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局地的な格差社会


ユカリの敬愛する土新ちゃん友達は、ユカリが晋助とか銀さんのことでキャッキャしていても、ユカリがどれだけ、
「晋助かっこ良すぎて死ねるわ」とか、
「銀さんほどかっこいい男は居ませんけどね?」とか、キャッキャ言ってても(実際によく言ってます)、
「ほんとだよねー(微笑)」くらいの反応なのに、つまりは完全にユカリに絡まれてるクールな大人のお姉さん(注・同い年)くらいの反応なのに、ところがどっこい、これが土方さんの話になると一変し、

「や、やだ〜そういう土方さん凄いかっこいいぃ……ユカリさんやだ〜!!(ぽっ)」

っていう、至極可愛らしい反応を返してきます。「これは絶対新八くんも惚れちゃうんだぜ?」みたいな、キュートなドヤ顔を寄越してきます。何だお前。え、てかなんだろう、この温度差は何(言うな)。
楽しいから何でもいいんだが、それにしたって土方さん大好きっ子やなお前、っていう。

ここの格差社会に、(うちの)銀さんと晋助は怒っていいと思う。



うちの桂さんはこんな方です(銀新)



例えば神楽ちゃんと定春が出かけた昼下がりなどに、銀新がいちゃいちゃしていたと仮定します。

「だ、だめですよ銀さん、こんな昼間から何を考えてるんですか」
「だってお前最近泊まっていかねーし。そうすると昼間しかねェだろ」

的な会話を、ソファなどでしていたとします。てか何を営んでいるのか、すぐにお分りいただけると思います。
そしたらさ、そうやって新八くんがおずおずとしてさ、頬を染め、でも何となく銀さんのキスにときめいていたりしていたらさ、そして銀さんも『お、乗ってきた』とか内心思いつつせっせと続きをしようとしていたらさ、

桂さんは来ますよ?(いやタイミング)

だって来るんですよ、来ちゃうんですよ、だってこの間の悪さが桂さん。この空気の読めなさが、うちのサイトの桂さんだと思って欲しい。てか桂さんだしさ!?


最初こそ控えめに玄関戸をトントンと叩いてですね、

「銀時、居るか。大事な話があるんだが」

的な事を実直に呟いていてですね、それでも銀さんが出てこないもんだからだんだん大胆になっていってね、

「……ん?アレ?おーい、銀時。いないのか?いやこの際銀時は居なくてもいいが、新八くんなら在宅だろう。新八くんなら居てくれるものと俺は信じているぞ。もしもーし、新八くん、もしくはリーダー、または定春くん。ごめんくださーい!!誰か!」

しまいにはこんなんをクソ真面目な顔で叫びながら、玄関戸をガンガン拳で叩いております(桂さん)。無論、居間には新八くんと銀さんが居ますから、その声もしっかり聞こえている訳です。そしたらソファで二人して顔を見合わせ、しかし小声でひそひそと、

「銀さん、桂さんですよ。大事な用があるって」
「放っとけよ、どうせヅラの用なんざロクでもねーから。間違いねェから」(←最初から決めつけている)
「だめですよ。あんなに必死で銀さんを呼んでるってことはきっと、大切なご用があるんですよ。もしも桂さんの身に危険が迫ってたらどうすんですかアンタ。早く入れてあげなきゃ大変じゃないですか、僕が出てきますから」(←だんだん心配になってきた)
「アイツの身に迫ってる危険なんざ何もねーだろ?強いて言えば自分で自分をクソ真面目キャラと勘違いしてる頭の悪さが危険だろ。つか真面目と電波は全く違ェからなオイ」(死んだ魚の目)
「いやどうでもいいわ、こんな場面で今更桂さんのキャラにダメ出しされてもどうでもいいっスよ銀さん。とりあえず、早く入れてあげましょう」(身を起こす)
「だめー」(後ろから捕らえる)
「あっ、ちょ、ちょっと!」
「何をこの状況でお前は他の男を気にしてんの」
「そ……そういう訳じゃないですけど」(目をそらす)

的な会話を楽しんでいる訳です。銀さん結構こういうの燃えるっていうか、やっぱりちょっとしたジェラシーがスパイスになってる感は銀新にもありますからね(そうなんだ)。それで後ろから銀さんに耳を甘噛みされた新八くんが切なくなっていたらですね、ちょっと肩をビクッとさせて喘いでみたりして、

