コロナの影響で打ち上げ場所はシークレットだった、街の花火。

ちょうど家事で忙しい時間だし、もう見なくていいかなぁと思ったけど…折角家の近くで見られるっぽいし重い腰を上げることに。

いざ外へ出ると、さっきまでの面倒な気持ちは何処へやら…音の鳴る方へ歩く道もわくわくした。
静かな田んぼ道を進んで住宅街を通ると、みんな家の中が丸見えなんてこと気にせずにカーテンを開けて、空を見上げてるのがほっこり。子どものはしゃぐ声が可愛かった。


前住んでいた都会で、一度だけ自宅マンションから花火を見た事があった。
マンションの住人は私以外、誰も外に顔を出してなかったな。というか、隣の住人の顔を見たことがなかったので、顔出されてもちょっと困るとさえ思ってたな。

それに、ビルとビルに挟まれた花火は小さくて、街の煌びやかな灯りに光を奪われていて、寂しかった。

人間ってほんとうに無い物ねだりだと思う。
都会のいいところもあれば、田舎のいいところもある。
今の私は田舎のそういう温かさが好きです。


今時、4KのテレビとかYouTubeとかで、幾らでも綺麗な映像は見れるのだけど…
ホンモノの迫力は違うなと思いました。
それに、なんだか大人になって見る花火って今までと違って、めちゃくちゃ感動するんですよね。わたしだけ?
まだ若い頃はSNSに上げたいがために、打ち上げ花火が上がるとすぐに携帯のカメラを向けてたから…かな。


私は文章力がないので、言葉ではうまく表現できないのだけど。
ただ、キラキラで、綺麗で。



女の子は、男の子の数倍色彩を識別できるんだって。今一緒に見てるイルミネーションも、私とあなたは違う色に見えてるかもしれない。

って以前、私が言ったのを思い出したのか、
大好きな人が、

すごい目がキラキラしてるけど…今の花火、何色に見えたの?

って優しく笑ってて、涙が出た。

(って会話をしたいという彼氏なし女の妄想)



#ひとりごと