先日、NHKスペシャルで、人類はいずれ不老不死を手に入れる…と言うのをやっていました。観ませんでしたが、不老不死は人類の古来からの欲望だと思います。それが、叶うなんて…
私は不老不死は要りません。
いつまでも生きていないといけないなんて、拷問のようです。命に限りがあるから、人生はステキなのだとも思います。
この春、いろんな人との別れで、寂しくて情緒不安定です。親しい人と一緒にいられる時間がずっと続けばいいのに…と思ったりします。でも、本当にそれが永遠に続くなら…それはちょっと違うのではないかな…とも思ったりします。
もし、不老不死が現実になったら、一番変わるのは恋愛なのではないかと思います。若々しいままに命が永遠に続くなら、恋愛なんてできないのではないかな…
好きな人がいるということは、とても幸せなことですが、結ばれない時の辛さや、一緒にいられない時間の切なさや、そんなものも同時に運んできます。
それが永遠に続くなら、疲れ果ててしまうような気がします。
昔、私はその悲しさや切なさに耐えられそうにもないから、ちゃんとした恋愛をずっと避けていました。だから、本気で人を好きになれなかった。
あることをきっかけに、そんな切なさを受け入れてもいいのではと段々思えるようになって、人を好きになれるようになりました。
苦しい思いもするけれど、人を好きになることは素晴らしいことだと思います。
もっと昔から、そんな風にできたら、人生が違っていたかもしれませんが、不器用で、傷付くのに臆病で、すぐに心折れてしまう私には、これが精一杯だったようにも思います。
今はちゃんと人を好きになれるようになってよかったな…
時間切れになる前にそう思えるようになってよかったな…
そう思います。
不老不死よりも、ずっと素晴らしいものが、人生にはある…
そんなことを考えた今日のりこでした。
人は、適度に入れ替わる事が重要ですね。
*おっさんさん*
社会の進歩のためにも、人が適度に入れ替わることは大切に思います。長々と居座るとシステムが停滞しそうですよね…(^_^;)
でも私もりこさんのように不老不死なんて必要ないと思います。
自分だけが生きのびて、愛した人との別れや死だけが訪れる。
いつしか自分だけが死ねない葛藤が生まれるのではないかと、不老不死の体を手に入れた後悔が生まれるのではないかと怖くなります。
死ぬことができない、病気にもならない、怪我も再生して完治してしまう。
そのうちにやることや刺激がなくなり、鬱や精神崩壊してしまいそうです。それでも死ねずに永久にそのままの状態。
それよりも社会で生きていくために永久に働かないといけないのも苦痛ではないでしょうか。
限られた命の中で色んな経験をする事こそ命の大切さを学べるのだと思います。
*太陽さん*
生命が素晴らしいのは、限りがあるからなのかもしれません。限りがあるから、大切に思える。大切にできる。そういうものかもしれませんね。