2014-6-17 21:04
でも、忘れられない映画だった
散々なコメントをしたけれど、好き嫌いで言ったら『アデル、〜』は好きだ。
考えれば考えるほど、気になるし、好きになる。印象深く、後引く作品。
それは作品が「それでも幸せ」論調ではなかったからかもしれない。
「男女でも、同性同士でも、幸せも不幸も、同じだけある。
そして、同性同士だからこその困難も、ある」
不幸自慢して悲嘆にくれるでもなく、それでも幸せだと強がるでもなく、まさにありのままでいく、そのリアリティ。
そんな印象が自分の中に固まり始めている。
自分が感じた「アデルのダメさ」は、それでも、彼女らしさや人間らしさの以外のなにものでもないし。
巻き戻しの効かない、現実という結果を受け入れ、進むしかない、タラレバだらけなのが、本当の人生だからね。
原作も読んでみたくなった(バンドデシネだっけか)。