ワクチン接種後に死亡 遺族に4445万円を給付

2/18(土) 10:48配信
とちぎテレビ

 新型コロナウイルスのワクチン接種が原因で亡くなった小山市の遺族に、死亡一時金が給付されたことが17日、分かりました。新型コロナワクチンの死亡事例で、国に救済認定されたのは栃木県内で初めてです。

 小山市は新型コロナのワクチンを接種した後に亡くなった市民の遺族に死亡一時金として約4445万円を給付しました。給付金は全額国庫負担金で賄われました。市は16日に開かれた市議会定例会に、専決処分による救済の給付を盛り込んだ今年度の一般会計補正予算を提出して承認されました。市は個人の特定につながる恐れがあるとして、性別や年齢、亡くなった時期などを明らかにしていません。

 栃木県によりますと、県内では新型コロナのワクチン接種後に健康被害が生じたなどとして、16日までに91件の申請があり、そのうちの20件が救済認定されたということです。また、死亡事案の申請は16件で、認定されたのは今回の1件のみでした。