スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

びっくり


つーかアンケートの銀新票が既に450票超えしてることに、とても純粋に驚いております。ありがとうございます!設置して二ヶ月足らずでここまで投票数伸びるとは、正直思ってもみませんでした。二位の高新ちゃんも400超えとか、とても驚く。重ね重ねありがとうございます。皆様の深い愛に敬礼&脱帽です。
この間のイベント行った時も思ったけど、連載開始して十年以上経ってるのに、銀魂って本当に熱いファンが多い作品ですよね。皆さんの愛がとてつもなく深いのだろうな。それって本当に稀有な作品。

だって出会うより別れるより、ずっと続いていくことの方がはるかに難しいことだもの。ずっとずっと側にあって、寄り添い、細く長く続いて、共に在ることの方が何倍もきっと難しい。出会う衝撃より、別れの哀切よりもずっと困難。でも皆様の中では、銀魂とはそういう存在なのですよね。何か凄いよね。ずっと愛してきた、愛していく作品なんですね。そう考えると、オラわくわくしてきたぞ!
私も細く長く、シコシコとここを続けていきたいものです。だって妊娠出産で一年近くも離れてたのに、帰ってきたその日に色んなコメントで『おかえりなさい!』とか『待ってました』とか言われた喜びをですね、ユカリは今もってとても覚えております。そして妊娠中に悪阻のひどかったユカリを救ったのは、間違いなく高新ちゃんであるという(え?)。高新をシコシコ書き続けてなかったら、ユカリは吐き気という吐き気に打ち勝てなかったであろう。マジに。

そんなんを友人に話したら、
「ああ。じゃあ、高新の二人が実質お兄ちゃんってこと?」
と、真顔で返されたことがありました。
ああ……だからうちの息子は高杉さんが好きなのかな?腹の中にいる時からテロリストのお兄ちゃんと、眼鏡のお兄ちゃんにはとてつもなく世話になってるもんな(違うような)

しかし、銀新ちゃんが今回のアンケートで一位取れたら凄いことだな〜。いやだって、そうなったら返り咲きみたいなことですよ。ほんとにサイトの初期の初期は銀新本命って掲げてサイトやってて、色々とたくさんの事が起こってからなんだかんだで高新本命になり、今の2016年に至ってるんだもん。だから2000年代の頃はサイト中が銀新で銀新が銀新に銀新とスパーキン!!(あんぱん)……くらいの勢いで常時銀新ちゃん祭りだった時もあったんやで、ここのうちは(そうなんだ)。
でも不思議と、その頃より何故かさらに自分の中では銀新好き度は上がっている。何故だろうか。色んなことを経て、色んなものを見て、経験して、良いことも悪いこともたくさんあったし、それでも銀新ちゃんがだいっ好き!って、心から今思うからだろうか。いや、その、そんなん言ってても若さと体力は失ったけれども。失ったものは無駄にたくさんあるけれども!?
でもまだ情熱はあるらしい。ユカリの情熱が衰えた時、それ即ちうちの銀さんと晋助が大人しくなった時……と、捉えてもらって結構です(結構なの?)

好き勝手やらかしてるうちは、到底大人しくなどなれないものです。しかしそれでいい。それくらいでいいと思います。



インスピレーションって何か都合がいい言葉



G線上のアリアを春のうちにもう少し進めておきたい感。ラストも色々考えてますが、とりあえず2パターンは書こうかと思ってます。つーか本編は本編としてまとめて、あくまでも裏として、もう一つのラストを書きたい。何かアレ書いてるとこう、いつもいつも二つの感情に揺さぶられてるのです。

新八くんにはもちろん幸せになって欲しい。それは常にある想いです。そしてあの連載なら珍しく銀さんもシリアスモードだから、新八くんに危険が及ぼうものなら、「新八ィィィィィィ!!!」って即座に駆け付けてきますでしょ?何かこう、障害物とか薙ぎ倒すし、壁なども簡単に蹴破ってきますよね?余裕ですよね、銀さんだから。過去の新八くんをどうにかする事はもうできなくとも、一度でも首突っ込んだら最後。一度でも抱え込んだら、何か最後。とりあえず全力で己の身を挺して、新八くんを、ひいては新八くんの未来や志を護りに行くのだろうな〜と私は思う。

