武器が使えない!一体何が起きた!?」
「こちら勅使河原、うちの班も武器が使えなくなってる!」

ホテル内は混乱。


5階では武器が使える人と使えない人とに分かれた。

「あれ?銃が使えねぇ…」
御堂は何回もトリガーを引くが、反応なし。
晴斗・囃・彩音は刀を使えてる。鼎は御堂に渡した対の刀を見た。
「和希、対の刀なら使えるかもしれない」

「鋼!お前は装備使えるのか!?」囃は心配そうに聞く。
[あの光を避けたから使えるよ。あの光…鐡の能力の可能性がある]
時任と空操も鐡の光に影響受けなかったらしい。武器が使えないのは装備にもよるらしい?


狭山はヘリから屋上へ飛び降りた。屋上には誰もいない。
「鐡のやつ、無効能力使ったなー。止めなくては。まずはシールド破壊しないと」
狭山は屋上から下に向けて強力な光の矢を放つ。


5階では轟音と共にシールドが破壊された。通信が入る。

「シールドを破壊した。鐡は上の階にいるようだ」
「狭山、さっきの光はなんなんだ!?」御堂は慌てながら聞く。
「鐡の無効能力かもしれない…」
「無効能力!?」
「一時的に使えなくする厄介な能力だ。力が増したら鐡本人にすら触れられなくなる」
「それって無理ゲー…」

囃も狭山に聞いてる。狭山は冷静に答えた。
「特殊な4つの刀剣は影響受けてないだろ?鐡撃破の鍵がそれだ。特に暁の無限剣はその名の通り、可能性が無限にある」


鼎はブレードを起動させた。ブレードは問題なく使えるようだ。

「鼎のブレードは使えるんだな…」御堂は赤い光の刃を発動させた鼎を見た。
「光を浴びたのに、なぜか使えてるな。…何かあるのか?」


本部隣接・組織直属病院。とある病室には蔦沼がいた。明らかに調子悪そう…というかかなり咳き込んでる。真治は父親の側にいる。

「親父…いつの間に悪化したんだよ…。症状悪化してる…」
「真治か…。全てを終わらせる戦いは今どうなってる…?」力ない声。
「…そろそろ鐡に接近するかしないかまで来たよ…。…親父、本当はまだ言いたいことがあるんじゃないのか…?」
「真治…組織は任せたよ」

『任せたよ』って、なんなんだ急に!?まさか親父は死期を悟って…。さっきから心拍数が不安定だし、血圧が低下しているようにも見える。長官の病室には医師が2人付きっきり。


真治は突如、病室を出ると数日前に父親から授かった物を見た。これは…。とにかく親父に残された時間はない。真治は再び病室へと走る。間に合ってくれよ…!


狭山は屋上から下の階へ、囃一行は次々上の階へと行く。

「暁、あのじゃじゃ馬剣を使え」
「あれ使えって!?」
「無効能力に効くかはわからないが、最強の浄化剣なんだろ!?」
「囃さん、まだ使いこなせてないけど…」
「んなこといいから試してみろよ。そうこうしているうちに最上階だぜ」


不気味なのは6階から上は怪人がいなかったことだ。


狭山はいち早く鐡の居場所を突き止めた。

「鐡、世界のリセットとかいう野望…何を考えている?」
「お前…釵焔か?生きてたのかよ」
「『釵焔』じゃない、『狭山蓮』だ」

狭山蓮…こいつ、人間になっていたのか。面白い。
鐡は光の矢をつがえる狭山に向けて攻撃を仕掛ける。狭山は持ち前の身体能力で次々攻撃をかわしながら、矢を次々放つ。ラスボスvs元幹部の戦いが始まった。


組織直属病院ではギリギリ真治が病室に間に合ったらしい。

「親父…!」

「真治ともっと話したかったよ…。5年前、君がゼノクにいた時に話しかければ良かった…。僕は君をないがしろにしてしまった。…まさか真治が対怪人組織を作っていたなんてね…」
「親父…組織のことはやるから…!あれをやるから…心配すんなよ……」
「お前のその言葉が聞けて良かったよ…」

蔦沼栄治・永眠。若い死だった。鐡の手下の長坂による呪いのせいで寿命が一気に縮んだと推測される。50代前半だった。
真治はずっと嗚咽を漏らしている。この組織を任された以上、強くならなければならない。父親の死はショックだった。


鐡は後からやってきた囃一行にあることを呟いた。
「1人…死んだな。俺と戦ったあの義手の男…また戦いたかったのによ。残念だ」

義手の男…長官か!?

