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陰翳礼讃



谷崎の陰翳礼讃ですね
僕はこの本凄く好きなんです

日本人が持つ性質と美について書かれているこの本から学ぶことは本当に多かった
外国偏愛の今こそこれを読んでみてほしいですね
今の環境がいかに素晴らしいのかよくわかる



例えば金の屏風
これはたぶん、現代の誰もがいやらしくてセンスが無いものと一目見て感じることでしょう
それもそのはず、これの作者は西洋の電球に晒すことを前提としていないのです。

想像してください、静かな和室にあなたはいます。木の重厚な机の上に漆塗りの茶碗がじっとりと置かれている。その奥には微かに障子で遮られながらも暗闇に入り込んできた光が差し込んでいます。
その光で辛うじて光る金の屏風を、僅かな金の反射が暗闇にぽつりと広がるさまを


このように、日本の文化について見方を知らないだけなのかもしれませんよ
外国の物も確かに素敵だが、日本だって負けてはいないということを知って欲しいです


陰翳礼讃にはこういった事が数多く書いてあり、僕の美の考え方の根幹にもなっています

よろしければどうぞ
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