でもね、迷いますよ。だって晋助兄さんを一人にしておけるか?!とも思うもん。あの話の中では晋助兄さんが一番危ういんやで?!(いや本当に)ほんと危ういからさ〜、何か権力も女も好き勝手できるとさ、それとは正反対にどんどん危うい存在になっていくからね。例は鳳仙の旦那(吉原炎上篇参照)。そしてうちの攻めは受けより断然危うい男が多いです。いや、でもそれでも仕方ないと思う。受けの方が俄然しっかりしてて心が広くなければ、到底相手を受け入れることはできないと思う(心の器のデカさ重要)

晋助を一人にしたらダメなんだろうな〜……って、ずっと考えてますが、私が考えるくらいなら新八くんが考えない筈がない。あの子優しい子よ?!
でも私、シリアスモードの銀さんも大好きだからな(気の多さには定評が)。ギャグモードやほんのり説教モードの時に続いて好き。
つーことは、ラスト2パターンは必然的かもしんない。

いのち短し恋せよ乙女(高新♀)


うちの今の高新♀って基本は銀魂の世界観なパラレルなんで、SFなんちゃって時代劇調なのですけど、だからお船は飛ぶし電車も走ってるのだけど、でも大正浪漫的な高新♀にも相変わらず憧れが募って止まない。大正処女御伽話(ジャンスク)的な、そんなパラレル。

分限者の家に生まれて将来を嘱望されてた長男である晋助が、事故で左目と実母を失い、養生の名目で片田舎にある別荘に追いやられるのね。それで、身の回りの面倒を見させる為の嫁=八恵ちゃんを実父から寄越されると。そんな馴れ初めで大正浪漫は始まって欲しい。
しかし、つまりは二人は最初っから許嫁なのでしょうかって言うとそうでもなくて、八恵ちゃんの実家はやはり傾きかけてる剣術の道場なのでお金もなくて、八恵ちゃんの父上が勝手に晋助の父上と許嫁契約を結んでいた模様、とかいいよね。借金の形に嫁に来たという。けど本当は年齢の釣り合い的にはお妙ちゃんと晋助が結婚する筈だったのだけど、お妙ちゃんには既に心に決めてる方がいて、八恵ちゃんが身代わりに来たと!!
そんな年齢差一回りの(28歳晋助さんと16歳八恵ちゃん)の大正浪漫ラブがここに始まります、てか最早萌えしかないな、それは。ちなみに主人公は晋助の方でヨロシクです。珍しい

もちろん晋助も最初はもう何だこのクソアマ、って雰囲気を一切崩さない(つまりは態度最悪)。だって左目も見えなくなってるし、だからファッション包帯も手放せないし(いやファッションでもないってば)、厭世家なのです。まったく腐った世界だぜ(フン)、って態度を崩さない。てか大正に行ってもまだお前はそんなことを言ってんのかね?(だって晋助です)
姉の身代わりにやってきた小娘なんてまるっきり興味も持てないし、てか三つ編みのおさげで眼鏡とか全く食指動かねえ、なんでこんなガキくせェんだこのアマ(ペッ)、って感じだし、そんな意地悪男には八恵ちゃんも一切晋助に気を許さず、つかどうやって恋を始めればいいのですかね?(考えておこうよ)

もー!何なんですかね、恋が始まる要素バリッバリなのに、二人して!!屋敷の敷地内にある道場などで軽く手合わせしたりして、その時に八恵ちゃんの意外な強さにちょっとだけ晋助も驚いたくらいにしてても、八恵ちゃんのお料理の意外な美味しさに驚いてても、それでもまだきっと晋助は意地悪を言ってる。す、素直になれよ!いや、なれない!(すぐに)

通常の高新♀でもそうなんだけど、何でお前はアラサーにもなって十代の少女と本気で喧嘩をするのか。譲るということが出来ないのか晋助は、いや優しく譲ったらそれはもう晋助とは言えないか(自己完結)

とりあえず何となく時代物が好きな感はどこまでも捨てられない

ジョーカーに宜しく:その2(高杉家+銀さん)



