トローネエンゼル

刷り込まれて、しみついて、離れない記憶。僕のじゃない、過去の、好み。
それでも蘇る旋律。声音。重低音。ずりずりと禁断症状を明るみに引き摺り出してくる。


夏の終わりに必ず聴きたくなる彼ら。自発的願望じゃなくて、自然的願望。もはや他者の僕の思い。
そして鬱とかりそめの躁に転がされている時の証。
それらに気づくのはいつも後から。

みんな元気かい?