あの子の話

今でも思い出すと、少し悲しくなる友達のお話しをしたい。


私は小さい頃から人見知りが激しい子だったの。
だけど、小学生・中学生の頃は自然と周りに友達は居てくれてた。改めてほんとうにありがたい事ですよね。

高校に進学してからは1からの友達作りが始まりました。もちろん、嫌でたまりませんでした。
自分から話しかける勇気なんかないです。
入学式から数日経って、やばいぼっち確定かーと思い始めたそんな私に、新しい友達ができた瞬間を今でも鮮明に覚えてます。


身体測定の日、測定が終わった子から体育館に集まるっていう仕組みで、出席番号が早い子ほど体育館で暇を持て余すって感じでした。
私は早い方だったからぼっち体育座り待機でした。
だんだん人が集まってきて、ステージ前は所謂陽キャ女子の輪ができてました。

その中の1人の子が、まじで私の笑いのツボで、盗み聞き(キモい)してた私は1人で小さく笑ってたんです。
そしたら、陽キャのリーダーが「そんなとこで1人で笑ってないで、こっちにおいでよ?」って私に言ったんです。

なんか、うまく言えないけど、すごいですよね。
私なんかには絶対言えない台詞とコミュ力だし、その観察力に今でも感心しちゃいます。
私は嬉しくてたまらなくて、うん!!!!って返事をして、お尻を地面に着けたまま開脚でその輪に近付いて行ったの。(説明が難しいけど、とにかく可笑しな行動で)

私は興奮してるから無意識だったけど、それが皆にはすごいうけたみたいで、一気に打ち解けました。
グループは、私含め9人でした。


その中に、すっっっごく大好きだった友達がいたんです。
初めて、私からもっと仲良くなりたいと思った子でした。その子のお話しです。



当時、私はZipperとかKERAが好きな古着系だったんですけど、私の住む田舎ではギャルが主流で青文字系は少数派でした。
その子は、私の趣味とバッチリな唯一の子でした。

毎日、ファッションのことを話すのが楽しかった。少数派だからこそ、なんか2人で結束力みたいなのがあった。
友達になったばっかりなのに、きっと友達になることが運命で決まってたみたいな、前世で友達だったみたいな、そんな感じだった。

9人のグループに属してたけど、私たち2人は特別仲良しだった。もちろん皆すきだったけど、正直私にとっては、その子以外は上辺だけの関係だった。

何年も前だから美化してるのかもしれないけど、その子と居る時、女子特有の誰かの悪口とかそういうマイナスな話はしなかった。明るくて楽しくなるような話ばっかりしてた。
はじめて2人で、特急で片道2時間かけて都会へ繰り出して、だいすきな古着の店に行った時も、楽しかった。


よく私のこと、あもこは可愛いから、あもこはすごい、あもこは〜できるから羨ましいって褒めてくれてた。
私からしたら、その子がすごく羨ましかった。

ぶりっ子な私とは正反対の、その子のありのままのサバサバした明るい性格が好きだった。
その子は小学生の頃からずっと続けてるスポーツがあって、もちろん高校の頃も部活で忙しかったの。今考えると、習い事ピアノ・習字な私とは面白いくらいやっぱり正反対(笑)

さっぱりしてるようで、その中に女の子らしさもあって、男女ともに好かれる性格で人気だった。


そんな子を、私が独り占めしてて皆んなに申し訳ないなと思いつつ、とっても自慢の友達だった。ほんとうに大好きだったの。



私は文系の進学コースで、1〜2年はクラスのメンバーがほとんど変わらなくて、その子ともずっと一緒に過ごしてたの。
3年生になってからは、私のクラスに進路変更した子が追加みたいな感じになったの。

その時に追加になった子たちはたったの数人だったから、最終学年にしてかなりアウェーだったと思う。
その中に、だいすきな友達と同じ部活の子と、私の中学からの友達が居て。
私とだいすきな友達は、別々にその子らと居るようになった。

大人になった今なら、どんな人とでも仲良くなる努力をしてみるし、多少我慢すれば一緒に過ごせるけど。
女子高生だった私たちにそれは難しくて、4人で一緒に居ることはできなかった。お互いの友達同士が、仲良くなれそうになかったんです。



ケンカしたわけじゃないのに、私たちはだんだん離れて行って、最終的には同じクラスなのに全く話さなくなったの。


あんなに仲よかったのに、あんなに2人で沢山話して笑ってたのに。

あの時の私、なんで行動しなかったんだろう?
あの時の私にもっとコミュニケーション能力があれば、4人で仲良くできた?私たちの関係壊れなかった?



