車の買い換えをすることになった時、業者の査定を受けて売却するという人も増えてきています。
その際、気を付けておきたい点があり、車の事故歴、修理歴を相手の業者に伝えないでいるとどうなるか、ということです。
車を売却する際には、店と契約書を交わしますが、そこにある買取査定規約によりますと、事故歴については、わかっている場合にはそのことを申告する義務について記されています。
この義務を遂行しなかった時、つまり申告しなかったり嘘をついたりしていた時には、契約成立後や、買い取りが終わっている状態であっても事後減額要求ができることになっていますから、事故歴は隠さず、申告しておきましょう。
買取店に車を売却する前にしておくべきことは、二つほどあり、とりあえずするべきなのは相場の机上調査です。
これはネット一括査定などを利用すれば簡単です。
市場価値を知らないと、足許を見られて買い叩かれる危険性もあるわけで、それを避けるためにも絶対に相場知識は必要なのです。
次に大事なのは、車をきれいにしておくことです。
ボディは埃を落とす程度に洗車してあればOKですが、車内は今までにないほど丁寧に掃除しておきたいです。
内装に付着しているニオイのもとをとっておかないと、査定で減点されるのは間違いありません。
中古車売買に於いて、車体の色は多いに査定額に影響します。
定番色と言われる白や黒は安定した人気があるので、査定の際に金額がアップすることが予想されます。
さらに、定番カラーであるシルバーはボディーなどの汚れが目立たないのでもっとプラス査定がつきやすいのです。
白や黒、およびシルバー以外の車体色に関しては、あまり査定額アップに繋がらないでしょう。
査定の際に流行のボディカラーであったとしても、買取をしてから実際に次のオーナーの手にわたるまでには流行が終わっている可能性が高いからです。
何ヶ月くらい残っているかによっても事情は異なりますが、「車検」は査定金額に影響します。
勿論、車検が切れてしまっている車より車検が残っている方が有利です。
ただ、残りの期間が一年もないくらいでは査定金額にはほとんど影響しないと言えます。
車検の残りが少ないと査定金額も高くないからといって、車検をしてから売るのはあまりお勧めできません。
一般的に車検費用と査定アップされる金額では、車検費用の方が高く付く場合がほとんどなので損するのが目に見えているのです。
個人使用の乗用車の場合、走行距離は一年あたりだいたい1万キロというのが相場です。
そしてその5倍の5万キロという総走行距離の車は業界では多走行車と呼ばれ、当然ながら距離なりに査定ではマイナスポイントがついていき、いわゆる過走行車(総走行距離10万km以上)までいってしまうとゼロ円査定などという可能性もあります。
ただ、走行距離が少ないほど良いとは言えません。
総走行キロ数が車の年式の割に少なすぎる時には、外観からは見て取れない部分の状態が非常に悪くなっていることも充分考えられるからです。