観てきた。
これまたアレね。SWファンから酷評されてるね。
もうさ、古参ファン(特にエピソード4〜6をほぼリアルタイムで観て、SWを神格化しちゃってるヒト達)が満足できるものなんか出来るわけないんだから。それはターミネーターにも同じことが言えるわけだけど(また言ってる)ターミネーターバカな私は柔軟にニューフェイトを受け入れたぜ(何アピールだよ)。
「急いでまとめあげました」感はあるけど、私は好きだよ!「こうなってほしいなぁ」という私の希望をおおむね叶えてくれた形だった。悪く言うと意外性がないというか無難なところに落としこんだとも言えるけどガッカリじゃなかっただけ良いのだ。

この続3部作を締めくくる映画を見たことにより、オチはこうなんじゃないの?!みたいな予測と結果を書くので、もうSWのみならずSWストーリー(スピンオフ)のネタバレも含むので、知りたくない方はバックしていただきたし。「スカイウォーカーの夜明け」のネタバレはしないけど。ちなみにアニメのSWは一切観たことないので知らん。




さて、続3部作の最大の謎といえば「レイの両親は誰なのか」だと思うんだけど(いきなりそこ)、私の予測では






スピンオフ作品「ハン・ソロ」のラストより、ハン・ソロの恋人(?)のキーラとダース・モールの子なんじゃね?と思っていました。そんでスカイウォーカーの夜明けでキーラが出てくるんじゃないかと思ったけど、違いました。…これ(親)については、
「お前かよ!!!(というか誰だよ(親)!!)」
というオチだった。

そんでカイロ・レンはライトサイドに戻ってくるのか?レイはダークサイドに堕ちてしまうのか?という予測。これについては希望通りでしたー!!
もう言いたいことはいっぱいあるんだけど、とにかく悪役(悪になりきろうとする)カイロ・レンがとにかく中2くさくて可愛くてしゃーねぇ!!あの馬っぽい顔が可愛い。
偉大すぎる(ていうか伝説とか神話の登場人物みたいになってる)両親や血縁者のプレッシャーに押しつぶされそうな自分を理解してほしいが、周りに弱さを知られたくなくて(英雄の息子が弱いと周りに知られてはいけないという強迫観念とかあったのではと思うの)、同じように孤独で淋しさを抱えた無垢なレイに「手を取れ」「一緒に来い」とかもう、レイもきっとその手を握りたかっただろう!お互いが埋めようのない孤独を持っていることを知っているからこそ手を取りたかっただろう、という切なさで涙が止まらない。
この2人が手を取りあって、幸せに笑ってほしかったんや!!別に恋愛関係になってほしいということではなくて、「ローグ・ワン」のラストのように、お互いを讃えあうようなシーンが見たかったんじゃい!!!

しかしアダム・ドライバーの表情がとにかく良い。鬱々とした青二才の顔が徐々に変わってくるのよ。
そんで後半戦の丸腰カイロ・レンの動きのもっさり感とかがなんだかキアヌ・リーブスとダブって見える。「クンフー習得」状態ッス。
ダース・ベイダーのマスクに対して言っていた「あなたがやろうとしていたことを終わらせる」的なこともきちんとやっている。そんなところはカイロ・レンってとてつもなく純真なんじゃないか?ついでに「やろうとしていたこと」は新3部作を見ていないとわからない。
ついでにレイの親の話も旧3部作を見ていないとわからない。つまるところ、過去作全部観ろということか。

しかしさ「スカイウォーカーの夜明け」で何が嬉しかったかというと、前作までは逃げることしか考えていなかったフィンが立派なレジスタンスとなっていた所に「あんた、立派になって…」という親戚のおばさんの如き心情にさせられて泣けた。