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自分の好みや理想を理解した誰かに全身コーディネート頼んでみたい(書籍:着せる女)

犬の散歩で坂(山)を上ると冷たい風がぶわわわーと吹いてきて耳が痛ーい!
私は冷たい風をあびるとすぐ耳がメチャクチャ痛くなり、頭痛へと発展していってしまうので、多少見かけが怪しくなろうとフードをかぶる(多少?)。
これって大人になって超超超インドアな生活をしているせいなのかなぁ。体質なのかなぁ。対策として耳までかぶれるフワフワな帽子を買ってある!!多少見かけが(以下略)でも帽子かぶるわー。
犬は「散歩がんばったからごほうびくれ!」って顔で見てくる…。いやいや、耳を痛めながらお散歩に連れて行ってあげたご主人をたたえよ犬。

先日、内澤旬子さん著「着せる女」を読み終わった。
これは作家兼イラストレーターの内澤さんが男性のスーツフェチを滾らせ、身近にいるトホホな服を着ている作家仲間(高野先生もいる!)、編集者にスーツを見立てて大変身させる工程を書かれた本だ。
内澤さんは特に服飾関係の仕事の経験があるわけでもなく、ただただスーツ・服に対する愛だけで、オシャレ服屋にドギマギしている男性たちを引き連れて紳士服売り場の奥(大体アパレルのスーツ売り場やフィッティングルームはフロアの最奥)へ露払いしながら進んでいく。
明らかに店員さんのターゲットではないから、紳士服売り場の中って引け目なく佇んでいられたりするんだよね。わーかーるー。
この世に数えきれないくらいの型のスーツがあり、組み合わせがあり、同じスーツでもネクタイ、シャツ、チーフで印象を華やかにしたり謝罪用に控えめにしたり、というのをショップのフィッターさんが魔法のように組み合わせを作ってくれる。
いろんな方を大変身させるわけだが、どんな体系、どんな顔つきの人でも、必ずカチッとハマるスーツがある。
作者の内澤さんも言っていたが、うらやましい…!私も男になってスーツ着たいよ。

色々な会で「男性はスーツ、女性はそれに順ずる服装で」と書かれているとき、その場で女性は就活スーツみたいなスーツを着ている人は皆無なのよ。女はスカート、ワンピースとか、そこそこキレイめな格好で、とか言われてるけど、それって自由ではあるけどものすごく大変だよ!どんな服装が多いか予測していかないといけないし、予測が外れたときなんて居たたまれなさハンパないよ。

特に最近メチャクチャ困ったのって 結 婚 式 !
「おば」の立場で参加だったので(これが友人の立場ならまた変わる気がするけど)華やかなワンピースで参加するのも年甲斐がない気もするし、というか「年甲斐もなく」というのも馬鹿言ってんじゃないよ好きな服着せろ!という気もあるけどやはり周りの目も気になってしまうし、かといって和服で行くにしても和服持ってないしそもそも親戚のおばの立場で他の親戚以上に気合の入った和装(普段来ていないからこそ和装は気合を入れないと着られないものなので)で参加するのもはばかられ、ついでにいかり肩の私は泣くほど和服が似合わんし、結局20代後半に買った気軽に着られる安いスーツにブラウス、つまみ細工の自作ブローチを付けて参加。下手すりゃスタッフのごとき姿よ。まだヒールをはいているからスタッフと間違われないけどさ。

これも「女性用の華やかなスーツ」を買うと、どう見ても授業参観のオカンになってしまうんだよ。そりゃハイブランドの何十万もするスーツなら別だけど、年に1回あるかないか、この先何回着る?ってモノに金かけられないって。
女性の年相応の貫禄と女性らしさを兼ね備えたスーツって、ないんだよな。
内澤さんも蓮●議員や小●都知事、メイ首相やロイヤルファミリーなどのスーツをチェックしながら、どれも参考にできないとため息をついていた。わかるわかる、そういうのじゃなくてー、もっと落ち着いていてさー…。
これも男性ならスーツを仕立てればいいし、面倒なら礼服でいいじゃん。女って、選択肢が多くて楽しいかもしれないけど難易度高すぎるよ。あと髪のセットもあるし(ゲッソリ)。

この本の最終章では魔法使いのごときメンズフィッターの方に、集大成のように作者の内澤さん用のレディース服のセレクトをお願いして終わる。年相応の貫禄と女性らしさ、職業婦人に見える服装でオーダー。いいなぁ。わたしもオーダーしたい…。でも予算は靴を入れて(バックは除く)10万で。(シビア)

別に男装したいわけではないんだけど、スーツってカッコよくてうらやましい。
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