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そんな人達 (日常)



*ふっつーにリアルな友人達の話しか出てこない&私事でしかないので、時間を持て余してる人以外はスルー推奨*




私の長年の友人達も結構愉快な奴らばっかりでね。まあ私という人間と長年友人で居られるのだから、それはもうその時点で結構な猛者達と言いますか、要は人間的な度量の大きさが必要不可欠にはなってきますけどね(お前はどんな人間なのですか犯罪者?)

そんで私が自分の結婚式の一週間前に銀新のオンリーに行った話は、知ってる人は知ってる事と思います(ここのブログにも書いてたし)。そん時に遊んだ東京の友人は翌週の私の結婚式にも来てくれた友人なんだけど、そうですね、仮にKちんとしておこう。その子との付き合いも長くて、てか私より一歳年上の友人でさ。私が十八かな?んでKちんが十九の頃が出会いで。

私が前の前のジャンルでサークル参加してた時に出会ったのね、てか私は書き手でKちんはお客さんで。何かその頃は私も一人で同人活動をし始めたばっかりでしたからさ、それより以前の元ジャンルでは複数人で書いたり(他の子は描いてたり)しましたから、つまりはイベント中でも誰かしら話す子はたくさんいたんだけど個人参加だとそうもいかず、つーかイベント中に話しかけられたり話したりする事にすっげえ飢えてましたよね(誰かれもなく話すのが好きな奴だから)


だからKちんが最初に私のスペース前に現れて、

「あの……私ユカリさんのお話好きなんです。てかファンです、いつも御本を買ってます。この間も通販で買わせていただいて……」

と、おずおずと話しかけてくださった時はとても嬉しかったなあ。私も思わずキラリと目を輝かせて、パイプ椅子から腰を浮かしかけ、

「え?……マジにですか?!(目をカッと見開き)」

みたいな。驚きと嬉しさで破顔一笑ですよ思わず、だってそのジャンル移ってきて初めてかな?そんな事を正面切って言ってくださった方はね。

んーと、その頃も私はくだんの性癖によって受けひとりの攻めが二人っつうトライアングルを推してまして(えええ十年以上前から性癖が変わってないの?)

つまりはB×AとC×Aの両方を同時に推してるというね。どっちも好きなの、どっちも捨てられないの、てかBもCもAくんが好きなの。だからしゃーねえだろ?お前ら弱肉強食なんだよ、この世界はトライアングルなんだよ!っつうスタンスで(だからお前今と全く変わってねえだろ!)

昔っからそんな奴だからね、もー私なんざ固定派の人にはどう扱っていいか分からん奴でしかないしさ(本当に)。BA好きな人でもCAは嫌いだったりすりゃ、私なんざ目の敵でしょ?仲良くしてる人もたくさんいたけど、やっぱりジャンル内でもよく分からん奴扱いもされたな。
てか今ならそこまで固定とか逆CPとか目の敵にもならない気もすっけどなあ。人は人、自分は自分、それぞれ自由にしていいだろ?って感じでね。
でもほら、2000年代前半は今よりは全然自由度も低かったじゃないですか。


だからKちんに、

「BAとCA大好きなんですよ〜!もー二人でAを挟めって感じで!」

などと熱く語られた時には私もさらに目をカッと見開き、

「それ!私もですよ〜!トライアングル大好きなんです!」


Kちんとそのままこんこんと話し込んだという。多分一時間はそのまま話してた(長くね)

そしてハッと我に返ったKちんに、

「あっ、すみません!私スペースの前でこんなに長々と話し込んじゃって!」

謝られて、私もそこでようやく小一時間も時間が経ってる事に気付き、てか話に夢中になるとついつい時間を忘れる奴ですからね私は(オタクの性か)、

「すみません……私も気付かなくて。宜しかったら私とメルアドを交換してもらえないでしょうか」

LINEだのTwitterもない時代なので真顔でメール交換を持ちかけたという。
そう、最初に私に話しかけてきたのは確実にKちん。私を先に知っていてくれたのもKちん。だがしかし彼女ともっと深くまで付き合いたいと思ったのは私、必死にナンパしたのも私!私でしかない、てかもう全然こっちからナンパですよ?!だってもう飢えてたの、そのジャンルでそこまで性癖が合致してる人にようやく巡り会えた!ってその嬉しさが募ってね、私ときたらもはやそれだけですよ。
話してるうちにKちんのお人柄にも惚れたのもあったなあ。この人凄く良く私の話読んでいてくれるのだなあとか、そういうありがたみもひしひしと感じて感動でひとしおと言いますか。

つまりはこの人を絶対に私は逃さないと、あの初回の邂逅にて真顔でメール交換を申し出た当時の私にはそれだけしか頭になかったですね(どんだけ必死なのか?)


