根底には中学生男子のノリがある二人：



「は〜。俺もいい加減やき回ったわ〜新八如きに血迷ってるとか(チラッ)」
「何でもかんでも僕のせいにしないでくださいよ。だいたい、その、銀さんの方がその、いつも僕にベタベタしてくるって言うか、(モゴモゴ)」
「(聞いてない)おっかしいな〜。俺別にホモじゃねーんだけど」
「僕だってそうですよ」
「だよな？ふっつーに女好きなんだろ、てめーも。何かおかしくね、そういう俺らが堂々とホモってるとか」
「おかしいとかおかしくない以前に、そういう事をいつもの死んだ魚の目で言っちゃう銀さんがどうかと僕は思います」
「(やっぱり聞いてない)絶対ェおかしいわな。お前とデキてても普通に女は好きだもんな、俺とか」
「(カチムカ)……ああそうですか。銀さんはそういう人ですよね、ってかちょっとばかりモテるからっていい気になってんじゃないっスか。まったくもう」
「なってませーん、女に全くモテねェ新八くんの前でそんな酷いことできまっせーん(うぷぷ)」
「いやなってんじゃねーか！即座に天狗じゃねーか！(プンプン)」
「何ですかお前、プンプンって何ですか。いい加減にしろよ、あざといんだよお前。んな擬音を背後につけててもてめえは地味なんだよ、勘違いしてんじゃねーぞ、俺以外の奴に興味持たれると思うな(真顔)」
「おいィィィィィィ！？鬼畜かアンタは！何で僕の発する擬音にまでケチ付けられなきゃダメなの！？」
「まあまあ、新八がモテねえのはいつもの事として。普通に女好きな俺らが乳繰り合ってるこの現実を見て語らっていこう、そうしよう」
「見たくねーよそんな現実！てか僕のモテないことを当たり前のように語るなァァァ！！」
「んー。でも俺、てめーみたいに好きな女のタイプ？とか別にねーしな。強いて言えば尻軽な女がいい。誘えばなびいてくる感じの(真顔)」
「銀さんのその価値観、凄く軽蔑しますよね(スチャッ)」(眼鏡のブリッジを押し上げる音)
「いいんですぅ、これは大人の意見なんですぅ。童貞のてめーには分かんねーよ」
「(むかっ)だから僕も女の子は好きですってば。お通ちゃん命ですもん！」
「あん？……銀さんと秘密のあれやこれやしてても、お前は女が恋愛対象になんのか」
「いや、えっと、カワイイ娘だったら……やっぱりその、惹かれるじゃないですか」
「ああ！？てめっ、女なんかと浮気したらただじゃおかねーぞ！簀巻きにして犯すぞコラ！(ガタッ)」
「いやどの口がそれを言うの！？とんでもないダブスタが居るよ！(ガタタッ)」



A.銀さんの方が大人な分だけ、重症なんだと思いますね