*前記事から続いております*


原チャを走らせた銀さんが着いた場所は、高杉さん家の立派な門構えの前。そして赤子を背中におんぶしたまま、平然と玄関の引き戸をガラガラと開けますの巻。
そしたら、まだ赤子の蓮くんを抱っこした八恵ちゃんが出てくることだろう。両手で抱っこして、何だかとっても幸せそうな母子って感じの見た目で玄関先に現れてきます。そんな八恵ちゃんに、よう、と右手を上げる銀さん。


「おー八恵。ちょうどいいわ、とりあえずコレ見てみ」(己の背中をチラリと見せる)
「あ、銀さん。こんにちは。……って、あの、何ですかこの赤ちゃん。心なしか銀さんにそっくり……っていうか瓜二つなんですけど、おかしいほどに遺伝子の強さを感じさせる相貌なんですけど。銀さんってお子さんが居たんですか?ご結婚してましたっけ?」(眼鏡のブリッジを押し上げつつ)
「まあまあまあ、それはいいんだよ、それはアレだよ、家庭の事情ってやつだから放っとけよ」
「家庭の事情?ああ……奥さんに逃げられたんですね?」(訝しげな目)(八恵ちゃん)
「いや逃げられるも何もコイツの母ちゃんの事は一夜の過ちっつーか、とりあえずは何だ、玄関先でも何だろ?」
「ああ、そうっスね。つもる話もあるでしょうし、上がりますか?銀さん」
「とりあえず、まずてめーの乳を寄越せ」(真顔で)
「いやおかしいだろォォォォォ!!??(ガタタッ)何で一杯茶を飲む感覚で言ってんの?!何がどうなって僕はアンタに乳を要求されてんの?!」
「いや違うって、この俺がてめーの貧相な乳に興味がある訳ねーだろ?てめーの旦那じゃねーんだよ俺ァ、どっかのクソチビとは違うんだよ。俺が興味あんのはもっとこう、ボリュームと弾力のあるたわわな果実の如く実った、」(手で何かを揉むジェスチャー)(だから生々しいってば)
「おいィィィ!?アンタ僕に喧嘩売ってますか?僕に喧嘩売ってるんですよね?ねえ?!(赤面)」
「いやいやいや、だから待てって、そう早とちりすんなって八恵ちゃん。赤ん坊に飲ませる乳がいるんだって。了解?」
「あ、ああ、そういうことですか。赤ちゃんには母乳が必要ですもんね。赤ちゃんは固形物食べられませんしね」
「そういうことだよ。だからホラ、俺の目とか気にしなくていいから。一気にグイッといっちゃって」(引き続き真顔)
「……え?ちょっと待ってください銀さん、あの、話が繋がらないんですけど。どうしてこの子にナチュラルに僕の母乳を飲ませようとしてるんですか?一気にいくも何も、アンタの頭はどこに向かおうとしてるんですか?」
「だからいいってお前、そういう恥じらいとか捨てていけって。てめーの姉ちゃんを見てみろ、さっきも表で野生のゴリラをぶっ飛ばしてたぞ?」
「いやそれは野生のゴリラじゃなくて、あの、どこかの武装警察の局長をしてるゴリラだったんじゃないでしょうか。ゴリラっていうか、ストーカー……じゃなくて、えっと、おかしいでしょ?僕はこの子を産んだ覚えはないんですけど」
「じゃあ産んだ事にしとけよ。てめーのとこの、ほらコレだよ、蓮助?蓮助でも珍助でもいいけどよ、これと双子ってことにしとけよ」(八恵ちゃんの手元の蓮くんを指差しつつ)
「いやチンスケって何だよ?!どんな名付けだよ、将来絶対泣くよ!泣きじゃくるよ、己の名前と両親を呪うよ!おかしすぎでしょ、アンタはこの子を何だと思ってるんですか!てか双子って設定がもうおかしいだろ!」
「いや似てなくもないぜ?コイツの黒髪をちょっと銀髪にして、もっとぐりんぐりんに天然パーマをきつくして、」
「天然パーマをきつくする自体でもう別モンですよ。僕と晋助さんの子供が天パの筈ないでしょ。怒りますよ、まったく」
「オイ、天然パーマ馬鹿にするじゃねーよ?天然パーマを馬鹿にする奴は天然パーマに泣くんだよ?天パを小馬鹿にした母親のせいで、成長するうちにこのガキが天パになっていく呪いを魔女に掛けられるんだよ?」(とても真顔)
「どんな呪われたおとぎ話ィィィ!?何でですか、どんだけ天パに深い恨みを持った魔女ですか、つかアンタ自体が天パを呪ってんじゃねーか!」
「だからいいじゃねーかお前、八恵のくせに。もう面倒くせえよ、出し惜しみしてんじゃねーよ、黙って乳出せ、早く出せ」
「ギャアアアアア!!!!」


