今年度になって会社での服装が私服OKになり、肩幅爆裂系の私は窮屈な制服ジャケットから解放されて肩こりが軽くなった気がする。
私服OKといっても一応「ビジネスにふさわしい格好」という曖昧な決まりがあり、丁寧にNG服装が書かれた説明書があった。
男性はスーツという基準からあまりにも逸脱しない格好がふさわしいとされる。
そして、女。これが面倒だ。
まず色はビジネススーツでオーソドックスな「黒・紺・グレー・白」が好ましく、ボタニカル柄はダメ。…ぼ…ボタニカル柄ってなんや…ということでググる。…なるほど。あのちっちゃい花柄がびっしりしたようなやつのことをボタニカル柄っていうのね…誰がその呼び方決めた?「細かい植物柄」って書けや(余計わかりづらい)
そしてひらひらしたワイドパンツやガウチョもだめ。…正直今まで散々肉体労働をやらせるときも制服のスカートをはかせていたくせに(重い荷物を持つ時にスカートだと脚をひらいて踏ん張れない)、ガウチョがダメってなんやねんという気もしなくもないが、ワイドパンツと並べて書かれるとガウチョをダメとする意図が汲めるので反論はしない。
つまるところ、ダラダラのビラビラしたような格好がダメってことだ。スカートもひざ丈辺りからすね辺りならいいけど、ミニもロングスカートはビジネスに適さないだろう。
こうした私服OKとなった時、周りの人の服装を見るのが楽しい。もちろん控えめなビジネス服をオシャレに着こなしている人を見るのも楽しいが、服装が「常識」の物差しとなって明るみに出るのがわかりやすくておもしろいのだ。
自分の常識が正しいとは限らないが、あまりにも「自分の常識」とかけ離れている人は大抵付き合いづらい人柄だったりする。自虐BBAなんかいい例で、ダラダラとケツの丈だけが長いシャツと、ダラダラ長いロングスカートを着ている。それでいいと思う神経を疑うが、そもそも私は常識のものさしを持っているがBBAは分度器を持っている可能性があるので測るものが違うと考えて付き合わないのが吉である。まあ、みなさん色んな服装をしていますね。 
ついでにおフェミさんはブラウスの前をズボンに入れて後ろを出す格好を「体系をカバーできるオシャレテクニック」と私に講釈をたれてきたが、その「シャッツ出てるよ」スタイルをだらしないとしか思えない私にテクニックと言われてもwwwそういうのはおうちでやってください。ここは会社ですぅー(憎たらしく)。
しかしこういった規則を考える部署も大変ではあるよね。色んな考え方の人がいるから。

とりあえずスカートで毎日腹がスカスカしていたのを服装で体温調節できるというのはとてもありがたいということで、毎日葬式のようなスタイルで登社している。 

さて、「アナベル 死霊博物館」を観てきた(前が長すぎる)
見た時間が悪かったのかとにかく子供が多く、チャラついた高校生男子(香水臭い)に囲まれ、まあうるさいわ平気でスマホをいじるわ…強制退場ボタンとかあればいいのに。
今回のアナベルは、あの悪魔の人形が心霊研究家のウォーレン夫婦の家に収監(笑)された頃の話。
夫婦が出張で一晩留守にする日に、ウォーレン夫婦の娘のジュディ(美しい)と、ベビーシッターのメアリー(とってもいい子)、メアリーを半ば脅してウォーレン家に押し掛けるダニエラ(普通のホラー映画だと最初に死ぬタイプ)がお留守番をすることに。ダニエラが興味半分でウォーレン家地下の封印を解いてしまったことから恐怖の夜が始まる…というもの。…たった3行であらすじが書けてしまう映画だなぁ。
感想は、まあ、普通のホラー映画でしたねぇ。怖がっている人を観ながら一緒に怖がるホラー。そんでハッキリ見えちゃうホラーであって、ジワジワ系ではないんだよね。戦うウォーレン夫婦ではなく娘が主人公だったので、どうしてもこうなっちゃうわな。
個人的には死霊館とエンフィールド事件が最高だと思うので、これを越えるアナベルシリーズを探すのはもう諦めようかと。通算、スピンオフを含めて7作。7作ってすごいな…。
最後に「ロレイン・ウォーレンに捧ぐ」と実際のウォーレン一家の写真と字幕が出たが、ロレインさん、今年の4月に亡くなられたそう。残念です。それを読んで改めて実在のモデルがいることを思い出すと、映画内にあるエピソード(アナベル人形とか、ウルフマン(?)とか)が実際にあった(かもしれない)エピソードであると再認識してしまい、怖くなる。