そしてまんまとKちんのメルアドをゲットした私はですね、イベント終わった後にすぐに彼女にメールをした!彼女もまたジャンル話に飢えてたらしく、軽く恋か?って勢いでメールをお互いに交わし合っていた(本当にな)

そっからかなあ?何かイベントのたびに話したり、売り子さんしてもらったりするようになって。そんで私もKちんに普通に会いたかったから、イベント時じゃなくても毎週のように東京通ってたな。Kちん元から東京の子だったからね、私は地方の子だったし。
んで私も若くてお金も持ってなかったからさ、高速バスは乗りまくってたよ。そんでついつい夜のマックでジャンルの話をし過ぎて、高速バスの最終便に乗り遅れそうになって(だから変わってねえよユカリよ)、Kちんや他の友人達と夜の池袋ダッシュしたのも忘れない。

その頃にはすでに親友になってましたから、Kちんのお家にも何度か泊まらせてもらったりしてましたからね、そんでジャンル繋がりで得た互いの友人も多かったですからね、確かあの時も何人かで深夜の池袋走ってたよな。私とKちん入れて四人?五人くらいは居たはず(だから皆で走る前にお前はバス停に行けって)


「ユカリちゃんマジにバス乗り遅れるって!やばいって!本気で走ってんのそれ、怒るよ?!」
「走ってるよ?!すっげえ本気なんだよ!(ゼエハア)」
「何それ!もーダメだわユカリちゃん、いいわもうユカリちゃんのキャリー私に貸して!私持つ!ほら頑張って!」

そして私がガラガラと鈍臭くひいてた四輪のキャリーバッグを颯爽と抱え上げたKちんはですね、そのままダダダと池袋を走ってくれたという(元陸上部の経歴)

ずっしりと紙が詰まってたバッグはクソ重かっただろうに、あの時は本当にごめんなさいKちん。そして叱咤してても激励してくれた貴女が大好きすぎる。心から


そんな私にも季節は巡り、ジャンルもいつのまにか移り変わり、そんで二十代も半ばに差し掛かって結婚も決まったと。
その頃には既にKちんとはジャンルは別れてたけど、相変わらず私の話はのってくれたし(Kちんも銀魂自体はよく知っていた)、私もKちんの話は大好きだったので、そこはもう別々のジャンルっつう括りもなく仲良くはしてたのだよね。

彼女と茶店にて茶をしばきながら、

「え〜ユカリちゃん新八が好きなの?え、銀さんと新八?銀さんと土方じゃなくて?銀魂っつったらあの二人かと」
「あ、私はめっちゃ銀新なの!てか銀さんと晋助で新八くんを挟めば良くない?と常に思ってて(真顔)」
「晋助って……高杉?は?!ちょ、銀さんと高杉で?!新八を挟むって?!」(←一般の反応)
「そうそう、晋助ね。つうか高新よくない?みたいな。良いよね?高新もめっちゃ好きでさ!」
「いやジャンル外の私にどうか聞かれても……てかまたやってるんでしょトライアングルとか〜!何でユカリちゃんは変わらないの?私も好きなのは変わってないけどさあ。でもユカリちゃんの銀魂小説は読んでみたいからサイト教えて!」(←お前も好きなんでしょうよ)


こんなんを話してたのだよね。二人とも大人になって、お互いに会社勤めを始めても全然普通に友達だったのだよね。彼女もジャンル変わっても私の小説読んでくれたりもするし、私も彼女のバイタリティーは本当に尊敬してるし、だって推しのイベントあるからって海外まで颯爽と飛んでいく友人様ですからね、その上でアキバの某企業本社にてバリバリにお仕事をもこなされている彼女はマジに尊敬に値する大好きな人だと。

だから頼んだよね、結婚式のスピーチも。彼女には当然の流れで頼んでたのですよ。
そう……挙式の一週間前に私が銀新オンリーに行ったことを知ってるKちんにね?(ん?何か始まったの?)

