話題:ドラゴンクエストシリーズ
第十六話
人魚さんの婚約者がいると言うナギムナー村に到着。
が、今は漁場に巨大なモンスターが現れ、村の男たちはソイツを追っ払おうと出払っているらしい。
よし!そういう事ならワイらの専門やで!
早速村の漁師たちが集まる西の海に進むと、いたいた漁師さんたち。
さてモンスターはどこかと思ったら、ダーハルーネでワイらの邪魔したあのイカ大王かよ!
メラミでこんがり焼きイカにしたれ!って事で丸焼きにして退治し、村に戻ったら宴が始まった!
わーい!飲め飲めー!
って、本来の目的の人魚さんの婚約者を探さなきゃ。
しかし何故かこの村では人魚に対する風当たりが強く、魂を吸いとられるとか言ってるけどそんなことないのになんでだろ?
桟橋で婚約者のキナイと言う青年を見付けたが、自分はそのキナイでなく、祖父がその人魚の待ち人で、祖父はもう亡くなってしまったらしい。
ん?どゆこと?
祖父は昔、村の娘と婚約していたが、事故にあった時に人魚さんに助けられ恋に落ちた。
その事に怒った村長に村の外れで住むように言われ、村の娘も別の男と結婚して一応の平穏を迎えたが、村長と旦那が海の事故で亡くなってしまう。
絶望した娘も産まれたばかりの赤ん坊を抱え身をなげてしまった。
その後すぐ、祖父が赤ん坊を抱えて現れ、その子がキナイの母親だと言う。
人魚の血が混ざっているかも知れない自分と母親は、戒めとして人魚は人の魂を吸うとの話を村に言い伝えている。
うーん、確かに祖父キナイの出会った時期や不幸なタイミングが重なってしまった故の出来事だったのかも知れないが、村のみんなは今のキナイや母親さんの事を解ってくれてると思うけどな。
今キナイは人魚さんに祖父から預かったベールを渡して、祖父か亡くなってる事を伝えて欲しいと言うので、了解。
白い砂浜に行くと、人魚さんが待っていた。
ベールを渡し、待ち人のキナイは既に亡くなっている事を伝えると、村に行って確かめたいと言う。
村の裏手で人魚さんと待ち合わせ、今キナイを連れて行くと祖父キナイの墓に案内された。
人魚の寿命は500年あり、人の一生はあっという間に終わってしまう事を認識してしまった人魚さんは、人魚の掟を破り陸に上がってしまい、海に戻り泡と消えてしまった…
今キナイはその姿を見て祖父の家で絵があった事を思い出し、その裏に残された手紙から、身を投げた村の娘の子がキナイの母親であり、人魚を悪く伝えたのは自分への罰の為だったと書き綴られていた…
……ワイは、ウソをついてでも人魚さんを待たせ続けた方が良かったのかな?
そうすれば少なくとも、人魚さんは消えずに済んだかもしれないのに……