と、ここまで玄関で乳を出せだの、てめーの乳を吸わせろだのと騒いだところで(銀さん)、真剣をぶら下げた晋助が登場。こめかみの血管をマックス膨張させながらの登場です。

「……オイ。てめェは俺の嫁と息子に何してやがる」

もうね、マジ晋助怒ってんだけど、プッツンいってんだけど、でもいいですか?私が言いたいことは一つだけなんだけど、いいですか?

……い、いいところで邪魔すんなや晋助ェェェェェ!!!!(えっ?)

おま、お前、どんだけだよ!今はいいところだったの、八恵ちゃんが赤ん坊をダシにして銀さんに迫られてたとこだったの!ユカリ的にとっても見所だったの、もっとそれを見てたかったの!それを何、お前はどんだけ愛妻家?お前はどれだけ嫁と息子を愛してんのか馬鹿野郎、好きです!(いやだから、えっ?)
もー、もうもう、家庭持ってる晋助ハンパねーなあ。

そしたら、明らかにシラけた顔をした銀さんと、明らかにホッとした顔をした八恵ちゃんが晋助を振り返るとこから。

八恵ちゃん「し、晋助さん!銀さんが変なんです!いやいつも変なんですけど、今日はもう真面目におかしい!晋助さんと同じくらいおかしいかも!」(←言うようになってきてる)
銀さん「オイ、それどころじゃねーよ。これ見てみろ高杉、この赤ん坊見てみろ。俺なんて今日からいきなり父子家庭だぞ?てか今日から神楽とコイツを養っていかなきゃダメみてーなんだけど、何?俺泣いていい?」(引き続き真顔も真顔)
晋助「……とりあえず、八恵からテメェは離れろ」

ここで晋助が、ずずいっと八恵ちゃんと銀さんの間に入ります。

晋助「何だこの小せえ毛玉みてーなのは。コイツはてめえから発生したモンなのか、銀時」(汚らわしいものを見る目つき)
銀さん「毛玉じゃねーよ、俺のガキだっつーの。なあ?」(背中のガキに話しかけつつ)

銀さんからの問いかけに、「だう」と至極ふてぶてしく小さなお手手を振り上げる銀さん’sベイビー。

晋助「……ほう。さすがにてめェのガキだな。この齢で既にふてぶてしさがハンパねェ。この目を見てるだけで、否応なしに俺の中の何かが疼き始めやがる(イライラ)」
八恵ちゃん「いやそれはイラついてるだけだから、晋助さん!ただイラついてるだけなのにその言い回しが厨二言われる所以ですよ、晋助さん!」
銀さん「もーどうでもいいよ、とりあえず八恵の乳でも何でもコイツにしゃぶらせろよ。俺の周りに乳出る女なんざ居ねえしよ。ったく、あいつらも気ィきかせて乳の一つも出せってんだよ。ぞろぞろ雁首揃ってるだけで何の役にも……あ、待てよ?念のために月詠にも聞いてみっか」(←聞くな)

と、銀さんが至極どうでもい事を思案する間にも、八恵ちゃんはすかさずにお台所に駆けていき、片手に哺乳瓶を持って帰ってきます。

八恵ちゃん「ほら!こんなん飲みますよ、だっていくら銀さんの子供でも赤ちゃんですもの!」

でもさすがに銀さんのガキなので、哺乳瓶の乳首を咥えさせようとしても「ペッ!」ってなもんで、中々ミルクを吸わない。

八恵ちゃん「あ、アレ?何で飲まないんでしょうか、晋助さん。お腹空いてないのかな?」(あせあせ)
晋助「俺が知るか」
銀さん「ほらな〜、んなモンじゃダメなんだよ。さすが俺のガキだよ。この歳から違いの分かる男なんだよ。だからさっさと八恵の乳をだな、」(すげーしたり顔)
晋助「ふざけんなテメェ、今度こそ永眠してェか(ギリギリギリ)」

