土方さんが、
「お前にはお前の未来があるだろう。……俺の側になんて居るな」
と、新八くんを突き放そうとしたとする。告白してくれた新八くんの言葉をぐっと噛み締めつつ、無論土方さん自身も新八くんを想ってるんだけどもそんな己の心を押し殺し、新八くんの未来のためにも身を引こうとしたとする(急にシリアスモード)。
だけれど、新八くんが泣きそうな顔で、
「……いくら土方さんの言うことでも、これだけは聞けませんよ」
って、涙を溜めた瞳で土方さんを見上げるものですから、
「僕は自分の意思で土方さんの側に居たいんです。どんな未来があったとしてもそれは変わらない。だから……土方さんの側に居させてください。ずっと……!」
と、ついには堪えきれずに涙をぽろぽろとこぼしつつ言うものですから、本当に真摯な様子で頭を深々と下げるものですから、
それには土方さんもきゅっと唇を噛み締め、ふっと軽いため息を落とし、
「……ばかやろう」
と口では小さくつぶやきながらも、涙する新八くんの背中をそっとその両腕で包む筈ですね。そして顔を上げた新八くんの可憐な唇にキスする訳ですね。新八くんは一瞬ハッとしつつ、しかし土方さんの隊服の背中にゆっくりと腕を回すわけですね。
土方さんは片腕で新八くんの腰周りを抱けるくらいなのに、新八くんの両腕は土方さんの背中を覆うことはできない訳ですね。隊服手繰ってるくらいですね?
土新の身長差萌え、体格差萌え、年の差故の葛藤萌えをここに集結した訳ですね?
まったく、土新ちゃんにはくっ付く前にこの手の一悶着は絶対ある。まったくもって土新ちゃんは幸せにならねばユカリは身を投げますよ。晋助の為にも投げて、土新の為にも投げる所存の我が身ですよ(命を大切に)
てか既にこれは書いているのだが、好きなシーンは何回も何回も書きたくなりますよね(とんだ既視感のタネを延々と蒔き続けるサイトです)