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妄想



※単なる妄想、つーかパロ過ぎてアレなんで無理な人は見ない方が絶対いい産物



ねえ、何か、何か……最近こういうの多くね?(真顔)何か『大丈夫そうな人だけ居て下さればいいので、ハイ』みたいな、最初っから土下座っつーか、丸投げっつーか、鼻ホジっつーか(汚いだろうが)。まあ、色々投げ出したくなる時もたまにあるよね、人生だもの。それで妄想に行ったきり帰ってこれなくなるなんてザラにあるもの、それが人生(オイ廃人)。

何かパロなんですけど、高新なんですけれども。つうか、やっぱりさあ、やっぱり高新が好き。『お前まだ高新言ってんのかよ!どんだけ執念深いんだよ、つか最早痛ましい!イタイ!イタイこの人!』っていう罵声はもちろん甘んじて受け止めます。だって悲しいぐらい高新に心を占拠されているもん。むしろ完全に開き直り気味な引きこもりサイトですからな。しかし心は常に全裸にしている。フルオープン。そんな全裸で引きこもりサイトですからね(どっちだァァァ)。

そんな繰り言はいいとして、高新です。二人がさ、幼なじみだったら萌えない?(ハアハア)可愛いんだろうね。五つか六つくらいで。新八はまだ視力を悪くしてないので天使のベビーフェイスを惜し気もなく外界にさらし、晋助もまだ完全にひねくれてはおらずに(すかしてはいるが)左目も健在だった頃ね。

これだけ考えてもドッシャアアアアア!!!!(崖から転がり落ちる音)ってなる、私。ハアハア二人して凄く可愛いんだろうね。ハアハア、二人とも私に下さい……ねえ早く(真顔で変態か)。いや、それはいい。良くはないが話は進まないから、二人が幼なじみっていうとこに戻ります。

二人は互いに両親がいないんです。二人して同じ児童施設で育った。晋助の両親は車で事故死、それで親戚中をたらい回しにされて施設に預けられていて。新八はそうさなあ、産まれてすぐ施設の前に捨てられてたってのはどうだろう。だから晋助は四つくらいで施設入所したんだけど、新八は産まれてからずっと施設暮らしなの。故に晋助は捻くれていますが(ごく小さな頃に親戚中をたらい回しにされてりゃそうなるわな)、新八はすごく素直なんですね。

で、お互い同い年でしょ。晋助が入所してきた時はきっとひどくつんけんとしていて、誰にも心を開かなかったに違いない。だけれど新八だけは積極的に晋助に話し掛けて、晋助に懐いて。同い年だけど、お兄ちゃんみたいな。施設にいた子供達で同い年の子は二人だけだったから、新八はただ素直に嬉しかったんでしょうな。そんで晋助も徐々にだが、新八に心を開いていき。やがて無二の親友になるまでそう時間はかかりません。

だけども。ある日を堺にして新八の笑顔が曇り始める。少しずつ少しずつ、新八の表情から笑顔が無くなっていく。新八の元気な部分、はつらつとした部分が消えていく。晋助がどうしたのか聞いても、はぐらかすばかりで教えてくれない。

あの新八がですよ。今までどんな秘密も共有してきた二人だったのに。新八は今、晋助にも話してくれない何かを抱えている。そのせいで悩んでいる。だから以前のような新八に戻って欲しい晋助は悄然とする。けどね、なかなか事態は好転しなくて。二人にとって息苦しい時間が積み重なっていく。

そんなある晩のこと。晋助は夜更け過ぎに新八が寝床を抜け出したことに気付き(二人は同じ部屋で二段ベッドです)(新八が上)、そろそろと新八の後を追う。新八はうつろな表情で夜の廊下を歩き、やがて一つの部屋に入った。そこは施設の職員室でね、晋助はひどく不安になる。何でこんな夜更けに、職員に用事があるのか?と。

不安になり、同時に好奇心を抑え切れない晋助はそっと身を低くし、中を覗く。そして、信じがたいものを見てしまう。結論から言うと、新八は虐待を受けてたんですね。性的虐待。職員から。園長ですかね、そういう絶対的な立場の大人から。

子供というのは、それは素直なもんです。世界が狭いから、今いる自分の日常が全世界です。だからその世界を司る人間から暴言を受けても、暴力を受けても、恐怖を感じつつ受け入れてしまう。それをおかしいことだとも思わなくなってしまう。そうやって情報操作されたら、信じてしまう。暴力を受け続けた動物は、たとえ檻の扉を開け放していても出て行かなくなるんだって。出たところでもっと酷いことをされると学習しているのか、出て行こうという気概すら削がれているのかは分からんが。

