正月や盆休みよりも長い休みって、もうこれから死ぬまで無いんじゃないか。あったとしても退職前の有給消化ぐらいだろう。
そんな連休、世間様はいかがお過ごしなのだろうか。
私は映画を観に行きたいがエンドゲームとキングダムの客で混雑していそうで行きたくないというジレンマ(行けや)。
ついでに今日は映画の日で混雑していそうで行きたくないジレンマ。

ここ最近上映中に不快な思いをすることが多くて、多少観賞料が高くなっても人が少ない回、もしくは隔離された席で観たいとすら思うんだよね。 
今でも忘れない上映中のムカつきといえば、ジェイソン・ボーンの時の真横でガサガサスナック菓子を食べだす老婆。
アナベル(ホラー)観賞中にベラベラ喋ってうるさいうえにスマホを光らせまくるオルチャンメイクのクソアマ。 
あのね、コメディ映画で噴き出したり笑っちゃったりとかは全然気にならないの。むしろ楽しさを共感できて尚更楽しい。
でもホラー映画で「ヤバいってヤバいって!」「よく行くよね〜」とか言ってる奴らさ、ここはお前んちのリビングじゃねーんだわ。友達でも知人でもないヤツのそれを聞かされるとどんどん冷めてきて最早ホラー映画自体茶番であることに気付かされて全く楽しめなくなるんだよね。
とにかく最近上映中に平気でスマホを見ている奴が多いけど、そこまでスマホに注意を配らなければならないヤツは映画見に来るなよ迷惑だから。画面の明るさを一番暗くしてても眩しいもんは眩しいんだよ死ね!!!!(調子が出て参りました) 

さて備忘録
・ハロウィン
・ジョン・ウィック(テレビ録画)
・ファニーゲーム 

…。
…。…。この新時代の始まりというおめでたい頃のラインナップじゃねえ。
先ずハロウィン。八・ロ・ウィンハッロウィン。
今作ハロウィンは1作目の続編となっているが、私1作目見てない!!リメイクだと思って全く予備知識なく観に行っちゃった。
とりあえず知っているのは映画「スクリーム」でホラー映画オタの男子が「処女は生き残る」とか「ジェイミー・リー・カーティスはスクリームクイーンなんだよ」とかホラーの解説をしてくれている所の知識のみ!!ただ、オマージュ的シーン(クローゼットガチャガチャシーンとか)がいくつかあるのはわかったよ! 
「ハロウィン」はハロウィンの日にブギーマンと呼ばれるマスクをかぶった男が、ハロウィンにうかれる若者をぶっ殺しまくる映画だと思うのですが、私は調べていないのでどんな映画か断言できません(調べろや)。
そんでそのブギーマンに殺されかかりながらも生き残ったジェイミー・リー・カーティスと、彼女の娘、孫娘がまたもやブギーマンと戦う羽目になる今作。
ジェイミーはターミネーターのサラ・コナーバリに審判の日ならぬ「ブギーマンを殺せる日」の為に武器を集め家や敷地内を改装し、家を砦として「もしも」への備えを万全としていたわけなのですね。そのジェイミーのカッコよさったら!!ステキ!!
かつて散々ホラーで血まみれ泥まみれ、顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃにされ、若手女優はとりあえずおっぱいを晒さなければならないホラー映画会も最早時代は変わり、ターゲットにされてきたヒロインたちは勇敢に戦うようになってきたのだ!!
このテの「弱者の逆襲」映画、最近増えてきたよね。どの映画がそれか言ってしまうとネタバレなので言わないけど、これらの殺人鬼のチート能力に「簡単にやられてたまるか!!」という気概がよろしい。グッとくる。

ところで今作のジェイミーは殺人鬼対策(?)として町はずれ(ってかポツンと一軒家)に巨大なバリケードを巡らし、門には監視カメラ、家の扉の鍵はいくつも締め、なおかつカンヌキまでかけた家に住んでいたし、殺人鬼に2度に渡ってつけ回された「スクリーム」のシドニーは3になるとやはり山の中のポツンと一軒家で、所在を知るものはほんの数人生活をしてたりするんだけど、リアルに殺人鬼のターゲットにされたあとの心理って「誰も来ない様な山小屋」に住みたくなるものなのだろうか。それはそれで恐い気がするんだけど…最早「人間」自体が恐くなってしまって、「人が多くて賑やかで、すぐに助けが呼べる都会」には住めないのだろうかね。
ちなみにスクリーム2では冒頭の映画館のシーンで殺人が行われ、助けを求める被害者の様子は「パフォーマンスかと思った」と誰も助けてはくれないのだった!!これはこれでリアルで恐い。そりゃ日常生活に唐突に暴力沙汰が起こるなんて思えないし。 

そしてブギーマンつながり(というわけではないが)ジョン・ウィック。 
これは昨夜のテレビが余りにも「平成最後の〜」とかうるさくてムカついてきて見たのだ。
ちなみにこの映画の私的クライマックスは、ジョンの亡き妻がジョンの生きる活力とするべくお招きした犬のデイジーが、ジョンの「ベッドにあがってもよいぞ」という許可の後のありがとうペロペロシーンである。
とにかくファッキン強盗たちが車を盗むのは目を瞑るにしても犬を○○すとかホント許せねぇぇぇぇぇぇぇ!!!(号泣)ジョンやっちまいな!!
ウエッティーな髪を振り乱すキアヌと、忘れてたけど出てたんですねデフォー様… 。映画を見ながら冒頭から「この人仕事何してるの?」「ホントに親友なの?」「殺し屋なのに弱くない?」と横からチャチャを入れてくる相方にムカつきながら見ていた。ゴチャゴチャうるさいとブギーマンが来るぞ!!!

最後にファニーゲーム。
…色々聞いていたけどさ…ほんっと胸糞わるぅぅぅぅぅぅ!
この胸糞展開は意図的なものと知っても最初から最後までめっちゃ胸糞。
ストーリーについては書かないけど、とにかく「ホラー・サスペンスのお約束展開」もしくは「こうなってくれ!展開」を全て裏切る作り。
これらは暴力を娯楽とし、勧善懲悪を暴力で楽しむハリウッド映画へのアンチテーゼなんですって。
かなりの胸糞展開に観客が登場人物に感情移入し過ぎない様な演出も含まれている…ん…だけど…その演出(俳優の演技)すらムカつくぅぅぅぅ!
もう冒頭の「卵ください」のあつかましきやり取りの時点で観るのやめようかと思った。
あの「挨拶はきちんとできる」「許可なくずかずか入ってこない」というのに、やることなすことものすごく図々しく、「ボクなんか間違ったこといってる?」みたいな表情と発言…あれ考えた人天才だろ!!そもそもあのゴージャスさのないアントニオバンデラスみたいなアイツの半ズボンなんなの!!俳優の見た目・表情・服装(不快な半ズボン)・手袋(何故か不快)・不快な音楽(別荘でヨットを楽しむ富裕層が聞く曲とは思えないんだけどあのCDは不快なバンデラスの私物か?)とか、細部まで不快感と不安感を煽る演出満載。

そして女優さんの演技も見事なんだけど、「何か着た方がいい」と言われてその服かよ!!?と映画を見ている誰もがツッこんだであろう。
ムカつくけれども見終わった後にニヤニヤしてしまう映画ではある。「虚構」と「現実」の語りなど、皮肉が効きすぎ!!