「あっ」
「耳弱いよな、お前」
「だっ、だめですぅ……声が、」

的な会話を小声でせっせとしていたらですね(すんなよ)、不意に立ち消える桂さんの声。
それには銀さんも嬉々として、

「……お?ヅラの声もしなくなったじゃん。ほら見てみろ、大した用事でもねーんだよ」

って凄く嬉々としまして、そのまま新八くんをソファに俯せに押さえつけて、うなじとか頬などにせっせとキスをかましてましたら、

「はっはっは、何だ銀時、ちゃんと居るじゃないか。居留守はダメだぞ」

って、普通に腕を組んで爽やかに居間に入室してくるのが桂さんです(いや桂さん)。

「ああ、新八くんも一緒だったか。お取り込み中のところすまない」

とかね、別に全くすまなさそうな様子も見せずに涼やかな顔で笑う、そんな銀魂いちの流麗イケメンが桂さんな訳です(いやユカリは桂さんがいちばん美形だと思う)。

そしたら銀さん普通に超絶ブチ切れてますけどね、ええ。さっさとブチ切れてます。

「てめえェェェェェェ!!!どっから入りやがった!鍵かかってただろうが!」

ってものすごい怒ってるけど、そりゃそうですよ、だって臨戦態勢ですもの(いや銀さん)。その辺のジャンプとかものすごい勢いで桂さんの顔面に投げつけてますけど、桂さんは別に何なくそれを顔の前で受け止める。それで朗らかに笑いながら、

桂さん「何だ、竹馬の友に対するいきなりの挨拶がこれか?まったくお前は昔からヤンチャがすぎるな」
銀さん「いや竹馬の友っつーか、むしろ俺は今殺意しかわいてねえんだけど。てめーの脳内との温度差激しすぎるんだけど」
桂さん「あ、新八くん。これはお土産だ。お茶受けにするといい」(小包を取り出す)(←聞いてねえ)
銀さん「おいィィィィィィ!!何をてめーは居座る気満々で来てやがんだよ!」(ますますブチ切れる)

誰の話も聞かない、従って当然ながら銀さんの話も聞かない、究極のマイペース、それが桂さんです(いやだから、桂さん)
そういや、私の書く話の桂さんは勝手に万事屋によく入ってる気がします。でも桂さんだからね、さもありなん。

でもまあ、桂さんなのでね。銀さんもしまいにゃ、仕方ねえな、ってなもんですよ。あーあ、ってなもんでソファに座りなおしてボリボリと腹でも掻いてる訳です。

銀さん「あーもういいわ、もうてめーに文句言うの飽きた」
桂さん「そうか?何なら俺はここで待たせてもらうから、続けて構わないぞ」(真顔)
銀さん「いや続けねえ、ってかお前には気を利かせて出てくっていうパターンはねえの?いーよもう、てめーが出てったらヤリ倒すから」(真顔)
新八くん「ぎ、銀さんっ!!」(赤面)

新八くん真っ赤です。むしろ後ろから銀さんの後頭部にスリッパか何か、その辺にあるものを叩き込んでいるよ?(仕方ない)でも銀さんだからな〜。いくらブチ切れてても仕方ねえな、って仕切り直せる気がする。

この場合ね、高新で晋助が旦那の場合だと速攻で桂さんは摘み出されていると思いますよ(何故なら晋助は仕切り直せません)。晋助もす〜ぐ怒るしね、しかも怒りモードの継続が長いという(つまりめんどくせーよ!)。でも別に、桂さんは至極同じ態度なのね。晋助にも銀さんにも、至極同じ態度で接するよ。それが桂さんである。

でもそうやって、はーやれやれって銀さんが頬杖ついたりして、

「で?話って何?」

とか胡乱な眼差しで桂さんに問うたら、

「うむ。これを見て欲しい」

って、重々しい雰囲気で羽織の懐から一枚の丸められた紙を取り出し、そのムードの重厚感に銀さんも、

「え?何お前、マジな話かよ」

って、つられて居住まいを正したりすると、

「そうだ。これはだな……銀時」(紙を広げつつ)
「おう。聞いてっからさっさと見せろっての」
「……この間、」(物々しく)
「この間?」(ゴクリ)
「……エリザベスが描いてくれた俺の似顔絵なんだが、よく描けているだろう?さすが俺のエリザベスだな」(誇らしげ)

と、銀さん側の真剣な様子とかまったく気にせず、つゆほども気にせずにさも自慢気にエリーの描いてくれた自分の似顔絵を取り出す、そして心なしかドヤ顔をしている、それがうちの桂さんなんです(だから、その、桂さん)。

それには銀さんもこめかみにピキッと青筋立てて、

「おいいィィィィィィ!!!大事でも何でもねーよ、ただのペット自慢に来てんじゃねーかァァァァァ!!返せ!てめー今すぐ俺の貴重な時間返せ!」(ガタタッ)

ってなる訳ですね、ハイ。でも桂さんは悪びれもせず、

「はっはっは、まあそう羨ましがるな銀時」

とか快活に笑っているので、銀さんの怒りの源とかまったくのスルーなのでね、何故ならそりゃ桂さんだしね、それならもう新八くんも真っ赤な顔をしつつも、つられて「あ、アハハ」ってなる、そんな昼下がりの万事屋な訳です(平和やで)

そんなんで銀新によくよく絡んでいるのだと思われます、桂さん。
銀さんにとっちゃたまったもんじゃない訳です、ハイ。







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