24ブログでもチラッと書きましたが、16歳の新八くんだった時分に晋助に一方的に捨てられて、21歳の新八さんになってまた再会し、普通に再び関係をもってしまう不埒な高新を誰か私にください(二回目だよ)。てか普通に最近は息をするようにエロス的なこともここで話しますが、そもそもうちのサイトを未成年が見てんのか?(え?)
いや、いないよね?ないよね、てか何ならサイトごとまるっと18禁サイトにしておくのでいいでしょうか。不健全な大人の攻めも多いので、てか二名ほどが不健全ですので、てかすぐに特定可能ですけど、まあサイト自体が破廉恥サイトということで一つ。取り扱いの攻めさん方に何一つ罪はないのです、罪深いのはユカリ単体であります。
ここは攻めさん方に優しい居場所を自負するサイトです(初めて聞いたよ)

話は冒頭に立ち戻る。つまりは十六歳の頃に晋助に出会い、無理やりに晋助のものにされてしまった新八くんなんですね。初回はマジに最低な感じで始まってるんですね(そこは通常パターンの高新な感じです)。それでもなんだかんだで新八くんも傷付いた獣を放っておけない少年なので晋助を憎みきれず、晋助の孤独に触れて、晋助が時折垣間見せる傷口にドキッと鼓動を乱し、だんだんと晋助のことを気にかけるようになって、癒してあげたくなって、そのうちに晋助のことが気になってたまらなくなってしまって、逢瀬を重ねるうちに徐々に晋助に惚れていってしまうと。新八くんはとてもほだされやすい少年。

でも晋助は晋助なんで、新八くんに特に本音は漏らさないでしょ?絶対に好きとか愛してるとか、言ってない。言えない。てか、何ならですね、

「どうせてめェは銀時とデキてんだろうが(ペッ)」

とすら思ってますけど?(晋助)新八くんがどれだけ銀さんとの仲を否定してても、そう思って止まない晋助です。この手の晋助は新八くんのこと、あまり信用してない(新八くんもだけど)。だからね、別れもマジで一方的ですよ。ある日いきなり、晋助はもう新八くんの所に行かなくなってしまって。
でも新八くんはしばらく待ってんの。今日は高杉さんが来るんじゃないかな、明日は、いや明後日こそは……って、しばらくはずっと健気に待ってんの。何ならお酒とか用意したくらいにして、高杉さん、って健気に思いを馳せてんの。

でも月日は残酷に流れ、ひとつの季節が新八くんの日常を通り過ぎた辺りで、

「(僕……もう高杉さんに会えないんだ……もう……)」

って、月の美しい夜更けに泣き濡れる新八くんがいるんですよ。ここでついに悟った訳ですね、己は捨てられたんだと。でも銀さんにも誰にも言えないんで、自分の中で消化していくしかない訳ですね。
誰にも言えない新八くんの初恋は、こうして幕を閉じた次第です。こうして終わった初恋を思い返すと、ほろ苦くて切なくて苦しい思い出ばかりで、でも二人で逢瀬を重ねてた短い瞬間の、狂おしいまでに燃え上がった恋心までもを否定したくない。誰にも言えないけれど、確かにあれは恋だった。確かにあれは、新八くんの初恋だったんです。
幼過ぎて全てが曖昧でしたけれども。

(だから高杉さんに会わない方が良かった、なんて僕は言わない……)

と、十六歳の新八くんは必死でそう思う訳です。そしてまた月日は流れて、今度は晋助のみならず、銀さんまでもが居なくなっちゃった訳ですよ。そりゃあもう、新八くんが必死で護ろうとしていた矜持とか一瞬フワッとなっちゃって、一時は自暴自棄になりかけてた時もあったような無かったような(どっちつかず)。でも僕がこの町を護るのだと、銀さんが帰ってくるまで僕がちゃんとしなきゃと、新八くんは鍛錬に鍛錬を重ねて、ああして強くなったのですよ。新八くんから、新生☆新八さんに生まれ変わったのです。

でさ、新八さんはカッコいいもんだからさ、あの荒廃したかぶき町で女に誘われたことなんて数多ですよ。19歳くらいに育った新八さんがさ、ふと逆ナンしてきた女の子について行ったとしても誰も咎められないんですよ。だってずっと一人なんだもの。神楽ちゃんとも仲違いしちゃってるし、孤独なんですよ。人肌を求めて、見も知らぬ女とフラフラとホテルに行ってしまう……そんな新八さん(19)を、誰が咎められようか。
しかし、しかしですよ。そんな風について行ったのに、新八さんは果たせなかったんですね。女に挿入はできなかったと。だって16歳の新八くんだった頃にさんざっぱら晋助に抱かれて、男を教え込まれている訳です。何も知らなくて真っさらだった身体を弄り回されて、徹底的に晋助の女として躾られている過去がある。つまりは一回壊されて、男を受け入れて悦ぶ身体へとまた組み立てられている。
晋助との愛欲と情痴に溺れた過去が、今の新八さんを縛っている……(萌え)

だから焦る心とは裏腹にですね、新八さんの身体が女と逐情することを拒んでるの。新八さんは女を抱けなかったんですよ。
新八さんはもちろん愕然として、マジで自分が情けなくて、またもプチ自暴自棄になる。いやかぶき町は護りつつ、鍛錬は常に重ねつつも、アッチの方だけ自暴自棄になる。
だって新八さんから垂れ流されている、あの色気。未亡人オーラ全開なあの色気を、他の男が気にならぬ筈がない。
誰より慕っていた銀さんが居なくなったこともあるし、晋助と秘密のラブい逢瀬を重ねてイケナイ子になってしまった事もあるし、とにかく新八さんは男にモテる。つまりは二人の男と切っても切れぬ関係にあった新八さんから無意識に漏れている、あの色香(言い方)。