でもさすがに銀さんのガキでも、お腹は空いていた様子。しつっこく哺乳瓶の乳首を与えていたら、もう仕方ねえ、ってなもんで、しぶしぶと飲み始めたんですよ。

八恵ちゃん「あっ!やった!飲みましたよ!」
晋助「……どこまでも嫌そうに飲みやがるな、このガキは。ふてぶてしさと言い、生にしがみ付くしぶとさと言い、どこかの父親そっくりじゃねえか」
銀さん「ったく、てめえらは鬼か?こんな小せえガキがよ、空腹に迫られて嫌々と人工の乳を飲む。こんな哀れな事はねーよ?マジで涙を誘う光景だよ(はー)」
八恵ちゃん「いやアンタの方が鬼だよ、全く関係ない僕の母乳を狙ってくるんだもの、アンタの方が数段鬼だよ」(眼鏡透過率0パーセント)

そのうちに八恵ちゃんの抱いてる蓮くんもふえふえ言い始めて、お腹がすいてぐずり始め、ツッコミ職人から母の顔に戻った八恵ちゃんも、

八恵ちゃん「あっ。すみません、蓮くんもお腹が空いたみたいです。僕は向こう行ってますから、銀さんの赤ちゃんは頼みましたよ」
銀さん「ふざけんな!!俺のガキがこのくれェの量で満足すると思ってんのか!だからまず八恵の乳をだな、(キリッ)」
晋助「……そろそろ本当にこの世とおさらばするか?ああ?」(銀さんに向かって刀を構え)


そして、この日を境に蓮くんと銀さんのガキはまるで兄弟のようにして育っていき、
すっかりとお姉ちゃんぶった神楽ちゃんに、

「いくらパピーがアレでも、お前は特別アル!宇宙一可愛いネ!ほーら、高い高い」

とかやられて、真上にブンって放り投げられてお星様になっていたり(キラッ)、

「てんめっ、神楽ァァァァァァ!!??どこまでガキを投げてんの!何をトップバッターなりにかっ飛ばしてんの!おかしいだろ、アイツまだ帰ってこねえぞ?!成層圏までイッてんじゃねーだろうな!」

と、銀さんに神楽ちゃんがど突かれたり、
急にフラリと地球に現れた神楽ちゃんのお兄ちゃん(神威くん)に、

「え、何コレ。コレって生きてるの?息してるの?心臓動いてるの?わあ、可愛いなあ。殺しちゃいたいな」

とか、ニコニコしつつ赤ん坊を指差されたり(早くも命の危機が)、そして神威くんに抱っこされた途端にジャージャーとおしっこ漏らしてしまったり、

「へえ。凄くいい度胸してるね、この生き物。将来が楽しみだ。よし、今すぐ殺しちゃうぞ☆」

って、神威くんをマジギレさせてしまったり、その度に銀さんをハラハラさせて、神楽ちゃんをイライラさせて、

神楽ちゃん「赤ん坊は泣くのと漏らすのが仕事アル!バカ兄貴は触んなっ、それ私の弟アルぅぅぅ!!(うがー)」(←いや違う)
神威くん「ええ〜?嫌だよ、俺はこんな弟いらないよ。やっぱり殺していい?もうムカつくもん俺、お前みたいな妹がいるだけでもお兄ちゃん大変なのに(ニコッ)」
神楽ちゃん「何でもかんでも殺す殺すって、お前はそれしかないアルか!お前のキャラ付けがそんなんだからパピーは禿げたんだヨ!いつかお前も禿げるといいネ!私の弟はお前なんかに渡さないもんネ!(ふがー)」
神威くん「(カチン)……あ、もう怒ったぞ?今のはお兄ちゃん本気で怒ったぞ〜?分かんないだろ、あのハゲを超えたところに俺は行くんだから、あの呪われた遺伝子なんて振り切れるかもしれないだろ?俺の弟はお前になんか渡さないよ、今日から阿伏兎が育てるんだ(ニコッ)」(←阿伏兎さんいい迷惑)