私には今、大切な友達が居て、とっても幸せ。
だけど、たまにその子の事思い出して、つらくなる。



SNSさえも繋がってない。
高校卒業して、どんな人生送って、今どこで何してるんだろう?


たぶん、本当に素敵な子だったから幸せに過ごしてるんだと思う。

会えるなら謝りたいし、この気持ちを伝えたい。
話せなくなった分、今までのこと全部話したい。

でも、その子にとって、私はもう忘れた存在だったら?別になんとも思ってなかったら?
それに、今のままじゃ会うのは恥ずかしい。私は自信持って、会えない。



私行動しなかったら、一生この事後悔するんだろうな。






いつもたくさん拍手ありがとうございます。嬉しいです。
追記はコメント返事です。
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自己肯定感

最近、お仕事でやらかしたり、うまくいかなかったり。それに、恋愛もしてなくて。
1人で居る事には慣れてきて、寂しいと思う事の方が少なくなった。気楽でいいとも思うようになったけど。

1人の時間が多いからか、自己肯定感は相変わらず低くなってました…。



私ナジャさん大好きなんだけどね、一般人の悩み聞く番組で、年齢と太ってる事を気にしてる女性に年齢とか関係ない、気にせんでええし、見た目のコンプレックスは武器やと思わな!それを好きな人は絶対におるって言ってて…。
ナジャさん、、、大好き、、、

ほんとうに元気出た言葉だから、残しておくし、私が女の子の子供ができた時は同じ事を言いたい。

生まれた時から見た目も性格も褒めて、自己肯定感高い子に育てて、クズになんか絶対に捕まらないようにしてあげたい。



あとね、
私がまだ一人暮らししたてほやほやの頃、都会の美容室に行った時の話。
今よりずっとコミュ障だった私は、美容室がほんとうに苦手でした。とくに男の美容師さんが。

男の美容師さんに肌めちゃくちゃ綺麗だねって褒められたんだけど、その頃の陰キャ丸出しワイは心の中で″はやくこの時間終われ〜〜〜っ接客でそんなん言わせるの申し訳ない…″と思いながら、そんな事ないです…って否定したの。
そしたらその美容師さんがいやいや、親に感謝しなさいよー?そのポテンシャル。努力もあるやろうけど、生まれ持ったもんよ?実家帰ったら、ちゃんとありがと言うんよ?って言われたんです!!!!!

なんか、初めての褒められ方で衝撃でした。
私は家族大好きだから、どんな褒め言葉よりも嬉しかった。
そうよね、私の見た目や性格を褒めてくれるって事は、家族も同時に褒められてるんだよね。嬉しい。
その褒め方、私もマネしようと思った。


こうやって綴ってると、どんどん昔の話を思い出して、だらだら長くなっちゃうんだけど。
上の話で思い出したの…私学生の頃のバイト先で、一時期正社員の姉と一緒に働いた事があったの。
その職場に居たちょっとこわいおばさんに、「あなた達姉妹はいい両親に育てられたんでしょうね」って褒められたの。
嬉しくて、家帰ってすぐママに報告した(笑)

そしたら、ママは笑いながら嬉しい〜〜〜って言って、泣いてた。
今でも思い出すよその場面( ; ; )



私、もっと自分に自信持たなきゃ!!!!

私の見た目で、私の性格なのは、この世にひとりなの。
同じ人なんか居ない。たった1人の自分を自分が愛してあげないと。
私が、この人素敵だなって相手の事を思うように、私の事を思ってくれる人は必ずいるんだからね。




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