ゆいside

あたしの片想いの相手は・・・

塩対応で有名なあの子。

なんで好きにっなったん?ってきかれたら理由はすぐにでも出てくる。

『塩対応なんか言われてるけど、ほんまはAKB愛が強くて誰よりも努力家、ただ感情を表に出すんが苦手なだけ・・・』

「おはよ・・・どうしたの?」

不思議そうに顔を覗いてくる

悩みの種はぱるるにあんねん・・・。

「なんにもあらへんよ・・・それよりどないしたん?ぱるるがこんな早くにくるとか珍しいやん」

その言葉には子供みたいに頬を膨らませたぱるる

「冗談や、っでほんまにどないしたん?」

ふと真剣そのものの表情になったぱるる

その眼は吸い込まれそうなほど真剣やった

「私にも・・・言えない?」

数秒たってさっきの会話の続きなんやって分かった

「そ、そんなんやないよ」

ぱるるが好きやからその事でなやんでる

あほか!そんなん言えやん・・・。

「そっか・・・私由依に信頼されてない?」

そんな悲しそうな顔すんなや・・・、信頼してない?そんな理由ないやん・・・

「由依の悲しそうな顔・・・嫌い・・・、無理にとは言わないよ?言ってくれたら嬉しいってだけ・・・」

う、上目遣いとか反則やろ・・・

半分ノックアウト状態でしっかりぱるるの目を見た

「そんじゃあ聞いてくれるか・・・?」

コクって首を縦に傾けたぱるる

それを合図に大きく息を吸い込んだ

「あんな・・・ぱるるが好きやねん、友達とか同期とかそんなん嫌や・・・、ぱるるの・・・大切な人になりたい」

返事はなかった

返事の代わりにギュってぱるるがあたしに抱きついた

腕を首に巻き付けたみたいに・・・。