やけになってしまった新八さんは、その頃からちょくちょく色んな男と寝るようになっていく。つまりは色んな男に代わる代わる抱かれるという、ちょっとビッチな新八さんがここに誕生した訳です。

ビッチな新八さんはいい。ちょっとワイルドですよ、だって別に自分のこととか大切に出来ないし、する気もないし、だから夜毎前にも後ろにも男のものを咥えてたりして、(以下自主規制)

まあ……そんな新八さんですよ。そうやって爛れ切った生活を送ってた訳です。
だって身体が濡れてないと、新八さんは落ち着かないの。誰かに求められていないと、すごく寂しくて、切なくて。

「(銀さんにも高杉さんにも、僕は捨てられたんだ……)」

って思うから、もちろん新八さんは発語の上では「俺」言ってますけど、あの喋り方ですけど、心の中では僕ですよ。16歳の頃の自分が心にはまだ居て、必死で叫んでんの。僕を捨てないで、置いていかないで、お願い──って、銀さんにも高杉さんにも縋ってんの。でも言えないの。もう誰にも言えないんですよ、だから新八さんは今日も身の知らぬ男に身を預けてしまうのです。

しかし!新八さんがそんな生活を続け、21歳になった頃でしょうか。突如としてまた晋助に再会するの。
時期的には、銀さんに出会うよか前がいいな〜。再会の場はどこでもいいんですけど、新八さんがいつも根城として使っている廃ビルの一室に寝に帰ったら、そこに置いてあるベッドに平然と晋助が腰掛けてたパターンがいいですかね。
そしたらマジ新八さんはびっくりして、は?!ってなっちゃって、でも晋助の態度はアレなんでね、全く悪びれてないので、新八くんだった頃のように平然と新八さんを扱おうとするもんだから、そりゃあもう新八さんの抵抗は物凄いですよ。晋助がふらりと立ち上がって新八さんに触れようものなら、

「──俺に気安く触るな!」

って、眼光鋭い視線を眼鏡の奥から突きつけて、パシンッて晋助の手を叩くでしょ。

「貴様……」

って、歯をギリリと噛み締めながら晋助を睨んでますよ。そしたら晋助もマジ愉快になっちゃって、くっくって喉奥で嗤ってる感じで(ほんと晋助性格悪いね)(大好きですはぁと)、

「てめえは随分と変わったなァ……新八。いい目をするようになった」

って、ゆる〜く煙管ふかしながら、新八さんの鋭い眼光を物ともせずにその隻眼で見つめ返す。そしたら、その変わらぬ翡翠色の眼差しに、新八さんはたじろいじゃって。

だって、ずっとずっと本当は高杉さんを愛してたんだもの。純粋無垢だった十六歳の頃から、間違ってるとは思いつつも高杉さんをずっも赦してきたの。本当はずっとあいたかった。抱き締めて欲しかった。抱いて欲しかった。

でも理性としては、何で今更アンタなんか……って、普通は思うでしょ。僕のことを捨てたくせに!僕はアンタのことをあんなに、あんなに──って、言いはしないけど(絶対に)、心の中ではそう思う自分もいるんですよ。けれど、新八さんはやるべき事をやらねばという理性が強い。だから悠々と煙管をふかしてる晋助に刀を抜く構えで向き直り、

新八さん「……今すぐ口を閉じて、俺の目の前から消えろ。そうしなければ、お前を斬ることになる」(ギロリ)
晋助「ほう。テメェが俺を斬るか。こいつァ面白え」
新八さん「……俺は本気だ」(引き続きギロリ)
晋助「慣れねェ格好に言葉遣いを組み合わせて、それで成長したつもりか?テメェは見た目こそ変わっちゃいるが、弱かったあの頃を隠してえだけだろう。……銀時の手に護られ、俺に抱かれたあの頃をよォ」(くっくっ)
新八さん「──ッッ!!黙れ!黙れ!!」(微かに頬を染めて)

ってな問答をするんですけど、ハッキリ言って、晋助にこの手のことをからかわれると新八さんはとっても弱いんですよね。だって今さ、適当な男達に適当にカラダを与えてしまうのだって、十六歳だった頃に散々晋助と情事に耽った過去があるからなんですよ。だから満たされない自分の性を埋めるために、他の男達に抱かれてんの。そこを刺されると、途端に新八さんはタジタジになってしまう。
そしたらさ、そうやってたじろぐ新八さんなんてさ、普通に晋助に押し倒されちゃうんじゃないかな!やだ大変!萌え!

無理やりにキスされればいいと思いますよ。そしてベッドに突き倒されて、必死に起き上がろうとしたところを馬乗りになられて、そのまま溺れるほどにくちづけを受ける。理性なんて蕩かすようなくちづけを受けると。自分はこうあらねばならないと頑なに突っ張ってきた新八さんのあのやらしい身体を溶かし、脳を甘く痺れさせて……そうそう、十六歳の純真な新八くんだったころに大好きだった高杉さんのくちづけにあらためて惑溺しちゃう新八さんなんです。

何でしょうね。そしたらね、もうね、言葉はいらないかと思うんです。今はもう言葉を使いたくもない。あなたを感じるのに、言葉はもう不必要。

晋助にキスされながら、新八さんは知らず知らずのうちに泣いてるんじゃなかろうか。抵抗しようしようとして抗っていた指先もいつの間にか力がなくなり、知らずのうちに晋助の首に腕を巻きつけてるんじゃないですかね。

本当はずっと待っていたんだもの。銀さんとは違う尺度で、銀さんとは違う感覚で、ずっとずっとあいたかったんだもん。
会いたくてね、ずっとこうして欲しかった。


そしたらね……っていい加減に長くなってきたから、一旦切るわ(続く)(えええ)