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この映画の最強の狂者はクルクルパー彼氏(パージ)

暑いのう。干してる黒いTシャツが発火するんじゃないかってくらい暑いねー
昨日の朝、朝ご飯を食べずに近所の山に散歩に行ったら、脇から汗バッシャバシャ流れ心臓バクバクでなんとなく「あ、ヤバいかも」と感じたわ。山の木の陰で直射日光があたらない場所を散歩してたのに、家に帰って鏡を見たらヤバイ顔色してたわ。こんな暑いときに無理して運動する必要なし!ということで昼寝(ん?)

さて、なにかホラー・サスペンス映画を見たくて「パージ」を借りてきた。
これはシリーズ作が何作も出ていることから、おもしろいんだろうというのと主演がイーサン・ホークだったので(笑)。

イーサン・ホークとマイケル・J・フォックスといえば年を取っても変わらないベビーフェイスであり、欧米では珍しいあのベビーフェイスぶりが私と私が高校生の時の学校の図書館司書さんの心を鷲掴みにしていたわけだが、主演イーサン・ホーク映画数あれど誰もが知るような代表作がない不遇ぶりも憎めない。

そうだった…
イーサンの出てる映画って絶賛できるおもしろい映画ないんだったよ…(結果はお察し)

パージのあらすじは、警備会社で売り上げトップの成績を上げるやり手のセールスマン、イーサンホークが主人公。
映画の冒頭で「安全な夜を」という挨拶がやり取りされるのだが、今夜は国家が定めた「パージ」の日だった。
パージというのは夜19時からの12時間、いかなる犯罪も免除される夜で、その12時間は警察も病院も出動・機能せず、誰が誰を殺そうが罪に問われないので、日々押し殺している野獣のような心を開放し自宅を警備システムなどで防衛したり避難ができない低所得者を粛清する(してもいい)日という狂気の日なのだ。
そんでそのパージに備えるため警備システムを自宅に設置するので、イーサンの家は儲けてホクホクなわけだ。
自分の会社の警備システムに守られた我が家で野蛮なパージには参加せずにやり過ごそうと夜を迎えたときに、高級住宅街に逃げてきたホームレスを助けようと、クソガキが警備システムを解除して家に招き入れたことから悪夢が始まる。

この映画の感想を一言で表すと、「終始イライラさせられる」だ。
そもそも素性がわからない他人を家の中に入れるとか愚の極み。いくら幼い子供の仕業とはいえ(そもそも判断力のない子供に警備システムを操作できるようにすんなという)人を殺しても罪に問われないということは家族から殺される可能性もあるし素性がわかろうが誰も信じられない夜となるのが普通だろう。この平和ボケすぎ家族アホなのかと。
最もイライラさせられるのは息子で、父・母・姉の命よりもさっき家にひきいれたホームレスの命のほうが大事らしく、包丁をもって隠れているホームレスがもし家族とかち合って殺されたら…?ということも考えられないらしい。

続いて姉。すぐに個別行動を取ろうとし、アホな彼氏に入れ込む判断力と考えの甘さがアホすぎる。アホな彼氏が今夜ここにいるということは、わかるだろ!!?と思うのだが、所詮アホの彼女はアホということだ。

そして母。いい年して世間知らずすぎるというか、きれいごとを言いだしたと思ったら瞬時に前言撤回するあたりが、お前なんなん!?

最後にキングオブクルクルパーは姉の彼氏で、まず登場時のセリフからおかしい。
「『愛してる』なんて誰もが使う言葉じゃつまらないよ。僕たちだけの言葉を作ろう。僕たちの「愛してる」は『ガルルルル』だよ」
………私がこいつを殺したいよ。
そんでパージだからと、後先考えない短絡的な行動&言うことなすことアホ…言葉を作る前にもっとやることあるだろう…(イラつきすぎて頭痛)

映画を見た後にレビューを見るとだいたいの人が同じようなことを書いていて、「パージ 映画」と入力するとすかさず「クソガキ」とか「イライラ」という検索ワードが候補に挙がるのには笑えた。
ただ「ジープで引っ張っただけで取れるバリケードとか警備が甘すぎる」というツッコミも多かったけど、そもそもこの映画でのパージが国のお荷物になっている未納税者、低所得者を粛清する…というような描き方だったので、高級住宅地の立派な家に住み、自宅を警備できるくらい資産がありますというアピールで自分たちが粛清対象ではないという「アピール」なので、実際の警備がザルなのも頷けるんだ。
映画のテーマ自体は狂気にみちていて、描きようによっては面白い題材になりそうな映画なんだよな。
この「国のお荷物」って、昨今の日本では低所得者、未納税者しかり、そのうち生産性がない(子供を作らない)夫婦、同性愛者とかも粛清対象とかになりそうで恐ろしい。
この映画のテーマを考え直すと、「バトルロワイヤル」のBR法に似たもんがあるなぁ。

パージシリーズとして何作も映画があるのは「テーマが面白いのにクソみたいな映画作りやがって…オレならもっと面白いヤツ作れるってwww」みたいな脚本家・監督が多くいたせいで何本もあるのね。…納得。

追記:これだけイライラポイントを愚痴っているけど、全然ネタバレはしていない。
イーサンホークの家族VSホームレスと思いきやそれだけじゃないんだけど、その後の展開もイライラさせられるから、よっぽど時間と精神に余裕があって、くるくるぱーのガルルが見たいヒトだけ観ればよい
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