結婚式にはもちろんKちんの他にも数人の友人は呼んでいて、てかもちろん私の友人達ですから、Kちん以外にも結婚式に呼んでた私の友人達はもれなく皆してオタクでしたね(やはり)


だからねえ、Kちんがスピーチを始めた時。

「ユカリさん、○○さん、この度はご結婚おめでとうございます。今日のこの日に〜」

と滑り出しもなめらかに始まった感動のスピーチで、私なんざ最初っから既に涙目で聞いてたもんですけど、スピーチが徐々に進みですね、

「ユカリさんの良いところは、好きなものに対していつも全力で取り組むところです。私との出会いも最初はそこからでした。ユカリさんが大好きなものに全力疾走してくれたから、全力で書いてくれたから、ユカリさんの小説を読んだ私はとても胸を打たれて……そしてユカリさんと話してみて、すぐにユカリさんが大好きになりました」(←何を言ってんの?)

Kちんはこんなんを喋り出したのですよ、てか小説云々言い出した時点で軽く私側の友人席から笑いが起こる。全ての事情を知ってる、結婚式してる時点で私が銀魂にどハマりしてることをすべからく知ってる友人達は皆して笑いを堪え切れていない(お前たち)

そして理由の全く分からない旦那側のリア充友人席からは、

「え?何?○○の嫁さんってなんなの?」

疑問の声が巻き起こる(だろうな)

そして笑っている私側の友人席、頭の上にクエスチョンマークを浮かべてる旦那側の友人席を涼しい顔で見渡したKちん、いよいよスピーチのまとめに入る。

「ユカリさんはとても愛情の深い方です。先ほども述べましたように、大好きなもののためならどこまでも一生懸命になれるのです。そんなユカリさんとご結婚される○○さんは、ユカリさんの三次元でのいちばんを獲得されたということです。これからの結婚生活はきっと愛情に満ち溢れたものになると思います。二次元における大好きは色んなものがあるユカリさん、色んなキャラを愛するユカリさん、これからも三次元ではどうか旦那様を一番に推していってください。そしてどうぞ二人仲良く、三次元にて末長くお幸せに……あなたの友人でいてファンでもある、Kより」

そのままスッと紙を折り畳み、ひな壇に向けて淑やかにお辞儀をするKちんですよ。

いや〜私はもう笑うしかなかったね。三次元でお幸せに、とかリアルに言われてさ、もう泣きながら笑ってたね。泣くのに笑ってるから、絶対に化粧も崩れてたよね(注・この人は新婦です)

そしてこの時点で私の友人席もまた爆笑の渦に包まれている。つか私の妹二人ももれなく笑っている。オタクな三女もオタクじゃなくても通じるもんのある次女も、どっちも盛大に私を見て笑っている。そして私がオタクであることをよく知ってる私の父母もめちゃくちゃ笑っている、そして何より私の隣りの旦那がいちばん笑っている(ちょ、お前さあ旦那!)

「ああ、先週銀魂のイベントで東京行くっつって会ってきたのKさんだったのかあ」

納得のていでほのぼのと笑っている(納得しているの?)

だからねえ、もう最後は旦那の親とか旦那の友人とかぶっちゃけ『???』っつうクエスチョンマークが頭の上には浮かんでたスピーチではあったけどね、だって二次元や三次元っつう単語にピンとこない人たちなら訳分からんかっただろうけど、もういいの!だって当の私と私の旦那がめっちゃウケてたんだからさ。主役の二人がウケてたらね、もうめっけもんでしょうよ。親父繋がりで呼んだだけのどっかの議員のクソつまんねえ与太話を聞かされるよりさ、私は嬉しかったよ(どんな偏見)

もれなく私の家族や友人にもめっちゃウケてたからさ、あの日のKちんには本当にありがとうってなもんですよ。その後にビールを注ぎに来てくれた親戚のオッさんにも私のオタク道についてさんざっぱらツッコまれたけどさ、んなもんどうでもいいじゃない。てかいい友人を持てて幸せなのだなあとね、私は思ったもんですよ。


