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お好み

銀さんと晋助も攘夷時代とかよく酒を酌み交わしていた筈ですから、やっぱり源氏物語みたく男同士が集まりゃ好みの女の話にもなって、

晋助「ズケズケもの言うような女は好きじゃねえ」
銀さん「へー。さすがお前アレな、歪みのない独善主義だわ(プププ)」
晋助「あ?(一気に不機嫌)……ならてめえの好み言ってみろ」(←すぐに喧嘩腰になるなよ)
銀さん「好みィ?んー、俺ァやっぱりアレだな。大和撫子?みたいのがいい。乳のでけー大和撫子」(←お前に臆面はないのか)

みたいな話をお猪口片手にしていると萌えるね!この二人、ベースには同じ好みがあると思うんだけども。晋助のがちょいストライクゾーン狭めね!ちょいっていうか、かなり銀さんより狭めね(晋助)
晋助はかなり面食いと思うんです。

それでお互い、

銀さん「(コイツマジで女の趣味悪そう。……絶対ねーわ)」(プププ)
晋助「(コイツの好みの女なんざァロクなもんじゃねえだろう)」(ふん)

と思っています。無言で杯を干しつつ、お互いを蔑んでおります(お前たち)。
本当に全く分かっておりません。完全に自分らの好みが一致してることを、若き日のこいつらは全く分かっておりません。

お前らは十年後に同じ眼鏡っ子(娘)を、
「あ、コイツ」(即断)
って見初めてるんだよ!




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