昔からある詐欺の手口で、自宅に突然蟹が送られてくるというのがあります。
「カニカニ詐欺」とも呼ばれる、蟹通販詐欺という手口です。
代引きで送られてくるのが基本ですが、家の誰かが注文したのかと思い、まんまと支払わされてしまうのですね。
詐欺といえば詐欺なのですが、警察沙汰にするような大きな金額でもないし、ひとまず蟹は手に入ったのだからいいかと思ってそのまま泣き寝入りしてしまう人も少なくないようです。
通販を名乗る荷物が突然届いた場合は、すぐにお金を支払わず、念入りに確認することをお勧めします。
お歳暮でかにを贈るのも良いですよね。
そのかにを買う際には気をつけてくださいね。
実にありがちなことですが、品数が豊富であればあるほど、手間を惜しんで店側に選ばせてしまうのはいけません。
どれを選んで良いかわからないからでしょうが、お店の人の見る目を安易に信じてしまうと、鮮度の落ちるかにや、身の詰まっていないかにを贈ってしまうおそれがあります。
大事な方に贈るかにならば、実績のあるところから買うことを勧めます。
活蟹をさばくのにはコツがいります。
以下の点に気をつけてください。
はじめに、まな板の上で蟹のお腹側を上に向けます。
そして、腹部の三角形の部分、いわゆる「ふんどし」を外します。
お腹を割るのには包丁の手元の部分を使います。
続いて、腹の切れ目を中心に、足を甲羅から取り外します。
ここで忘れず、エラや薄皮を指で外しておいてください。
これらは食べられません。
蟹の醍醐味である蟹みそは、甲羅の内側に入れておくといいです。
最後は、食べるときのことを考え、包丁やハサミを使って脚を関節部分で切り離しておき、食べるときに身を出しやすいように、表面に切れ目を入れておくという手順です。
慣れれば早くさばけるようになりますよ。
松葉ガニのメスをセコガニといいます。
どちらかといえば、松葉ガニより大きさは小さいことが多いですが、卵が甲羅の中に詰まっており味わいも豊かで、松葉ガニよりも、通好みでファンが根強くいます。
かにのシーズンの始め、11月から1月の間しか水揚げされることはなくその貴重さは際立っています。
多くの方がそのお得さに気付いている「訳あり蟹」。
私がそれがお得だと敢えて主張するのにはお得な根拠があります。
それは通販ならではの利点と言えます。
実店舗で購入する場合、いわゆる「ワケアリ」商品は出てこず、普通の値段で普通の蟹を買うだけであり、びっくりするほどお得になるという例はほとんどないでしょう。
ここに通販の利点があります。
蟹通販では、形さえ気にしなえれば、傷物の蟹が安く買いたいお客様向けに「訳あり蟹」として売っており、確かに蟹の味自体には影響しませんから、考えようによっては大変お得です。