銀さん「いやてめーらいい加減にしなさいィィィ!!夜兎の兄妹喧嘩に俺のガキ巻き込むの止めなさいィィィィィィ!!てかてめーらの弟でも何でもねーよ?!何で途中からナチュラルにてめーらの弟として話してんの?てか兄貴の方に至っては完全に人攫い発言かましてんだけど!!」

と、兄妹喧嘩勃発の原因になってマジで銀さんをハラハラさせ通しで、お兄ちゃん一歩も譲らなくて、神楽ちゃんだって新たな弟の発生には喜んでるから譲れるはずもなく、抱っこしたいだの殺したいだの(いや神威くん?)、ダメアルだの、今度こそ上手く育ててみせるアルだの、定春一号の二の舞にはしないアルだの(過去の惨劇)、

そんなこんなで、夜兎の兄妹達にも温かく見守られつつ、銀さんのガキは今日もすくすくと育っているようです(ほんとかよ)










ジョーカーに宜しく(高杉家+銀さん)

*高新♀の高杉家妄想、そしてナチュラルに高杉家の子供らや、挙句には銀さんのお子さんまで出てくる妄想の序章*




うちの高杉家のお子さんは四名。長男から蓮助(れんすけ)くん8歳、長女は紫乃(しの)ちゃん4歳、次女は翠(すい)ちゃん2歳、三女は美紅(みく)ちゃん0歳……という兄妹設定が無駄にあります。てか何気に子供多くね?っていう。お前は結構嫁を抱く男だな晋助、って言う(真顔で)。
三姉妹のお名前は、晋助が好きな色から(晋助が)つけてるの。蓮助くんは、晋助とほとんど韻を一緒にしたかったので(晋助が)雰囲気重視&好きな花の名前でつけました。それにしても奥様に命名権はないのですかね、ここの家は全く(八恵ちゃんの人の良さが現れております)
そして、この兄一人に妹三人という構成は、史実の高杉さんを何気に参考にしていたりする。

高新♀部屋にある『夏日の果実の愛し方』を読んでもらえると分かるかと思いますが、この長男の蓮助っつーのが晋助の幼少時にそっくりな、まぁたくっそ生意気なガキでな(やはり真顔で)。父親譲りの黒髪に、父親譲りの翡翠色の双眸、そして父親譲りの剣筋の良さ、動体視力、身体のバネの伸びやかさ、柔軟さ。血筋の良さと本人の努力で、この齢で既に通ってる塾では負け知らずな、つまりはどこからどう見てもくっそ生意気なガキなんですよ。思い切り抱き締めたい(え?)

要は、蓮くんは父母の愛情をたっくさん注いでもらったガキだったと。父からはよく後頭部鷲掴みにされて、机や柱にグシャッとかやられてましたが(父上)、でも母からのツッコミと、愛と、厳しくも優しいツッコミのおかげで(ツッコミ二回言った)、くそ生意気ではありながら、すくすくと育った蓮助くんなのですね。


これは、そんな蓮くんがまだ赤ちゃんの頃のこと。

何か同時期に、銀さんにもガキが発生したら面白くないかなァって思うんですね。晋助んとこのガキと、銀さんとこのガキが偶然にも同い年で。そして晋助と銀さんの子供の頃をなぞるように、ギャーギャーと騒ぎつつ、どっちが勝ったの負けたのと竹刀片手に喧嘩しつつ、成長したら同じ女の子に恋をしたりして、まあ親世代(高杉夫妻や銀さんや桂さんやもっさん)も交えて成長していったら楽しくないかと。
てかユカリが楽しいわそんなん!
ユカリが誰より楽しいよ!