そんでも披露宴の最後に私が両親に当てた手紙ではさ、友人たちは全員泣いてた。全員さめざめと泣いてね、そして披露宴の後で皆して、

「いや〜小説書きさんの書く両親への手紙ってやばいわ!本人知ってんのに泣けるわ〜」(←お前)
「本当にね。マジにユカリが書いたんだよね、普段は銀新か高新の話しかしてないユカリがね!」(←だからお前)
「だねえ。あのユカリさんがね……旦那を大事にしなよね」(←分かってるけどお前)
「てか私なんてユカリちゃんと先週も会ったよ?何か銀新のオンリー行くとか言ってて。東京来てたよ、この人」(←Kちん)
「はあ?!マジwwwww」


私を取り囲んで延々と笑っている、そんなほのぼのとした披露宴後でしたよね(ほのぼのの定義)
この中にはもちろん私の土新ちゃん友達も含まれてますが、誰かは内緒です(そうですか)

それにしてもやっぱり結婚式の映像は残しておくと良いもんがあるよね、特にスピーチ映像はね!挙式とか別にどーでもいいんだよ(いいのか)、友人の様子とか親族のトーク撮ってる部分の方が面白い。今でもめっちゃ楽しいもん。

むしろ友人どころか妹たちにも私は爆笑されまくったんだけどね、結婚式ではね。父母にすら感動の涙どころか笑いの方を多く与えたよね、これでいよいよ実家を出て行く……という切ない感慨は一切無かったよね。むしろこういう私を引き受けてくれる旦那へのありがたみが更に増しただけと言うか(私の両親はどれだけ私をアレだと思っているのだろうか?)

ってもう、友人間における私の扱いって何?
もうこいつら何、なんかもう全員私をなんだと思ってんの?!(ユカリとしか思ってねーよ)

つか私の生き様って軽くネタでしかねーだろ、結婚式一週間前にオンリー参加は今でも友人間の良い語り草だよ!?(本当にな)

んー。しかし私もまた結婚した後に引っ越したりして、土新ちゃん友達と住居が遠くなったのはやはり寂しかったものですね。だって学生の頃はマジに毎日一緒にいたしさ。でも東京に住んでみて、逆にKちんとは距離も近くなったり。アキバで茶をしばいてみたり、彼女の仕事帰りに予約のBlu-ray取りに嬉々として一緒に向かったり、そしてKちんは普通にご本尊の話を小一時間はしてるし、私も銀魂における萌え話を延々としちゃうし(どっちもどっちか?)

こう考えると人生って本当に紆余曲折と言いますかね、一人一人が違うし。人との出会いやご縁もまた様々で、出会いも別れもあるのが誰もが生きる道でね。

んでもね、やっぱりこういう友人達が私は大好きであります。めっちゃ長く付き合ってるけど、ふっつーに色々喋って笑えるというか。くだらねえ話ばっかしてる時も多いけどさ。


最の高です。ありがとう。




神楽ちゃんお誕生日おめでとう!(万事屋さん)





ハイせーの!!銀魂の比類なきヒロインでいてジャンプ初のゲロイン、宇宙最強種族の夜兎の女の子でいて他の追随を許さぬ大飯食らいっ娘&毒舌っ娘、

そんでもとっても優しくて可愛くて、誰より思いやりが深い神楽ちゃん、
いつまでもずっと銀新二人のヒロインな神楽ちゃん、

そんな万事屋さんの紅一点こと我らが神楽ちゃん、お誕生日本当におめでとうございます!!めでたい!とてもめでたい。

いや〜こないだに締め切りがあった今回の人気投票はですね、実は私は神楽ちゃんに初めて投票してたからさ。今回の人気投票は神楽ちゃんと新八くんと晋助の三人に入れてるんだけどね(投票数はバラバラだけども)。元から晋助と新八くんには確実に入れようと決めてたのだけどさ、神楽ちゃんに入れるかはギリギリまで考え中だったと言うかね。


んでも投票の締切日ギリギリになって、何でか自然と、

「あ。今回はやっぱり神楽ちゃんにも投票しなきゃいけない……!」

という念に駆られて郵便局にダッシュで駆け込み、そのまま郵便局でハガキをしたためて、持ってきたシールやポスカ使ってちょっとデコったくらいにしてね、そのままポストに投函してきたという経緯がありましたよね。

そして私が記入台で必死になってるのを見た局員さんが、その必死さをどう思ったか、

「あの、こっちの席に座って書いてくださってかまいませんよ。今空いてますから」

などと言ってくださったので、私は神楽ちゃんの投票用ハガキの書き残り分は保険相談用の窓口で少しデコらせていただいたという(平日昼間に何をしているのか?)
しかしながらありがとうございます、あの時の局員さん。とても助かりましたお姉さん。てか地元の人しか来ない小さな規模の郵便局なので顔馴染みではありますがね、その局員のお姉さん(ん?つまりお前は地元でうっすらオタバレしているのか?)

