最近キャンプモノが好きだ。
キャンプ芸人とか見ててピロシさんやニシムラ(呼び捨て)達の効率的でおいしそうなキャンプメシとかマジ美味そうだし、あんまりワイワイガヤガヤ煩い感じでないところが好き。ソロキャンを見ているのが好き。反してジ●ニアさんとかの接待オートキャンプみたいなの嫌い。
そして今深夜ドラマの「ゆるキャン△」が毎週楽しみ。ああいうまったりなゆるい感じ、いい。
そんでとにかくコンパクトで効率的なキャンプグッズに関心&ワクワクが止まらん。ちょっと前に時間つぶしに入ったスノーピ●クのお店で見たキャンプ用のお鍋(コッヘル?)とか半分に折りたためるフォークとか、小さいポールを組み立てるだけで完成するキャンプイスとか、見ていて超楽しい。
まあ、キャンプをする気はないのですが(←)

さて、「ジョーカー」がレンタル開始になりましたな。
知り合いが褒めていたので観には行ったんだけど、正直、開始30分で「帰ろうかな…」と思った。
大抵、「ええぇ…」って内容の映画でも帰ろうと考えることはないのに、この映画は思った。 それだけスゴイ(いたたまれない)映画なの!?って意味ではなく、単純にずーっとこの調子でこれから1時間以上続くのかと思うと”ヒマで苦痛”だったからである。

はて、どこまで書くとネタバレになるかも曖昧なくらい盛り込まれたネタというものもないんだけど、最初の30分だけでとにかくフラストレーションが溜まる。
主人公のジョーカーになるひと(名前忘れた)は別に「いいひと」でも「いやなヤツ」でもなく攻撃的でも特に卑屈でもないが、脳に障害がある(んだったか?)ので唐突に笑いだす症状を持っていて、職業はピエロ。
低所得で家では親の介護(?)をし、自分自身も障害持ち(?)なのかな?あのカウンセリングみたいなのは彼が疾患を持っているから受けているのかよくわからんが、とにかく日々楽しいことなど何もなさそうで鬱々とした状態が続き、観ているこちとらも実社会で鬱々としているのにこんなのがずーっと続くの?と思うと帰りたくなったんだ。

でも、この先ジョーカー覚醒してクソみたいな世界に一発ぶち込んでスカッとさせてくれるだろう…もう少しガマン…(高い観賞料も払ったし…)と思い帰らなかったけど、結局「え?なんでそういうことするの?」という行動を繰り返し状況は転がり落ちるように悪化、ジョーカー覚醒、悪のシンボルへ…となるんだけど、環境や状況は「いたしかたない」事で主人公に同情を抱いたけれど、『行動』だけは自分でコントロールできるのに、何故それをするのか!?そこにモヤモヤさせられるんだ。
心のお守り(はぁと)みたいなものかもしれないけど、何故それを手にするのか(←何のことかは映画を見ればわかる)っていうところから、結局全ては主人公が安直な道に走ったからというわけで、悪の言い分を正当化・美化させすぎないところがこの映画のスゴイところなのだろうか。見ていてイライラはしたけどそういうことなのだろうか…。

オチ(最後のシーン)についても色々な説があって、まあ別にどんなオチでもいいんだけど観終わってスッキリとか「なるほどねー」とか思う映画ではなく、モヤモヤしたものがずーっと残る。ついでに世間で絶賛されている中「ん〜、私あんまり…」と意見が言いにくいあたりもモヤモヤさせられる。
単純に「つまらん」とかではなく説明しづらい辺りが誤解されそうで意見できない。
この映画の登場人物はほぼ全員不快で感情移入できず気持が悪い(語弊があると思うが)。理解できない思考回路、思想の持ち主の頭の中を見ているような映画なので、もう観たくないなぁ。そう考えるとやっぱすごい映画だ。