蟹の名産地といえば全国にいくつかありますが、最もよく知られているのは、北海道で間違いありません。
色々な種類の蟹が日々水揚げされている北海道。
品種によって多少の差はあれど、それらの要素を踏まえても、全体的にはやっぱり北海道の蟹が一番です。
しかし、実際に北海道に行ってみると、北海道で売っている蟹が実は海外産であるというケースが少なくないので、ちょっとびっくりします。
贅沢品といえば何といっても蟹。
私も蟹は大好きで、通販で購入するケースが多いです。
しかし、いくつか注意するべきポイントもあります。
通販は届いてみるまで品物が見えないですから、事前に蟹の量を確認しておくのは大事なことです。
購入者を欺こうとする悪質な業者もいるのです。
また、蟹は冷凍で届くので、解凍にも気をつけましょう。
蟹を解凍する際には、時間をかけてゆっくり行うのが鉄則ですね。
急いで解凍すると、せっかくの蟹も旨みが抜けて台無しです。
モズクガニというといかにも安そうな名前ですが、世界でその名を知られた上海ガニの同族になるかにです。
ヒョウ柄にも似た背中の模様が特長で、大きくても甲幅8センチメートルくらいですから、食用がにとしては小さめです。
全体の重さが170グラムから180グラムになるのが標準といわれています。
それから、小さい個体は雄のことが多いです。
出汁用や丸ごと食べるために、日本の各地で地味に利用されてきました。
プロも認める、活き蟹の上手な捌き方を皆様に伝授しましょう。
最初はお腹が上になるように蟹をまな板の上に置き、蟹の前掛け(ふんどし)を外します。
メリメリと音を立てて簡単にはがれます。
次いで、包丁の手元の部分を使い、お腹の真ん中に切れ込みを入れます。
腹に入れた切れ目を中心に、足を甲羅から外します。
ここは結構力が要ります。
ここで、甲羅の内側のひだ状のエラや薄皮を取り除くのを忘れずに。
蟹みそがこぼれやすいので、あらかじめかき出して甲羅を入れ物にしておきましょう。
ここまでで形になりました。
最後に、調理バサミや包丁で脚を切り、包丁で表面に切れ目を入れて、身を取り出しやすくしておく。
以上が蟹の捌き方の基本になります。
かにを茹でるのは、保存も利くし、食べる人が好きな味をつけられる調理法ですね。
おいしく茹でるにはゆで汁に塩を入れるのが第一のコツです。
塩分は濃くしないことを心がけて、塩味がついたな、という程度のゆで汁で結構です。
もしも鍋に入りきらないくらい大きなかにだったら、見た目より味で、甲羅と脚は別々にし、鍋からはみ出さないように茹でた方が良いです。
そして、茹でる前に全体の汚れを落とすと鍋の後始末も楽です。