ほんと今更な話で恐縮なんスけど、山崎とたまがお見合いする話があるじゃないですか。単行本なら44巻、第384、385訓ですね。その回でまァ、真選組&万事屋の皆がやんややんやとお互いに茶々入れまくってるんですけど、着目すべきは真選組の常識人、マヨラーニコチン野郎の土方さんこと(それ常識人なのか)、土方十四郎さんの意見ですよ。
流血している山崎に対して、スッとティッシュを差し出したたまに、
「そこは普通ティッシュじゃなくてハンカチじゃないの、止血もできるし。アレ、おかしいな。気の回るからくり家政婦って聞いてたんだけど」
と、こうですよ。……こうですよ?(いや分かったよ)
で、互いにいちゃもんつけまくって、めっちゃぎすぎすしてきたあたりで坂田が発した挑発に(うちの看板娘連れてきてやったんだぞコルァ的な)、
「ウチも大変な仕事なんで、内助の功となる覚悟がないなら嫁は務まりませんから」
とかね、メンチきってる訳ですよ。なんかさも当たり前みたいな、さも定石を説いてる風なんですよね。え、知らないの?みたいな。いやそれお前……土方、お前の常識ィィィ!!(血眼)
だいたいね、アイツはですね、“嫁”に対して理想高杉なんだよね(変換違う)。怪我した時にさっとハンカチが取り出せて、的確に手当てができて、内助の功を地で行く女子なんて今はそうはいねーだろ。分かってんのかな、あのマヨラーは。今の女子はお前が思う以上に殺伐としてるんだよ、色んな意味で(敢えて伏せ)。
いや、……っていうか、その理想の嫁像に当てはまるのが万事屋に一人いるよね?万事屋の良心である眼鏡の、ツッコミ担当な眼鏡の(二回言った)、っていうか……新八なんですけどね?(ドヤァ)
もうやだ!新八と結婚したいならハッキリ言ってくれればいいじゃない!ばか!(ばかはユカリ!)
はー、よく分かりました。副長の理想の嫁=新八という図式はよォォォく分かりましたよーッだ!(腹立つコイツ腹立つ)
つまりですね、アレは土方さんの控え目なプロポーズなんですね?
「なんだトシィ、随分的確な嫁さんに対する希望があるんだなあ。誰かいい人ができたか?」
「ばっ、違ェよ近藤さん、俺ァそういうつもりじゃ、」
「いや、動揺し過ぎて煙草上下逆になってますぜ、土方さん。そりゃ火もつかねーや」
「てめ総悟コルァァァァ!!」(ガタンンンンン)
「八つ当たりは止めて下せェ」(ニヤニヤ)
みたいな会話が、裏であったに違いない、ということですよね?(血眼すぎるよ)
やーだー!土方さんやーだー!かーわーいーいー!!(もうコイツどうしよう)
ハアハア、ほんと土方さんが素で妖精というか。あの男、マジに素で妖精。そりゃお前新八とくっつきたくもなるよなァ。新八と所帯持ったら、お前の理想とする家庭的な嫁さんが家にいるってことだもんな?(ニヤニヤ)
妖精と妖精のCPだよ、土新。
たださ、よく坂田が黙ってたよね。坂田だったら反論しそうじゃない?
「やだー、自分の理想押し付け過ぎじゃない?今どきそれってなくない?神楽ちゃん、あのマヨラーどう思う?」
「そうやってかりそめの夢に溺れてるから今もしがない独身アルなー」(クスクス)
「だよねー、ないよねー」(クスクス)
「てめーら殺されてーかァァァ!!」(抜刀)
的な、グラ子とパー子が女子高の昼休みみたいなノリになりそうなんだけど。
まあそういういちゃもんは土新の華、ですかね(最後まで土方かわいそうだよ!)。