それにしても郵便局さんに改めましてありがとうございます。そして神楽ちゃんに投票しようと決意を固めたあの日の私に……グッジョブ(そこは)


だってさ!もー私が好きなカプの一つに銀新があるもんですからさ、これは必然的に私とて神楽ちゃんにはいつだってお世話になっているのですよ。うちの銀新ときたら完全に神楽ちゃんバレしてるのですもん。そりゃあ普段からして神楽ちゃんにはめちゃくちゃお世話になってるのです。
銀新ときたらさ、神楽ちゃんのツッコミありきで成り立つカップルだったりするし……(ん?それお前の銀新だけな)

神楽ちゃんが居るからね、神楽ちゃんが居てくれるから、銀新がどんだけイチャイチャしててもセーフでしょ?(セーフか?)

どんだけ銀新がお台所でイチャをこき、例えば銀さんがね、


「今日の晩メシ何ー?」
「あ、銀さん。今日は唐揚げなんですよ」
「マジでか。一個ちょうだい」
「ええ?全くもう……一個だけですからね!」

などという流れでもって新八くんにつまみ食いの許可をいただいて、

「「あーん」」

何てことを平然と銀新の二人でしてようが(してるの?)、ふとその時に台所に入ってきた神楽ちゃんがね、

『うわ〜こいつらホモアル』

的な眼差しを決して隠さないものですからね(隠さないのが神楽ちゃん)、あまつさえ、

「何やってるアルか、このホモ共」

などとジト目で容赦なく突っ込んでくださるのでね、そして、

「てか銀ちゃんばっかりずるいアル!!何で銀ちゃんだけつまみ食いする権利あるネ?!んなもんは私だけの特権ヨ!」(←神楽ちゃん)
「あ?てめえ一個じゃ絶対ェ足りねえだろうが、てかお前晩メシの時にさんざっぱら食い荒らすだろうが!今から目に見えてんだよ、てかコレは俺の!俺のですー!」

銀さんと容赦なくギャーギャーと喧嘩をし合い、銀さんもこういう時は決して神楽ちゃんに譲りませんから、神楽ちゃんに唐揚げの一個も譲る気はないですから(注・この人はアラサーです)、

「ちょ、銀さん!別にいいでしょうよアンタ、神楽ちゃんと平等に一つずつあげますから!」

まあまあと窘めてきた新八くんにね、無意識に神楽ちゃんと同列に並べられてムカッとする銀さんがいたりして、

「てか俺と神楽が同系列って何?どういうこと?むしろお前の中の俺って何?そこんとこよく分かるように三百字以内で説明してくんない、分かりやすく教えてくんない(真顔)」

真顔で新八くんに肩ポンして説明を求めてきたりする銀さんがいたり、

そして新八くんがブチギレ顔になって、

「ああああもう面倒くさいったら!何ですかアンタ、何でそこで字数限定で説明求めてくんの?!どうでもいいでしょうよ、てか僕今お料理してるんですって!文句言うなら神楽ちゃんにしかあげないですよ!」

ジュージューと唐揚げ揚げながらぷんぷんと怒ってる新八くんもいたりしてね(そりゃそうですよね)

んでもそうやって新八くんに叱られてる銀さんを見て、ププーと笑う神楽ちゃんはと言いますと、

「うぷぷ。銀ちゃんってばザマないアルナ!新八ィ、私にもちょうだいアルー」

無邪気にぱたぱたと尻尾を振って新八くんの着物の片袖に取りすがるからね、そんなカワイイ神楽ちゃんにはとっても弱い新八くんもついつい兜の緒を緩めまして、にこやかに笑いかけると。

「はいはい。そこのバットから一個だけとってもいいよ?でも一個だけだからね神楽ちゃん、銀さんと仲良く……って神楽ちゃんんんんん!?」

……だけど新八くんはまだ甘かったと(ん?)