「さぁて、お話はここまでだ。お前らの力、無にしてやろうか!?」
鐡は手のひらを翳した。とっさに鋼は庇うように攻撃を受ける。

「鋼!?何やってる!」
[無効になっても盾にはなれるからね、紀柳院]
「二階堂を心配させるなよ!!あいつはお前の帰りを待ってる!」鼎の言葉に鋼は揺らぎ始めた。

「無効化して鉄の塊になったお前に何が出来るんだ?甲錣鋼。スクラップになりたいのかねぇ」
鐡はじわじわと鋼に精神攻撃を仕掛ける。鐡が厄介なのは言葉巧みに攻撃するところにある。そこに無効能力が加わるとは。


「よぉ、仮面の女。…もとい、紀柳院鼎。お前とまた対峙することになるとはなぁ…」
「何が言いたい」
「あんたの素顔、人前に晒してやろうか?嫌だろ…」
「私で弄ぶな!」


鼎はブレードを発動、赤い光の刃で鐡に斬りかかるが効いてない。

「所詮、科学で出来た武器なんて俺には効かないね。残念だったな、紀柳院」
鼎は鐡の足蹴にされる。御堂はもう1つの使える銃で鐡に向けて撃つ。
「鼎を痛め付けるなっ!!」
「和希!」

晴斗は隙を突いて浄化剣で鐡に攻撃。だがあっさりとかわされてしまう。まずは鼎を救出しなくては…あの時の二の舞になる。鼎の仮面が割られた鐡戦の再来だけは阻止したい。

囃は鉄厳刀を抜刀→晴斗と共に鐡へ攻撃をする。鐡は鉄厳刀の圧倒的パワーに圧されていた。
なんなんだ?この刀は?

鐡が圧された一瞬の隙を突き、彩音は弦巻刀を鞭展開し鼎を救出。鼎は動悸を起こしていた。
「大丈夫?」
「…なんとかな…」
「時任さんと空操さん・鋼は鼎を守りつつ援護して!無効でも戦えるはずだから!」
「彩音さん、了解っす」


晴斗と囃はものすごい連携で鐡に斬りかかる。晴斗は無限剣を攻撃力の強い剣へと変化。さらに畳み掛ける。
復活した鐡はパワーアップしたように見えるが、戦うと違和感がある。この鐡は不完全なのではないか!?


御堂はふと気づいた。

「鼎、動けるか?」
「どうした、和希…」
「鐡に違和感ないか?無効能力のせいでわかりにくいが、なんか弱体化している気がすんだよ」

鐡を復活させた怪人は禹螢。禹螢と何かあるのか?


御堂はすぐさま通信した。

「解析班。禹螢についてざーっと調べてくれ。この鐡には裏がある」
「御堂さん!?唐突すぎるよ!?なんで急に!?」朝倉が慌ててる。
「復活した鐡がなんか変なんだわ」


組織直属病院・二階堂の病室。二階堂は窓から外を眺めてる。峯崎は二階堂を見て行った。

「気になっているのか?」
「気になりますよ…。全てを終わらせる戦いは着実に進んでると聞きますから」
「本当は行きたいんだろ」


二階堂はベッドの上にあるゼノク治療スーツを見た。上半身だけ装着するタイプ。今日から2日間着るように言われている。

「それ、治療スーツか?」
「首の後ろの補助装置の装甲の保護も兼ねてますから鋼にこのスーツを着てる姿、見られなくて良かったです。マスクのせいで顔はのっぺりしてますからね。よりによってスーツの色…薄いベージュとか、ますますのっぺらぼうじゃないですか…」
「治療スーツって効果あるのか?」

二階堂はベッド周りのカーテンを閉めていそいそとスーツを着始めた。
「そこそこ。マスクのままでも専用の器具さえあれば食事も出来ますし、見た目さえ気にしなければ困りませんよ」
二階堂はスーツの上から服を着、カーテンを開けた。峯崎は初めて見るゼノク治療スーツに驚いてる。本当にマスクはのっぺらぼうだ…。スーツが挟まるせいか、義手は動かしにくそうだ…。

「驚かせてしまいましたね。私は慣れているのですが…。峯崎さんはないと思いますよ、治療スーツ。半サイボーグ化した場合、先にその体に慣れるのが先ですから」
「二階堂、慣れているのか…」
「このスーツは2回目です」


解析班。朝倉達3人は御堂に言われた禹螢について調べる。するとあるデータが出てきた。

「ここでも佐伯が絡んでいたとはね〜」
「チーフ、どうしたんですか」
「禹螢はオリジナルの鐡のコピーだったのよ。佐伯がやったんだわ。人間態がまるっきり違ったのは死んだ人間をモデルにしたからね。中身はほぼ同じ。復活鐡はその禹螢によって復活している」
「コピーがコピーを復活させたってこと!?」
「矢神、少しニュアンスは違うがまあまあ近いかな」

「復活鐡に無効能力を付加させたのは間違いなく佐伯だろう。実験としてな」
神はさらに付け加えた。
「御堂が違和感あると見てもおかしくはない」



いよいよラスボス戦きた。だが復活鐡には裏がある様子。禹螢の謎も判明。

戦闘パートメインだけども、蔦沼親子の描写がリアルすぎてな…。長官やっぱり死んだか…。
息子の真治は父親から組織を任されたので今後が気になるところ。2つの組織の合併・再編は行われるはずなんで。


復活鐡戦の裏には科学者の佐伯ががっつり絡んでいます。これが復活鐡戦の鍵になるか?
狭山と囃・晴斗がものすごい攻勢を見せているんで、気になるところだが。


二階堂の病室描写で峯崎は初めてゼノク治療スーツを見たわけだが、知らない人からしたらあののっぺりマスクのビジュアルは怖いかも…。