だからまず、銀さんにも子供を作ってみようと思う。まずは赤子が一人入るほどの籠を用意し、その中にはふわふわ銀髪天パの、赤ん坊にしてはやけにふてぶてしい紅い双眸をした赤子を寝かせ、その胸元には「あなたの子供です。私は疲れました」と書かれた置手紙を乗せたものを、万事屋の外付けの階段下においてみましょう。そう、あの勘七郎ちゃん事件の時のように。

それ見つけたら当然銀さんはまた大慌てなんですけど、過去にあった事件を咄嗟に思い出し、

「……いやいやいや、ねーよ?ほら、前にもあったろ?俺の隠し子事件。あの時も何やかんやで結局俺のガキじゃなかったじゃねーか。だからねえって、ないって、あの時はアレしてこうだったから、総合すると俺はちゃんと着けてたんだってェェェェェ!!(ガタガタ)」

などと、結構生々しい思い出を反芻すると共に神楽ちゃんやお登勢さんにグダグダと語ってるんだけど(本当に生々しいってば)、当の神楽ちゃんは銀さんにクリソツな赤子を抱っこしつつ、

神楽ちゃん「ほんとアルか。今度こそコレ、銀ちゃんのガキのような気もするネ」(じー)
お登勢さん「本当だねえ。まったく、懲りない男だよ。種ばら撒くだけばら撒いて、女を放っとくなんて」(ふう)

咥え煙草のお登勢さんと話してるだけなんで、って言うか銀さんが誰にも信用されてねェェェェェ!!(面白いほどに)
しまいにはお妙ちゃんとかさっちゃんとかも来て、凄くナチュラルに赤子をあやし始め、

お妙ちゃん「あらやだ。ほんと銀さんにそっくり。どこでこさえてきたんですか、この子。八恵ちゃんのとこの蓮くんと同じ月齢くらいかしら?」(←蓮くんにはすごくいい叔母さん)(その父にはとても厳しい叔母さん)
さっちゃん「違うわよお妙さん、すっかり赤子慣れしてんじゃないわよ。女はね、子供を産んだ瞬間から女じゃなくなるの。家族としてしか見られなくなるの。分かる?あなたがどこかの隻眼男と作った子供なんて今は及びじゃないの」(眼鏡を押し上げつつ)
お妙ちゃん「(イラァッ)……いや違うわよ猿飛さん、私は子供を産んでないの、私の妹が産んだの。だから赤ちゃんについてあなたより詳しいだけなの。あの男の子供を私が産むとかないわよ、地球が爆破されたってないわ、殺せんせーが生きてたとしてもないわ」
さっちゃん「つまり私なのよね銀さん、この子は私が産んだのよね?さっちゃんと銀さんの愛の結晶なのよね?銀さんが私に産ませた、」(眼鏡を嬉々として押し上げつつ)
お妙ちゃん「とんでもないダブルスタンダードじゃねーかァァァァァァ!!(カッチーン)」

どこまでも話を聞かないさっちゃんに、お妙ちゃんが凄くカチムカしてきた辺りで、
事実をナチュラルに改竄しようとするさっちゃんの眼鏡を、とりあえずスナックお登勢の玄関先から表に放り投げておく銀さん(問答無用で)。

さっちゃん「なっ、何するのよ銀さん!さっちゃんは眼鏡なしじゃ明日も見えないんだぞ?(キュン)」
銀さん「大丈夫だろ、てめーの明日はその辺に転がってるくらいでちょうどいいだろ」
さっちゃん「!?も、もっとしなさいよ、私を痛めつけなさいよ、蔑めばいいじゃない?!もっと私を貶めればいいじゃないィィィィィィ!!(ドキドキ)」(頬を染め)
銀さん「もううっせーよ、今度喋ったらてめーごと表に放り出すぞ」(目もくれず)
さっちゃん「銀さん結婚して早くぅぅぅ!!(ずっきゅうううん)」

さっちゃんが頬を染めてるのを横目に、とりあえずコイツ(赤子)は絶対違ェから、俺のガキじゃねーし、と、決して譲らない銀さん。しかしたぶんお登勢さんも神楽ちゃんもお妙ちゃんも、その辺はどうでもいい(ひどいよ、さすが銀魂女子達だよ)。
代わる代わる赤ちゃんを抱っこしてるくらいには、どうでもいい。