「おいひいアル(もぐもぐ)」

次に新八くんが振り返った時に見た神楽ちゃんは両のほっぺいっぱいに唐揚げを頬張って、ハムスターもよろしくもっちゃもっちゃと肉を味わっていたと。そして神楽ちゃんが抱え込んだ揚げ物バットの中身はすっからかんだったと(やっぱり)


「えええええ?!神楽ちゃんそれェェ!!お夕飯の分を一気に今食べるって、神楽ちゃんそれェェェェ!!」

そして無残な唐揚げの末路に崩折れる新八くんを銀さんもつと見下ろし、


「ほらな?神楽に温情を見せるとコレだよ、俺ァよく分かってたよ。もうこれで俺らの分の唐揚げはねーな、新八(もぐもぐ)」

銀さんも自分の分だけはしかと確保していると、あまつさえ既にもっちゃもっちゃと食ってると(銀さん?)。
神楽ちゃんに奪われそうになる寸前に、自分の取り皿にちゃんと己の分は確保していると。

「いやアンタも自分の分はしっかり確保してるじゃないですか、つまりは僕の分だけがないの?!え?!作った僕だけが唐揚げ食べられないってどういうことですか?!」


その事実にハッとして顔を上げた新八くんを見やった銀さんはと言うと、
ふうとおもむろにため息を吐いた後に神楽ちゃんと目を見合わし、

「そういう時もあんだろお前。男なら諦めも肝心なんだよ?(もぐもぐ)」
「そうアル新八、仕方ないアルヨ。万事屋はいつだって弱肉強食アル。私も銀ちゃんも悪くないネ(もぐもぐ)」
「だな。仕方ねーよお前、お前がいっつも俺にも神楽にもいい顔してっからこういう事になんだよ。要はこの事態を招いたのはてめーの責任だよ。この八方美人が(もぐもぐ)」

二人してやれやれ顔で肉を咀嚼してますから、
その傍若無人には普通にブチギレた新八くんは、

「ああああああ!!何なのアンタら、つーかもう死ぬほど殴りたいこいつらァァァァァァ!!」

イライラマックスでもって、例のカニ様の回の如く屈辱の拳を固めたと。
件のブチギレ顔を瞬時に新八くんのお顔に浮かべさせたと、そんな銀さんと神楽ちゃんですけどね(ほんっとにもう銀さんと神楽ちゃんにおける悪ノリが大好き!)


そして、


「つーかうちで肉食えるとか滅多にねェことだからな?その辺の飢えをも計算に入れてかからねえとダメだろ?そんなんだとうちでは勝てねーよ。なあ神楽三等兵(もぐもぐ)」
「全くであります銀ちゃん上等兵!!(もぐもぐ)」
「つまりな、今のは気を緩めたてめーの負けだよ?新八(もぐもぐ)」
「そうアルナ。新八のせいアル、この甘ちゃんが(もぐもぐ)」

神楽ちゃんと二人でまだ唐揚げ食いながら新八くんを見下ろす、てか新八くんにも肉を決して譲る気はない、てか唐揚げを作ってくれた新八くんにすら譲る気はないのがここ万事屋の大黒柱……つか銀さんと言うか(これだからアンタは銀さん)


そしてまだ膝をついたまま、

「ううう……そうですよ、アンタらに甘い顔をした僕が全部悪かったですよ!!僕がまだ甘かったんです。アンタらの性格を全部把握した上で、まだアンタらに甘くしちゃう僕が……」

恨み言にもならない恨み言をぽつぽつ述べる新八くんをやっぱり神楽ちゃんと銀さんは見下ろして、ふと目を見合わせ、

「ったく、仕方ねーな。誰もお前の分を残してねェとは言ってねーだろ?」
「そうアル。早合点すんなヨ新八」
「……え?そ、そうだったんですか?(キラッ)」

不意に湧き上がる喜びにお顔をあげた新八くんを見て、

「もう!それならそうって何で最初から言ってくれないんですか!二人してやだなあ、もう!」

ニコニコと素直に笑う新八くんに、銀さんも神楽ちゃんもニッといい顔で笑いかけて、

後ろから取り出したお皿をスッと新八くんに翳して、


「ほらよ。お前の分のししとうの素揚げは残しといたぞ(ニコ)」
「ほい。新八の分の付け合わせのキャベツもあるネ、お前たくさん刻んどいたアルナ。そのおかげでたくさん食べられるアルヨ!(ニコッ)」

新八くんに唐揚げの付け合わせ食材を譲る気は満々ですからね?
……てかね、それ作ったのも漏れなく全部新八くんですけどね!?(おいィィィィィィ!!もう殴っていい、しばいていい?!)