とにかく、晋助は現場を見てしまった訳ですね。その時の気持ちったら、ないですよ。でも煮え立つような思考のどこか一点は冷静で。新八を助けよう、その為にはあの大人を排除するしかない……そこまで考えていた。この時点で年は7、8歳くらいかなあ。

翌日から晋助は行動を開始する。まずはあの園長の行動パターンを調べて、うまく自分が動ける頃合いを見計らう。それにはやはり夜中、新八が忍んで行く時分が一番都合がいい。

この都合がいいというのは、殺人ですね。誰か他の大人に相談するとか、そういうのは端から考えてない。排除=殺す、になってる。晋助が見た大人のまがまがしさは、彼の純粋な狂気を培養せしめた訳です。

で、晋助なりに考えた決行の晩。やはりいつものように新八は寝床を抜け出す。そのあとを追い、そっと物陰に身を潜める晋助。そして園長が背後に気を緩めた瞬間を狙って、背中から心臓にぶっすりとナイフを突き立てる晋助。

驚いたのは新八ですね。いきなり園長が殺されたんだからね。しかも犯人は晋助。新八は恐怖で震えながら、手を血で染めた晋助に近寄る。

「晋助……どうして?」

園長の背中からナイフを引き抜きつつ答える晋助。

「ずっと前から、知ってた。許せねーよ、お前に……。だから…助けたくて」

ぽつぽつと話す声。その頼りなさに、みるみる涙が溢れ出す新八。

「そんな……でも、晋助が悪いことになっちゃうよ。…し、死んじゃったんでしょ?」

恐る恐る死体に触れようとした新八を一喝する晋助。

「触るな!」

「ッ、」

「触るんじゃねぇ、新八の痕が残る。お前は今すぐ部屋に戻って、布団被って朝を待ってりゃいい。何も知らないフリしろ」

「だって、そうしたら晋助は……?晋助はどうなるの?」

「……俺は消える」

「消えるって!?もう晋助に会えないの!?晋助と、一緒に居られないの!?」

黙って頷く晋助。悲しみで涙が止まらない新八。そんな新八の涙を拭って、

「心配すんな。ここには居られねーけど、いつでもお前のすぐ近くにいる。いつでも……新八を思ってる」

小さく呟く晋助。最初は駄々をこねていたが、やがて頷く新八。そのまま出て行く晋助。朝になり、動機の皆目分からない人殺しの嫌疑をかけられた晋助がその施設へ戻ってくることは二度となかった。

その後、新八はそのまま施設で成長。高校生くらいである裕福な家庭の養子となる。晋助は出て行った後、警察をかわしつつ何とか生きていたところを拾ってくれたヤクザの世話になりゃあいいと思います。このヤクザはなかなかに男気のある人で、豪胆で、例えて言うなら龍が如くの桐生さんか(細かい)。

でも互いの人生をたったの八歳くらいで永遠に潰えてしまった二人。晋助も人殺しで追われてんだから中々表には出られまいて。しかし二人は決して太陽の下で会うことはできなくても、お互いの存在を心の支えにしている。新八は高校すら満足に通えなかった晋助の為に教科書を用意したり勉強を教えてやったり。晋助は新八の為に、新八の将来が開けるような工夫をしてやる(邪魔物の排除ですかね)。まるで、もう表を歩けない自分の太陽は新八であるみたいに。

二人がたまに会ったりする時は、多分ほんの短時間。しかも人目を忍んで。でも、それでもいい。二人が二人の秘密を共有できていたら……



……みたいな、そんな話を妄想しました(長えええェェェ!!)。いや、萌えるんだもん。もう表立っては近付けないけど。でもお互いがお互いの為に影になり、光になり。他の誰も信じない、お互いしか信じられないけど。でも二人の間にあるものだけは信じてる。形のないもの。多分、二人一緒に暮らしていた頃から育んできたもの。それだけあれば、どんなことだってやっていける。生きていける。
そうやって生きていく二人の少年がいたっていいじゃない(真剣)。

まあ、晋助は割と早くに脳みその普通神経回路がイカレちまうと思うんですよ(オイイ)。だから最初の殺人を犯した後は、ちょっとした犯罪なら難無く手を染めます。新八も新八で、お互いの為になるなら晋助に手を貸しそうだよね。

たとえば新八の養父(金持ち)の財産を確実に新八のものにする為に、養父を事故死に見せかけて殺すとかね。実行犯は晋助だけど、養父がドライブ前に飲んだ紅茶に睡眠薬を仕込んだのは新八、とか。そして今や立派な悪党のボスと化した晋助は、その金で裏ルートから拳銃や違法薬物を輸入したりしてね。

そうやって罪を罪とも思わず、ただ己の為にね、生きていく。生きていく為に共生する。でも根本にあるのは愛。お互いにある、どうしようもなく深い、深い、愛。

そんな二人を妄想します……ってマジ長えよ!
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