お妙ちゃん「銀さんが最低な事は知ってましたけど、赤ちゃんに罪はないわよね。あらあら、小さいお手手ですね〜。父親の屍を超えて行きなさいね、あなたは(ふふ)」
神楽ちゃん「あ、アネゴ、次抱っこさせて欲しいアル!おおよちよち、ジャンボリックバンナム」
銀さん「や、やめろォォォォォ!!てめーらそいつにナチュラルに馴染み始めんのやめろ!!慈愛持ち始めるとマズイから、てか何?!俺の屍を超えてくって何、むしろ神楽に至ってはマジで俺関係ねえ名前つけてんの何で!?」

この辺で、前回の勘七郎ちゃん事件の時と同じく、赤ん坊を片手で抱いてスナックお登勢を飛び出して行く銀さんなのである。そして一目散に源外さん宅に向かい、とりあえず遺伝子鑑定を受けます(すぐに受けるあたり、やはり何かやましいことがあったのでしょうね)(銀さん)

そして遺伝子鑑定の結果、完全に黒と。99.9%の割合でこの子とお前の血縁関係は立証されたと、そんな判定結果が出たとしましょうか。
そしたら銀さん、
「(やべーよ、マジやべーよ、ついにやっちまったよ、少年ジャンプの主人公が子持ちになっちまったよ、ハンパねーよ、もうビジネスジャンプ行くしかねーよ!あ、あの時のか?あの時のアレが、あの時のおたまじゃくしがどっかの卵と結合した結果がコイツなのかァァァァァァ!!??)」って、電柱にゴンゴンと頭をぶつけてるんですけど、流血しても構わずにゴンゴンやってるんですけど、そんな最中でも、

「……あぶ」

下からね、小さな小さなおててに着流しの裾を引かれて。

「……んだよ。笑いたきゃ笑えよ、いきなり『やあ、君のパパだよ!よろしくね!』とか言えるほど脳内花畑のオヤジにゃなれねーんだよ。てかてめーも哀れなガキだな、ったくよォ。何で俺みてーな奴のとこに来たんだかね」
「……ばぶ?」(ガキの割にふてぶてしい眼差しで)
「あん?やんのかコルァ、てめーの魂の故郷である、おたまじゃくし発生の地である俺をてめーが殺れんのかコルァ」(←オイ親父)
「ばーぶー!(きゃっきゃ)」
「てめーの笑いどころが分かんねェよ」

何故なのかきゃっきゃと屈託なく笑うガキを抱っこし、途方にくれる銀さん。でも、ガキを手放すことなんてもうできるはずもなく。
自分のガキでも他人のガキでも、一回抱え込んでしまったものを放り投げるなら坂田銀時じゃない。だから片手で抱っこしつつ、はー、と空を仰ぐ銀さん。

「オイ、てめえは俺のガキなんだとよ」
「だう!」
「しかも、知ってっか?てめーの母ちゃんはもう居ねえよ」
「……はぷ」(目を少し逸らし)
「でもな、てめーも男なんだから覚悟決めなきゃいけねーよ?どんな時でも、たとえシモの世話されてても、てめーは自分の目ェ見開いて世界を見て、感じろ。その上で譲れねェモンでもできたら、それ背負って生きてけや」
「ぶー!」

道端で真剣に赤子と語り合う銀髪天パを、道行くかぶき町の住人達はさぞや珍妙な目で見ていることでしょう(かぶき町の皆さん)。でも特に気にしてない、だって銀さんだから。
そして銀さんはおもむろに白紐を取り出し、己の背中に赤子を括り付け始める。そしておんぶして、よしっ、ってなって、

……とりあえずはコイツに何か食わさねえとマズくね?ってふと思い立って、

でもさすがの俺でも乳は出ねえしな。野郎の乳しゃぶらせんのはさすがにかわいそうだよ、物心ついた時にコイツのトラウマになり兼ねない案件だよ。しっかし母乳って面倒くせえな、どっかで恵んでもらえねーかなー

とか、ちょっと犯罪じみた事をおんぶしながら考えて、道端に停めてあった原チャに跨りつつ考えて、

「……あ。そういや身近に居たじゃねーか、身近なチビのガキ産んだ女が居たよ」

と、どこかの三つ編み眼鏡の奥さまの顔を思い出し、ブロロ……と原チャを走らせる銀さんを妄想しつつ、そのまま2へ続きます(続くの?)











カレンダー
<< 2016年03月 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
アーカイブ