「それもう肉じゃねーよ、てか全部僕が用意してたおかずだよ!もうやっぱりこいつら殴りたいィィィィィィ!!一回は死ぬほど殴りたいィィィィ!!」(←一回と言わず殴った方いいよ)

そしてやっぱり膝をついてダンダンッと悔しげに床を叩く新八くんなのです、てか万事屋さんでは何でこうも弱肉強食が常なの?(いや……だって万事屋だしね)


んでもさ、銀さんも神楽ちゃんもさ、結局は新八くんが好きだからさ。そんな大好きな新八くんの分のご飯も、結局はジュージューしてくれる気がしますけどね!

「ほらもう怒んなよ新八。オムライスでいいなら俺がちゃちゃっと作ってやっから」(←手早い上に美味しい)
「そうアル新八、銀ちゃんのメシでいいならとことん食べるヨロシ。今日は銀ちゃんを扱き使っていいアルヨ?(もぐもぐ)」
「つーか漏れなく神楽も同罪だろうが、食ってねえで手伝えよてめーは!」

って、銀さんがオムライス作ってる横でやっぱりもぐもぐしてる神楽ちゃんを見たりしてるとさ、新八くんも怒ってた筈なのに、やっぱりどうしてにこっと笑顔になっちゃってね。

「ありがとうございます、銀さん。ありがとね神楽ちゃん。でも……銀さんのオムライスはもちろん美味しいですけど、僕だけ今日はお肉が食べられなかった訳ですからね。つまりは明日もお肉買えるように働いてくださいね、銀さん!」

オムライスを頬張りながら笑顔で銀さんに釘をさす、銀さんの頭の上にグサッと特大フォントを刺しておく、何なら銀さんに「うっ」と胸を押さえさせる、図星刺されてスススと視線を泳がせる、
てか新八くんもさすがにつおい!この弱肉強食の場である万事屋さんを仕切ってきた歴史がさすがに長い、てか転んでもただじゃ起き上がらないことこの上ない!(さっすが新八くん)

はー好き。大好き大好き。そんな万事屋さんの三人がめちゃめちゃカワイイのですけどね、全くもうね。てか私の逐一説明が長いというか(いつもの事か)


そんな感じに今月は神楽ちゃんも交えた万事屋さん三人のお話とかも書きたいものです。三人でわちゃわちゃやってたらいいよ、三人でわちゃわちゃ仲良くイチャついて、てかもーね!!やっぱり銀新にゃ神楽ちゃんは必要不可欠なのですよ。


あ。そうそう、こないだまで書いてた銀新のお初話の落着と言いますか、

『銀新の二人がめでたくくっついた後の神楽ちゃんの反応が知りたいのです』

というコメントもいただいてたので、そしてそれ私も知りたいところなので色々考えてみようかな!と思案中です。気にかけてくださってありがとうございます!
んでも次に更新のお話は神楽ちゃん出てこないのだけど、月曜以降にまたちまちま考えていく所存なのですよ。やっぱり今月はまだ銀新や万事屋月間を引き摺りたい。まだまだ引き摺りたい、そして十二月になったら速やかにジャンフェスに行きます(一気に年末へ?)


つうかやっぱりさ、やっぱりどうであっても神楽ちゃんは書きたくなっちゃうよね。神楽ちゃんが居てこその万事屋さんだしさ。神楽ちゃんが銀新の二人を大好きなことと同じくらい、いやそれ以上の勢いで銀新の二人は神楽ちゃんを好きなのだしさ。

何つーか三人と一匹で繋がってる時の充実度がすごいよね、あいつらは。

ほんっと家族だよね。血の繋がりがなくても、結婚や籍という括りがなくても、めちゃめちゃ深いところでしかと繋がってる。地下の奥深いところに共通の水源があるみたいにさ、万事屋さん達が繋がってるところはとても深いの。根っこの部分でちゃんと繋がっているから、どれだけ離れても安心していられるというか。
でもね、こんなん言っててもできるだけ早く会ってほしいなー!原作の三人は!(うん)



色々話が飛んじゃったけども、神楽ちゃん本当にお誕生日おめでとうございます。今日という日に産まれてきてくれて本当にありがとう。



神楽ちゃんがだいすきだ




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